最近ルートラボで非常に長いルートを作図したところ、”点数が8,000を超えているので保存できない”旨のエラーが表示されました。大作のルート図だったので保存されなかった時には一瞬ヒヤッとしました。
この”点数”ですが、作図中に距離の左隣に表示されています。何とか8,000以内に収まるように中継点を減らして図を簡略化したのですが、この点数減らしの作業の時に中継点ごとに減る点数に差があることに気がつきました。その後気になったので色々調べてみたところ、ルートラボの点数の仕様について何となく推測することができました。
道ピタモードの点数
道ピタモードの場合、道路が内部的に持っているコントロールポイントが点数として加算されるようです。コントロールポイントというのは私が勝手に考えた表現ですが、図にすると以下のようなものと思われます。
青線が道路縁で、赤い点がコントロールポイントです。道ピタモードで道路上に線が引かれると、コントロールポイントをつなぐように線が引かれます。そのため、曲線が多い道路だと距離に対して点数が非常に増えることになります。
逆に、直線基調の道路は距離に対して点数は少なく設定されています。
例を挙げると、群馬-長野県境の田口峠は狭岩峡から峠の頂上まで8kmほどですが、道ピタモードでルートを描くとここだけで500点も点数が増えます。
点数が少ないのは高速道路が代表的です。圏央道の鶴ヶ島ICから関越道の花園ICまでは33kmほどありますが、点数は450点ほどで済みます。
直線モードの点数
直線モードの場合、直線の長さに関係なく一律”39前後”の点数が加算されるようです。なので、全て直線モードでルート図を描くと205点前後で打ち止めになってしまいます。
点数を少なく作図するには
サイクリングロード等を含むルートを作図するとこの点数オーバーが起きがちです。サイクリングロードは道ピタモードが利かないので、直線モードを使って極力大ざっぱに作図するのがいいと思います。道をトレースしようと細かく直線を描いているとすぐに8,000点に達してしまいます。
道ピタモードで描いているのに8,000点に達してしまう場合は、曲線の多いところを減らすようにするといいと思います。ルート内でつづら折れなどの箇所を探し、そこだけ直線モードに切り替えて大ざっぱに描き直します。こうすると道ピタモード時より点数を減らせます。
以上の点に注意すると点数オーバーを回避しやすくなると思います。