善光寺平から上越方面に行くためにはどこかしらの峠を越える必要があります。今回は飯山市北部の伏野峠の頂上まで行ってみました。
伏野峠は国道403号の峠です。国道403号は非常に長い国道で、松本から聖高原を経て須坂を経由、志賀高原を経て飯山市北部から新潟に入り小千谷に至ります。
国道403号は飯山駅付近で国道117号と合流し、しばらく重複しますが桑名川駅の手前で千曲川左岸に分岐します。
左岸側に分岐するところの様子です。
しばらく県道408号と重複し、国道403号が左に分岐します。登り始めるとすぐに清掃センターがあり、そこまでは道が良いのですがそこから先は国道ながらほぼ林道並みの規格になります。
道路全体が狭あいなので4t車以上は通行止めになっています。実際に走った感じだと4t車どころか普通の4輪車もかなり厳しい路線だと思います。
大体このような規格の道路が連続します。
途中に農業用のため池と思われる池があるのですが、これがなかなかきれいです。調査日当日は風が吹き抜けてかなり気持ち良かったです。
途中には多少広めのところもあります。
基本的には普通4輪車ちょうど1台分くらいの幅のつづら折りが延々と続く感じです。このようなコーナーが後から後から出現する峠です。ヤブが深いので対向車には注意が必要ですが、静かなので音で警戒はできると思います。
こちらが峠の頂上です。特に見晴らしが良いわけではないのが残念ですが、これは峠が稜線上の少しへこんだところに設定されているからだと思います。
稜線の道は”信越トレイル”という名称がついているそうで、登山者には人気のルートになっているようです。
全体を通して見ると登り口からは延長約12km、平均勾配は6%前後という大ボリュームの峠です。ただし、勾配がきついのは序盤の2-3kmほどで、後は6%前後のつづら折れの連続です。
道は狭いので大変ですが、路面状況は基本的にとても良いので、自転車で走る分には比較的チャレンジしやすい峠だと思います。交通量は極小なのでゆっくりと登りに取り組めます。
道が狭すぎるので対向の交通と衝突するリスクがまあまあ高めなのと、あまりにも人の気配がなくてちょっと心配になるのが難点です。