冬場に千曲川サイクリングロード沿いを走行しているとよく見られるのが逆転層です。逆転層というのは気象現象で、通常高度が高くなるほど低くなるはずの気温が逆に高くなっている層のことです。
この層が存在すると地表の空気の方が上空の空気より温度が低くなってしまい、空気の対流が発生しにくくなります。結果、地表付近に煙やもやが滞留するという現象が発生します。
そこまで明瞭に層が分かれているようには見えませんが、煙がなかなか上に立ちのぼらず、地表付近に滞留している様子が観察できます。
放射冷却による地表付近の冷え込みが厳しい長野県ならではの現象です。