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福島の鉄道旅行(4)

福島駅-郡山駅-会津若松駅

2日目は福島駅から東北本線で南下し、郡山駅へ向かいます。

始発列車を利用したのでまだ駅のNewdaysも営業していません。

福島駅の在来線ホームはターミナル駅らしい立派なものでした。発車時にあまり聞き慣れない軽快なメロディが結構長くなるのですが、これは地元出身作曲家の古関裕而氏を記念して代表曲である”高原列車は行く”という曲が採用されているのだそうです。

東北本線の車両は昨日の阿武隈急行に引き続きE721系で、快適な移動となりました。まだ朝が早かったので東北本線区間では車窓は楽しめませんでした。

郡山駅-会津若松駅

郡山駅で乗り換えて磐越西線で会津若松へ向かいます。比較的乗り継ぎがスムーズだったので郡山駅はあまり見る時間がありませんでした。

車両は続けてE721系でした。猪苗代駅に近づくにつれて天候が変わり、猪苗代周辺は雪が降っていました。猪苗代駅を出てから会津盆地に下っていく過程で、勾配を緩和するためなのか線形が非常にくねくねしていたのが印象的でした。ただ、曲線が多いためか会津盆地の風景を見ながら列車が下っていく車窓は結構見応えのあるものでした。

会津若松駅

会津若松駅で会津鉄道に乗り換えて会津田島駅へ向かいます。乗り換え時間が結構あったので駅周辺を少し見てみました。

駅舎と駅前のロータリーはとても大きいものでした。

写真左奥に大きい屋根が見えますが、これはかつての貨物駅だということです。鉄道コンテナがまだ置いてあるので、自動車輸送はしているのかもしれません。

駅北側には扇形の車庫と転車台があります。現役で使用されているものは珍しく感じます。

会津若松駅からの乗車券購入

会津若松から会津田島を経て鬼怒川方面に抜ける場合、気になるのは乗車券の買い方です。JRのきっぷは会津若松までなら買えますが、ここから先は会津鉄道・野岩鉄道・東武鉄道の3事業者をまたいで移動することになります。

駅の自動券売機では会津田島駅までの乗車券が買えますが、みどりの窓口であれば東武鉄道の特急停車駅までの乗車券が買えるということです。私が行ったときには窓口が結構混み合っていたので、一旦会津田島までの乗車券を券売機で購入しました。

会津若松駅-会津田島駅

会津若松駅からは会津鉄道で終点の会津田島駅に向かいます。ここからは気動車となり、会津若松出発時点で車内はかなり混雑していました。会津田島まで行く人は意外に少ないようで、多くの方は途中の芦ノ牧温泉駅と湯野上温泉駅で降りていきました。

約1時間ほどの乗車で会津田島駅に到着しました。

会津田島駅

会津田島駅からは東武鉄道の特急リバティに乗り換えて栃木駅まで向かいます。特急券は事前にWeb予約してあったのですが、乗車券がないので会津田島駅で購入することにしました。

会津田島駅には自動券売機がなく、乗車券や特急券は窓口で購入する形式になっています。会津田島から栃木までの乗車券をお願いしたところ、いわゆるよく見る磁気きっぷの形態ではなくロール紙に印字されたきっぷを発券してくれました。

乗り換えで少々時間があったので駅周辺を見てまわりました。会津高原は雪で、市街地にあまり雪がなく山にだけ雪があるのはちょっと長野っぽさを感じました。

駅前を通る国道121号はなかなかいい道路で、自転車で会津高原を走ってみるなどというのも楽しそうだなと思いました。

会津田島駅-栃木駅-高崎駅

会津田島を出発する特急リバティは3両編成で、途中の下今市駅で日光方面からやってくるリバティを増結して浅草に向かうという運用になっていました。野岩鉄道区間は線形があまり良くないのもあってかのんびり目に走行する感じでした。

最初はほとんど乗客はいませんでしたが、途中の湯西川温泉駅でほぼ満席になりました。リバティは全席指定席の列車ですが、当日は「全席売り切れ」とのアナウンスがされていたので繁盛している様子でした。

下今市まで下ってくるともう完全に関東平野で、リバティも本領発揮で軽快に走行し、栃木駅に到着となりました。

栃木駅でJR両毛線に乗り換えるのですが、会津田島で購入した切符は自動改札を通せないので、有人改札で乗車券を渡して東武鉄道の改札を出ました。

栃木駅からは両毛線で高崎へ、高崎からは北陸新幹線に乗って長野方面に戻りました。

高崎駅です。ここまで戻ってくるとちょっとホッとします。

感想

福島県の浜通りや会津地域などは今まで訪問したことのない地域だったので、今回初めて地域の様子を知ることができて大変満足しました。私の普段の鉄道旅行は移動が主目的になってしまいがちなのですが、今回のように乗り継ぎにあわせて多少駅周辺を見るパートを入れても良いと思いました。

冬の鉄道旅行はおすすめ

鉄道旅行というと何となく温暖な時期の方が良さそうに感じますが、冬は冬で車両の中がひたすら暖かいので私は気に入りました。何となく車窓に飽きたら暖かいのに任せてうとうとできるので、旅全体の体験としてなかなか良かったです。

今回はなかったですが、荒天や除雪による運休や倒木などによる運休だけにはちょっと気をつけておきたいところです。

在来線特急もおすすめ

今回は特急ひたちに3時間近く乗車しましたが、在来線特急は車窓から見るものが結構たくさんあるので良いものだと思いました。もちろん新幹線が一番快適で速いのは間違いのないことですが、道中の普通列車や通過する各駅を見ながら旅をするのもなかなか良かったです。

また機会があればどこかに出かけてみたいと思います。

福島の鉄道旅行(3)

槻木駅-福島駅

槻木駅から第三セクターの阿武隈急行線に乗り換えて初日の目的地である福島駅へ向かいました。

阿武隈急行線は元々国鉄の丸森線という路線だったそうで、槻木駅構内から改札無しで乗り換えることができます。

しかしそのまま乗り換えてしまうと事前に買っておいたJRのQRコード乗車券がどうなるか良く分からなかったのと、阿武隈急行線の料金の精算方法がどうなるかわからなかったので、一旦出場することにしました。

阿武隈急行線の乗車券売り場は2Fのコンコース上にあり、自動券売機で福島までの切符を買って電車に乗り込みました。

車両はAB900系というJR東日本のE721系と同型の車両でした。阿武隈急行の導入車両は編成ごとにカラーリングが違うのだそうで、私が乗った編成はピンク色でした。

車内は東北本線から乗り換えてきたと思われる通学客が中心で、何となく長野電鉄などと車内の雰囲気が似ているように感じました。

AB900系は非常にきれいな状態で運行されており、内装外装ともよくメンテナンス・清掃がされているのではないかと思いました。AB900系固有の使用なのかは分かりませんが、車内の自動放送が始まるときにJR東日本の特急列車で流れる4点チャイムが鳴るのがちょっと面白かったです。

梁川駅

途中の梁川駅で系統が別れているらしく、福島行きをしばらく待つことになりました。

梁川駅は阿武隈急行の拠点駅なので駅舎も大きいです。駅構内にはそば屋さんが営業しているということでした。

福島方面の様子です。

私が乗ってきた車両は車両基地から出てきた別の編成と連結し、再び仙台方面へ出発していきました。

福島方面から到着した列車が折り返しで福島行きとなるため、そちらに乗ります。梁川駅まで来ていると福島駅はもうすぐです。

AB900系の輝きが良く分かります。

福島駅に到着しました。変わっているのは阿武隈急行と飯坂線のホームが同じということです。上の写真の左手が阿武隈急行、右手が飯坂線となっています。

もっと混乱するのは改札で、両社の係員の方が改札にそれぞれ立っているように見えました。どちらの制服がどちらの会社かなどが分からなかったので心配になりましたが、乗車券は集札してもらえました。

その後、せっかく東北まで来たのでヨークベニマルを探検し、夕食のお弁当を調達しました。その後福島駅そばのビジネスホテルにチェックインし、初日は終了となりました。

(続きます)

福島の鉄道旅行(2)

浪江駅-原ノ町駅

浪江駅からは常磐線の普通列車に乗って原ノ町駅に移動しました。車両はE531系だったので、首都圏の電車という感じでしたがクロスシートから車窓はゆっくり楽しめました。

Suica首都圏エリアと仙台エリアの間にある桃内駅も含めて4駅の乗車で原ノ町駅に到着しました。

原ノ町駅-岩沼駅

原ノ町駅構内を探検

仙台方面の様子です。

原ノ町駅は常磐線の運転系統が分かれる駅で、水戸方面は多くが水戸またはいわき-原ノ町間を、仙台方面は仙台-原ノ町間での運転になっているようでした。特急ひたちのみがこの駅をまたいで運行されています。

記念に駅名標の写真を撮ったのですが、どうもフォントが現在JR東日本で標準的に使われているものと違うようでした。昔のものなのかどうかが記憶にないので何とも言えないのですが、ちょっと見慣れない感じがしました。

跨線橋は廃レールで作られているものだったのでさっそく銘をしらべたかったのですが、あいにく塗装が厚めに塗られていて読み取ることはできませんでした。

水戸方面の様子です。

運転系統が分かれる駅だけあって構内は結構広く、留置されている車両などもいました。

原ノ町駅-岩沼駅

ここから仙台行きの列車に乗って、東北本線と合流する岩沼駅で下車します。

原ノ町からは結構多くの人が乗車していました。途中の相馬駅では多くの乗り降りがありましたが、ほとんどの人は仙台方面までそのまま乗り通しているようでした。

車両はここからE701系となり、車両からもいよいよ東北にやってきた感を感じられるようになってきました。踏切など要所を通過する際に警笛を吹鳴し、結構良いペースで走行し手板のが印象に残りました。

岩沼駅-槻木駅

岩沼駅構内を探検

東北本線と合流する岩沼駅で下車し、東北本線の福島方面の列車に乗り換えます。次の槻木駅で第3セクターの阿武隈急行に乗り換え、福島駅に向かうという計画です。

岩沼駅は旅客駅と貨物駅の機能が一緒になっているということもあってか、駅自体が非常に大きく感じました。私が駅に着いたときも反対側のホームに貨物列車が停車中でした。

ホームに面して貨物列車が停車しています。

乗り換えに少々時間があったので駅の構内を見て回りました。私はこういう幹線のターミナルっぽい駅が好きなので、とても楽しめました。

福島方面の様子です。写真左奥がJR貨物の岩沼駅です。
福島側から駅全体の様子です。

(続きます)

福島の鉄道旅行(1)

前々から常磐線のいわき以北を鉄道で旅行してみたいと思っていたので、福島県を中心に南東北を鉄道でぐるっとまわる鉄道旅行を企画してみました。

行くのがちょっと難しいいわき以北

長野から出発になるので高崎まではどうしても新幹線にはなりますが、その先をうまく工夫して安くいわきから先へ行けないか検討してみました。しかし、いわき以北は列車の本数自体が非常に少なく、特に日中の時間帯はいわきから原ノ町まで行ける列車が3時間空いているタイミングもあります。

結局あれこれ考えましたが、一旦上野まで行って特急ひたちの仙台行きに乗るのが最も良さそうという結論になりました。

1日に3本だけですが、いわき以北に行く仙台行きの特急があります。

E657系はシートの座り心地が非常に良く、乗車時間は3時間ありましたが快適な旅ができました。平日ということもあって車内はほぼ満席でした。何となく水戸やいわきに向かう人が多いのかと思っていましたが、目的地は皆さん様々なようで、特に水戸からいわきの間の停車駅でパラパラ人が降りていくような感じでした。

特急ひたちの車窓風景

在来線特急はあまり乗る機会がないですが、沿線に見るものが多く車窓も楽しめました。特に常磐線の場合は元々複線だった区間を単線化しているところがあり、放棄された設備がところどころに見られるのが興味を引きました。

今回は進行方向向かって右側に座席を取ったところ、途中で海が見えるところもありこちらも楽しめました。

水戸以北では沿線に大きな工場が次々に出てくるので、Googleマップで何の工場かを調べながら風景を見ていたのですが、ほとんど日立グループの事業所だったのには驚きました。

浪江駅から道の駅なみえ

浪江駅で特急を降りて一旦改札を出ました。この浪江駅はJR東日本のSuica首都圏エリアの端の駅なので、上野からSuicaで乗車した場合でもSuicaを使って下車時精算ができます。面白いことに1つ先の桃内という駅は緩衝地帯の如くSuica首都圏エリアにも仙台エリアにも含まれていません。2つ先の小高駅はSuica仙台エリアの端の駅となっています。

せっかく降りたので駅からちょっと離れた道の駅なみえに行って名物の浪江焼きそばを食べることにしました。

駅から1kmほど離れたところに浪江町役場やイオンがあります。国道6号もこの付近を通っており、ロードサイド店舗がいくつかあります。訪問時にはすき家が新規に建設中でした。

こちらが浪江焼きそばです。麺が太いのが特徴です。豚肉も厚めに切ってあってボリューム感があります。昼時に行ったからというのもあるかもしれませんが、注文してから1分と立たず出てきました。

道の駅なみえの特徴として、ポケモンをテーマにした公園が併設されていることと、無印良品が併設されていることがあります。観光の拠点的な機能が集約されているような印象を受けました。

再び浪江駅へ

道の駅なみえの裏を流れている請戸川に沿って浪江駅に戻りました。ちょうど白鳥が数羽やってきているようでした。

請戸川沿いには遊歩道があり、桜並木が有名だということです。

線路沿いを歩いて駅のほうに戻りました。

浪江駅からは普通列車で原ノ町駅へ向かいます。しかし、ご紹介したように浪江駅はSuica首都圏エリアの所属なのでここからSuicaで列車に乗ることはできません。JR東日本の東北地区ではえきねっとアプリでQRコード乗車券が購入できるので、今回はそちらを事前に買っておきました。

(続きます)

帰ってきました

福島から会津若松を経て、会津鉄道・野岩鉄道を経由して長野に戻ってきました。初めて訪問する地域ばかりで楽しい旅でした。

これは乗り換えで1時間くらい滞在した会津若松駅です。ホームの構造が独特でした。
会津鉄道の会津田島駅です。ここから特急リバティに乗り換えて栃木県へ移動しました。

高崎から東武鉄道で都心に出る

先日東京に行く用事があったのですが、時間があったので高崎で新幹線を降りて、東武鉄道経由で東京方面に向かうことにしました。

高崎からはJR両毛線で伊勢崎駅へ移動し、伊勢崎駅からは東武伊勢崎線で太田駅・館林駅を経由して久喜駅まで向かいました。久喜駅からはJR宇都宮線に乗り換えて東京方面に向かいました。

伊勢崎駅は想像していたのとだいぶ違い、高架の新しい駅でした。調べてみると今の駅舎になったのは2010年頃とのことです。

東武伊勢崎線のホームから館林方面を見た様子です。写真左側奥がJR両毛線の線路です。

東武伊勢崎線の両毛エリアは地域輸送が主体といった印象で、のんびりした電車の旅が楽しめました。

こちらは乗り換えで降りた館林駅です。3路線が乗り入れていることもありホームの数が多く、大規模な駅です。館林駅から東京方面へは日中は久喜行きが設定されていますが、朝のラッシュ時は浅草行きもあるそうです。

久喜方面です。この先に車両工場があり、電車の窓から少しだけ様子を見ることができます。

ちょっと意外に感じたのは館林-久喜間が短く感じたことです。後から地図で確認しましたが、館林以西と比べて若干駅間の距離が長いのでそう感じたのかもしれません。そうこうする間に利根川を渡り、羽生や加須、鷲宮などの以前自転車でよく走った懐かしいエリアを通過して久喜駅に到着しました。

高崎-大宮間を在来線移動にするにしても順当に高崎線を使えば1時間半くらいのところ、このルートだと2時間半くらいはかかってしまうのですが、普段乗らない電車に乗るのはなかなか楽しいものです。

長野-高崎間を在来線のみで移動する

高崎に行く用事があったのですが、時間的にだいぶ余裕があったので長野から高崎まで新幹線を使わずに移動してみました。

長野から高崎までは元々信越本線で1本でしたが、北陸新幹線の開業に伴い横川-軽井沢間が廃止となり、あわせて篠ノ井-軽井沢間は第三セクターのしなの鉄道に移管されました。

鉄道の廃止された横川-軽井沢間については代替交通手段として路線バスが出ているので、これを使うと信越本線→しなの鉄道→路線バス→信越本線という組み合わせで高崎まで移動することができます。

長野-軽井沢

長野-軽井沢間は信越本線としなの鉄道で移動します。JRと第三セクターの路線が分かれているのですが、運行は一体になっているので軽井沢・小諸方面に向かう列車に乗ればOKです。長野から軽井沢まで直通する列車もそれなりに設定されています。

長野駅の在来線改札口です。

長野から上田までは平日・休日問わず輸送密度がかなり高い区間ですが、上田以東は比較的閑散とした雰囲気になります。道中では各駅で国鉄時代からの鉄道設備が色々と確認でき、興味深いです。

私が乗ったときには車両が115系でしたが、115系にはトイレ設備がないので少々注意が必要です。長野から軽井沢まで通して乗る場合は1時間半前後の旅になるので、お手洗いは事前に済ませておいた方が良いと思います。

人気の115系ですがお手洗いはありません。

軽井沢駅

しなの鉄道の軽井沢駅は旧駅舎が復元されており、レトロな雰囲気の改札や待合室があります。また、構内や周辺には碓氷峠で使用されていた電気機関車EF63の保存車をはじめとした鉄道関連の展示物が数多くあります。駅設備そのものも含めると駅だけでも結構な見応えのある場所です。

軽井沢-横川

軽井沢からはJRバス関東の路線バスに乗り換えます。路線バスという表現をしていますがバス自体は横川駅への直行便で、途中の停留所はありません。

事前におつりのないように運賃を準備しておくとスムーズです。

バスは高速バス用の車両が使われています。運賃は520円で、現金前払いとなっています。

ダイヤは軽井沢駅・横川駅それぞれで鉄道と連絡ができるように組まれているので、乗り継ぎで長時間待たされるようなことはないようです。

乗車時間は40分弱と言ったところで、国道18号の碓氷バイパスを通るルートで横川駅に向かいます。碓氷バイパスを通る場合でも横川方面へは片勾配の峠なので、頂上を過ぎてからは長時間の下りが延々続きます。しかしドライバーの方はさすがの技術で、危なげなく下りの峠道を下っていきます。

バスは横川駅すぐ横の駐車場に到着します。

横川-高崎

横川から高崎までは改めて信越本線での移動になります。横川駅は今でもかなり大規模な駅設備を有していて、駅自体がかなり興味深いスポットです。バスとの乗り継ぎが良かったので残念ながら納得いくまで探検とはいきませんでしたが、改めて見に来てみたい駅だと感じました。

設備はかなり撤去されているそうですが、それでも大規模な駅に感じました。

到着

こうして無事に高崎に到着しました。時間はおおよそ3時間程度かかり、運賃は全体で2,696円となりました。新幹線を利用する経路に比べると大ざっぱには2時間程度多くかかり、2,000円程度運賃が安いということになります。

節約目的で選択するには時間のロスが大きい気がするので、あくまでも旅行や公共交通機関に関心のある人向けの経路という感じではありますが、路線バスも含めて一定の便数が確保されているので実用的なルートであることは確認できました。

宍道駅の廃レール構造物

山陽山陰の鉄道旅行で見つけた廃レール構造物です。今回は山陰本線の宍道駅のものです。

宍道駅はホームの屋根については木造の構造物で支えられていますが、跨線橋に廃レールが使用されていました。

こちらの写真は製造年は読み取りにくいですが、新日本製鐵のSロゴは明瞭に判読できます。

こちらの箇所は塗装が薄めなのか刻印が読み取りやすかったです。製造年は1935年ということです。いわれてみれば1つ前の写真の製造年も1935と刻印されているように見えます。

今回の旅行で発見できたのは新見駅と宍道駅の2ヶ所でした。今回は割と乗り継ぎをタイトに設定してしまったので駅をゆっくり見る時間が取りづらかったですが、次回以降の鉄道旅行では駅を見る時間を作るような旅程を計画してみても良さそうです。

新見駅の廃レール構造物

4月に出かけた山陽・山陰地方の駅でいくつか廃レールを使った構造物のある駅を見かけました。その中から伯備線の新見駅です。

非常に分かりにくいのですが、右側のレールに星のようなマークが入っています。このアルファベットのSを星形で囲んだようなマークは日本製鉄(当時の新日本製鉄)のものだと思います。しっかり再塗装されているので製造年など刻印の細かい部分までは判読できませんでした。

こんな感じで柱部分がレールになっていました。廃レールの構造物は見た目のクラシックな雰囲気もあって美しく感じます。