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犀川の旧明治橋を昔の航空写真で見る

先日の長野ツーリングで「やはり旧橋の跡らしきものがある」ことがわかった明治橋を、昔の航空写真でチェックしてみることにしました。

旧橋の跡らしき行き止まりがこれです。

国土地理院の空中写真閲覧システムで1975年の写真と2010年の写真を比較してみました。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成] ※黄線は旧橋位置

比較してみると国道19号の線形がずいぶん変わっていることに気づきます。当然、現在の方が直線的になっています。明治橋についてはやはり左岸側の橋台位置は変わらず、右岸側の橋台だけが移動しています。上の写真は右岸側の橋台跡と思われます。

写真をよく見ると、橋の構造も違うことに気づきます。旧明治橋は上部にトラス構造があったようです。トラスらしきものが見えますし、水面に影が伸びているのでわかりやすいです。新橋は普通の桁です。

国道19号の幅員自体も大分変わっているのがわかります。想像ですが、恐らくもうちょっと西の大安寺周辺の大町街道のような雰囲気だったのではないかと思います。

ピンポイントの比較ですが、これだけでも結構違いを楽しめました。

山と高原地図

おなじみ昭文社のマップルシリーズの地図です。登山用に特化した内容で、登山に役立つ情報が高密度に書き込まれています。

161009_01

近日中に登山やトレイルランニングを始める予定はないのですが、単純に山の中の登山道網がどうなっているかを見てみたくて買いました。国土地理院の地形図にも登山道として図示される点線の道がありますが、あれは必ずしも快適に歩ける道とは限らないんだそうです。

意外な収穫もありました。それは、”山間部のトイレ情報が充実していること”です。山の方を走っているとどうしてもコンビニ等の密度が薄くなるので、トイレは心配になります。

この地図を見てみると意外に公衆トイレというのは色々なところにあるようです。登山道中のトイレは自転車ツーリング時に寄るわけにはいきませんが、車道沿いのトイレ情報も結構あったので、今後役立ちそうです。

Googleマップの図式変更

今回はIT系メディアだけでなく、大手紙でも記事になっていました。

Googleマップ、道路の輪郭廃除などのデザイン変更でより見やすく 配色も変更

[ITmedia]

道路の縁取りがなくなったほか、幹線道路の着色も薄くなったので、全体的に淡くなった印象です。ちょっとbingマップに似た感じになりました。

注記もフォントが大きめになったほか、図中に表示される件数も少なめに調整されているように思います。

ちなみにある程度大縮尺まで拡大すると、以前の図式に戻ります。ズームして見るときは色合いがはっきりしていた方が見やすいだろうという配慮なのかもしれません。

今回の変更は決定版らしく、以前あったような”前の図式に戻すボタン”のようなものはありません。

長野市内の公衆トイレ情報

もう長野市の西側は何回か走って公衆トイレの場所も覚えましたが、市のWebサイトに市が管理している公衆トイレの一覧がありました。

衛生センター所管の公衆トイレ

[長野市ホームページ]

外観写真と地図の情報も合わせて閲覧できます。30番の七二会支所の前の公衆トイレや、43番の戸隠宝光社前の公衆トイレなんかはよく知っている場所です。

そして何より、鬼無里にも市衛生センター所管のトイレがあります。鬼無里神社の裏手にある公衆トイレです。

151022_1544番の須田町というのがこれです。2015年の秋に訪問した時の写真です。

ルートを設計する時にこういった情報で事前にトイレを押さえておくと、安心して旅行ができそうです。

Yahoo!地図の図式がリニューアル?

ここ数日気づいたことなのですが、Yahoo!地図の図式が変わっているようで、右上に”前の地図に戻す”というボタンが表示されています。

同じ場所を表示して切り替えながら使うと分かりやすいのですが、新旧比較はこんな印象です。

  • 全体的に情報量が減少(特に小縮尺時)
  • 幹線道路以外の道路が目立たなくなった
  • お店や郵便局等々の地図記号が変更された
  • 等高線が表示されなくなった

今のところYahoo!地図ブログ<http://blog.map.yahoo.co.jp/News/>などにお知らせも出ていないので、試験運用中というところでしょうか。

基本的な見た目はほぼ変わらず、表示される情報が減って見た目がすっきりしたので、なかなか良マイナーチェンジなのではないかと思います。

 

ルートラボのルートを見る機能がJavascript化

Silverlightの心配をしているそばからJavascript化してくれました。

ルートラボの一部機能をJavaScript化しました
[Yahoo!LatLongLab]

現状はSilverlight版と共存しており、ボタンで切り替えられるようになっています。

今後もJavascript化は進めていく、ということでありがたい方針表明です。

ルートラボでSilverlightを使わずにコースの獲得標高を見る方法

先日Silverlightを入れていないとルートラボの閲覧モードで獲得標高が表示されないという話を書きました。

何とか他に方法はないかな…と探していたところ、コースの印刷プレビューを行うと見られることが分かりました。
閲覧モードの画面の一番下に”ルートを印刷”という機能がありますが、これをクリックして表示される印刷プレビューには獲得標高が載っています。
1アクション増えてしまいますが、この手を使えばSilverlight無しでもうまいこと使えそうです。

自転車のナビゲーション方法

趣味で自転車に乗っていると言うと時々「道順はどうやって把握しているのか」という質問を受けることがあります。
これだけ技術も進んでいますのでナビ付きGPS端末やあるいはスマートフォンをナビ代わりなどの現代的な方法もありますが、
通常”コマ図”を使ってナビゲーションをしています。

コマ図とはラリーなどで使う交差点名や目標物を組み合わせて右左折の指示を記入したものです。
大原則として”道なりに進む”というルールがあるので、情報をコンパクトにまとめることができます。
普段使っているのは地図が入っていないのでコマ”図”ではないのかもしれませんが、基本的にはコマ図を参考にしたものです。

仮に神保原駅から土坂峠経由で秩父を通り、深谷駅まで行くコースを考えます。

指示の内容は以下の通りとなります。

神保原駅 南口
信号 右 左
四ツ谷 直進
三町 右
三町西 左 R22
16k 神泉総合支所前 右
突当 左 R462
36k 左 R71 土坂峠へ
52k 宮戸 右
黒海土BP前 左 R299
70k 上野町 左 R140
96.5k 山崎公会堂前 右
Y字 歩道橋で右折 R62
深谷駅 北口
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ルートラボとSilverlight

いつも自転車で走ったコースを紹介するのに使っているYahoo!のルートラボの話です。

ルートラボ
[Yahoo! LatLongLab]

”ルートを描く”を選んでみると分かりますが、Silverlightで作られている部分があります。
このSilverlghtはNPAPI(Netscape Plugin Application Programming Interface)なので、最近のGoogle Chromeなどでは動作しません。

一応ベータ版ながらJavascript版の”ルートを描く”を使うことができます。
ChromeかSafariでないと動かないという注意書きがありますが、Operaでも動くので問題ありません。

ただしSilverlightを入れていないとマイページでコースの獲得標高を見ることができません。
これは結構気になる方も多いのではないでしょうか。

マイページのJavascript版ができれば万事解決、というところですが、ルートラボもここしばらく更新はされていませんしどうでしょうか。
MicrosoftはSilverlightを今後更新する気がなさそうなので、Silverlightをサポート切れまで使い続けるというのは回避したいところです。

Yahoo!地図に混雑レーダーが実装される

何かと重宝するYahoo!地図に混雑レーダーというレイヤが追加されたそうです。

人混みが嫌い/好きな人に朗報、「Yahoo!地図」アプリに「混雑レーダー」装備、人の多さを地図上でヒートマップ表示
[Internet Watch]

混雑度はYahoo!の防災速報をインストールされた端末の位置を元に算出しているそうです。
ご存知ルートラボといいYahoo!カーナビといいYahoo!の地図情報サービスは優秀なものが多い気がします。

最近の電車車両はざっくり乗車率を測れるセンサがついているものが多いので、首都圏限定でも電車の混雑度なんかもマッピングできたら面白そうな気がします。