自作PC」カテゴリーアーカイブ

新しいPC(Ryzen機)の構成

2011年の12月以来にマザーボードとCPUの更新をしました。

現在の構成はこんな感じになっています。

  • CPU:     AMD Ryzen5 1600X
  • メモリ:    DDR4-3000(とりあえず2133で動作) Corsair CMK16GX4M2B3000C15 8GB*2
  • マザーボード: ASUS PRIME X370-PRO
  • 電源:     Owltech SSR-650RM(650W)
  • ストレージ:  Western Digital WDS500G1B0B(500GB)
  • VGA:     Radeon R9 270X
  • OS:                   Windows10 Home 64bit

CPUは結局1600Xにしました。Ryzen3でもFX-8120比で倍くらいの計算能力にはなるのですが、やはりスレッド数が増えた方がアップグレードの甲斐もあるだろうということで1600Xにしてみました。定格は3.6Ghzなのですが、自動設定にすると3.9Ghzで固定されます。

メモリは心配だったのでマザーボードの動作確認リストに載っているメモリにしました。後から考えてみるとメモリのランクを心配する必要があったのですが、まあそこまで詰めた設定をするわけでもないしまあいいか、という感じです。

マザーボードはB350チップセットのものでもよいかと思いましたが、どうもこれという製品がなくX370採用のASUSの製品にしました。今回はマザーボードは水冷化していません。マザーボードで水冷対応可能なものを選ぶと、どうしても価格帯が高くなってしまいます。

マザーに限らずですが、水冷にこだわると対応部品を選択する過程でどんどんハイエンド化するという現象が起きるので、今回は空冷で行くことにしました。ASUSのスタンダードなマザーボードは見た目がうるさくなくて好きです。

ストレージはM.2 SSDを投入しました。何かとスペースに制約のある水冷PCではM.2 SSDはありがたい存在です。せっかくのM.2ですが容量と価格重視でSATA接続のものにしています。速度的には全く不満はないですし、500GBあれば自分の用途には十分なのでこれでOKです。

OSは今回マザーごと更新になるので新たに調達しました。その他のパーツは既存の構成からの流用です。

第一印象としては速くなったといえばなったのですが、これは単にOSをクリーンインストールしたせいかもしれないので何とも言えません。ただ、Cinebenchを実行してみるとやはり1400以上の数値が出るので、やはり圧倒的に速くなっているのは間違いないです。あとCinebenchのマスが一度にたくさん埋まるので面白いです。

しかもそれでいてCPU温度は3.9Ghz固定で40度前後に収まっているので、本当に大したものだと思います。家のPCでこんなの使ってしまって良いのかな?と思っています。

Ryzen機ついに完成

各部品の値段も落ち着いて、マザーボードのBIOSも一段落したかな、と思っていたところだったので思い切って更新しました。

CPUはRyzen5 1600Xにしてみました。今日のところは組めただけというところなので、細かい設定の詰めや環境構築はこれからです。

まずは事故なく無事に組めたので、その点は非常に良かったです。

ROG MAXIMUS IX EXTREMEの水漏れ検知機能

ASUSのROG MAXIMUS IX EXTREMEは、ハイエンドマザーらしく水冷ブロックが既に装着された状態で販売されているマザーボードです。単に水冷ブロック装着済みというだけでなく、水温や水漏れ、流量までマザーボード上で計測できるそうです。

水漏れを検知して自動シャットダウン、最先端のマザーボード用水冷ヘッドは結構賢い

[AKIBA PC Hotline!]

G1/4のネジ穴の外周部がセンサーになっているようです。

漏水事故自体あってはならないことですが、こういう機能があれば少しでもパーツが助かるかもしれません。
以前から流量センサーや水量計などは単品の製品として流通していましたが、あれもこれもと搭載するとどうしてもゴテゴテしがちなのが難点でした。この製品はマザーボードでオールインワンになっているので、すっきりと装備できて良いと思います。
気になったのでマニュアルもWeb上で読んでみたのですが、水漏れや流量はマザーボード上の9ピンコネクタに情報として送られているようです。9ピンならもしかして実体は内蔵USBコネクタなのでは?と思うのですがどうなんでしょう。

水冷式のPC電源

恒例のComputexの展示品に、水冷式のPC電源が出品されるそうです。

FSP、世界で唯一の光る水冷ATX電源「Hydro PTM+」

[PC watch]

水冷式の電源というと、かなり前に個人の方のWebサイトで見た記憶があります。それは、空冷式電源のケースの片面を開けてファンを外し、内部のヒートシンクに汎用の水冷ブロックを接着するという方法だったように思います。

この製品は水冷と空冷のハイブリッドで、低出力時は水冷のみ、高出力時は空冷が加勢するようです。

外観写真からはG1/4の接続口と思われるアクリルのパーツが確認できます。

電源は漏水すると一番危険なパーツなので心配になりますが、水冷部品大手のbitspowerと組んでの製品だそうなので、作りはしっかりしていそうです。

外径10mm/内径8mmチューブの耐久試験

以前から我が家の水冷システムは外径10mm/内径8mmのチューブを使うシステムでした。これは水冷システムを導入した時のメーカーが採用していた規格だったからです。

ところがそのメーカーもどうやらなくなってしまい、水冷PC用として10mm/8mmのチューブが出回らなくなってしまいました。

そこで、今年の1月頃にモノタロウの通販で10mm/8mmの塩ビチューブを買ってみました。いきなりシステムに組み込むのはちょっと怖いので、先日まで廃クーラントの入ったペットボトルに漬けておきました。

結果がこちらです。クーラントから出した直後は少々色が濁っている感もあったのですが、透明度を維持しています。柔軟性も失われておらず、ヒビなども見られません。

まだちょっとだけですが10mm/8mmのチューブを使う区間が残っているので、その部分の補修用として使ってみようと思っています。

XSPCのAM4用ウォーターブロック

XSPCもAM4対応のウォーターブロックをリリースしたそうです。

Socket AM4にも対応する水冷ヘッドがXSPCから登場

[AKIBA PC Hotline!]

XSPCというと一体型ポンプを得意とするメーカーというイメージを持っているのですが、実は水冷PCパーツ専業メーカーとしてラジエータやウォーターブロックも製造しており、やろうとすれば一式XSPCで揃えることもできます。我が家で部品の導入実績はないですが、ホースカッターはXSPC製です。

今回のウォーターブロックは付属品にバックプレートがないので、EKのものと違ってバックプレートはマザーボードのものを流用するスタイルなのではないかと思います。

記事中の写真で見る限り、なかなか品質は良さそうに思います。

EKWBのSocket AM4用パーツ

Ryzenの情報も出てきたところで、水冷用の部品のことも調べてみました。

おなじみのEK WaterblocksがAM4用の製品を用意する見込み、という情報が伝わっていますが、現時点ではCPU用ウォーターブロックのマウンティングパーツが販売されているようです。

CPU用ウォーターブロックの現行製品であるSupremacy EVO系であれば、別途

  • Mounting plate Supremacy AMD – Nickel(マウンティングプレート)
  • EK-Supremacy EVO Backplate(上記パーツに対応するバックプレート)

を組み合わせることでAM4用として使えるようです。Supremacy EVOのマニュアルには既にAM4用のインストール手順も記載されているので安心です。ただし、Supremacy EVO系のうち、Intel専用とされているものにはこれらのオプションパーツは使えないようです。

EKと言えば最近はMonoblockと称する、1部品でCPUと周辺のMOSFETを冷却するパーツをリリースしています。シェアの都合でAMD系製品に対応したものはないのですが、Monoblock製品のリリースも期待したいです。

ただ、マザーボードのMOSFETを水冷化してしまうと、マザーボード乗り換えのハードルが高くなる上に、ウォーターブロックによって選べるマザーボードが限定されてしまうので悩みどころです。水冷化したいという理由だけでハイエンドマザーを選ぶのは厳しいので、今回はCPUのみかと思っています。

 

 

Phanteks Enthoo Pro Mの紹介

先日ケース交換をしたPhanteksのEnthoo Pro Mの紹介をしようと思います。

外形

サイズは 235 mm x 480 mm x 500 mm (W x H x D) 56.4L 7.4kgと、横幅の広いミドルタワーケースという感じです。

材質はプラスチック&スチールで、フロントパネルのプラスチック部分はアルミっぽく見えるようにヘアラインの模様が入っています。

色は2色展開で、今回買ったのはTitanium Greenという色ですが、これはそれほど緑っぽくない色です。黒に近い緑という感じです。

各部パネル

サイドパネルは透明な窓付きです。この辺は最近のMODPCの隆盛に対応した仕様です。うちのマシンは人に見せるほど美しいものではないですが、冷却水の水位確認に便利です。

サイドパネルの固定方法は昔ながらの爪を引っかけて背面のネジで固定するタイプです。個人的にはワンタッチで開く各種機構を信用していないので、これが一番安心できます。ただ、やはり安価なケース故かネジ穴の精度がちょっとイマイチです。

続きを読む

EKWB製品の箱

水冷PC部品のメーカーとしておなじみのEK Water Blocks社ですが、製品の箱がかっこいいなあ、といつも思っています。

この円が規則正しく並んだデザインは、アクリル系のウォーターブロックにもデザインとして取り入れられています。クリーンで好みのデザインです。

また、箱の天面には部品種別ごとにピクトグラムが配置されているのもポイントです。

EKWBの製品は種類も豊富で、どれもきっちりと品質管理されているというイメージです。説明書も図入りで分かりやすいですし、冷却対象のパーツとの互換性などもWeb上でチェックできるようにしてくれているので、本当に頼りになります。

ケース交換後の内部状況

先日ケースを交換(ダウンサイジング)したPCですが、内部はこんな感じになっています。

表側

変わったのは、

  • ラジエータが前面配置になった
  • ポンプが底面配置になった
  • リザーバが5インチベイからケース内に移動した

というところです。チューブもまた1区間だけ3/8in-5/8in径の太いものに変えました。

ウォーターヘッドの寸法上仕方ないことなのですが、CPU→マザーボードのチュービングがコの字になっているところに不満が残ります。

裏側

裏側はこんな感じです。ケースが小さくなったので、延長ケーブルの大部分を撤去することができました。唯一のストレージであるSSDはマザーボード裏にマウントしています。

裏から見ると左下にポンプがあるのが分かりやすいのではないかと思います。(黄色いケーブルが出ている箱です)

リザーバ

今回交換したPhanteksのEnthoo Pro Mは、天面・前面とも360サイズの厚形ラジエータが搭載できるという変わったケースです。ただし、天面搭載の場合は1個だけある5インチベイを外す必要があり、前面搭載の場合は5インチベイに加えて、2個ある3.5インチシャドウベイも外す必要があります。

今まで使っていたリザーバはAquacomputer製の5インチベイに設置するものだったので、新たにEK Water Blocksの最小サイズのリザーバ(EK-RES X3 110)を取り付けました。Enthoo Pro Mにはちゃんとリザーバ取り付け穴も開いていますので、ボルトオンで簡単に設置可能です。

左側の底に水温計付きのプラグを取り付けて、水温を取るようにしています。

続きを読む