カテゴリー別アーカイブ: Windows10

2018年6月のWindows月例パッチ

今月はWin10 v1803も含めて深刻度が”緊急”のアップデートが数多くリリースされています。

2018 年 6 月のセキュリティ更新プログラム (月例)

[日本マイクロソフト 日本のセキュリティチーム]

AMD製品搭載システム向けのSpectre Variant2のアップデートも含まれています。その他、Flash Playerの定例外更新などもあります。

Flashも見かけなくなって久しいように思います。以前は確かFlashだったJ SportsオンデマンドのプレイヤーもHTML5仕様になっているので、いよいよ私のPC利用では使う場面がなくなってしまいました。

Win10 April Update 2018のEdgeの新機能

昨日からApril Updateをあれこれ触ってみていますが、今回のアップデートではEdgeの強化が良い印象です。

Microsoftが紹介動画を作ってくれているのでご紹介します。日本語版もあります。

中でも良かったのは印刷時に選べる”印刷をすっきり”というオプションです。

Webサイトの情報を印刷して使う場面でレイアウトが崩れてしまったり、真面目な用途で使うのに面白い広告バナーが入ってしまったりする場合があります。

この時にこのオプションを入れておくと記事やエントリ本文のテキストのみが印刷されるという機能です。ビジネス用途では特に重宝しそうです。

元の英語版では”clutter-free printing”となっていますが、”印刷をすっきり”という感覚的にわかりやすい訳になっているのも技ありな印象です。

Win10 April Update 2018をインストール

早速ですが4/30付けで公開となった大型アップデートであるWin10 April Update 2018をインストールしました。

インストール方法は例によってクリーンインストールにしました。アップグレードにするか多少迷ったのですが、使っているアプリケーションやデータの棚卸しも込みでクリーンインストールにしてみました。

とりあえずの使用感は違和感なく使える、というくらいなのですが、過去の作業履歴を見られるタイムラインは結構便利そうな予感がします。

触ったファイルの履歴が見られるので、私の場合はエントリの下書きをしたテキスト文書やエントリ用の画像が履歴に残ります。複数日に渡って作業をする場合などはこの機能が役に立ちそうです。

Officeを使用している場合など、ビジネス用途であればさらに良さが引き出される新機能になっているのではないかと思います。

Win10 RS4は4/30に登場

正式名称は”Windows 10 April Update 2018”となり、4/30にリリースされるそうです。

Windows 10 April Update 2018として次期アップデートが4月30日公開

[PC Watch]

最大の目玉機能は”Timeline”と呼ばれる作業履歴の検索機能だと思います。これは日付を元に編集したドキュメントやブラウザの履歴などを検索できる機能です。文字列検索と併用できるので、目当てのファイルを探すのに役立ちそうな機能だと思います。

その他、日本向けの新機能として元号に関するレジストリ更新があります。2019年5月以降からは新元号を扱えるようになっているそうです。新元号はまだ発表されていないので、”??”として実装されているそうです。

日本語IMEにも手が加えられており、真面目な方面では住所を予測入力できるようになっています。面白い機能としては検索候補にりんなの候補を追加できるようになっています。当然デフォルトではオフになっているそうですが、興味深い機能追加です。

 

Windows10 RS4がRelease Previewリングに登場

Redstone4(RS4)と呼ばれていたWin10の次期大型アップデートのビルドが完成したようです。

Windows 10 RS4が完成。Insider向けに配信開始

[PC Watch]

Microsoftの公式ニュースリリースで”Build 17133 (RS4)”と明言されているので、ビルド番号はこれで確定と思われます。

先月末に出たBuild 17128でデスクトップ上のウォーターマーク(右下のビルド番号)が消えたことから、RS4の完成は間近なのではないかという観測がされていましたが、想定通りのスケジュール感でのリリースとなりました。

現在時点でInsider Previewの3段階あるリングのうち、最も低リスクなRelease Preview Ringまで配信がされているとのことなので、一般公開ももう間もなくと思われます。

Ryzen向けのSpectre/Meltdownパッチ

AMDが提供しているSpectreとMeltdownに関する情報がアップデートされています。

AMD、RyzenとEPYCのSpectre対策を今週中に提供へ GPUには影響なし

[ITmedia]

今回の脆弱性は都合3つありますが、それぞれ以下の通りの状況とのことです。

Bounds Check Bypass(Spectre)

こちらは既にマイクロソフトがKB4056892を提供していますが、旧型のプロセッサ(Opteron、Athlon、Turion x2 Ultra)で不具合が生じる問題が報告されています。この不具合の解消について現在取り組み中であり、来週中には修正を提供できる見込みだそうです。

Branch Target Injection(Spectre)

こちらの脆弱性についてはAMDのプロセッサで悪用するのは困難とAMDは考えているようです。こちらについては、RyzenとEPYCを対象に脆弱性解消のためのアップデートをOSベンダに提供開始したそうです。ユーザ向けには最終的にOSのパッチとして提供されるとのことです。

Rogue Data Cache Load(Meltdown)

こちらの脆弱性についてはAMDのプロセッサはアーキテクチャの違いから影響を受けないとのことです。この見解は前回同様となっています。

Ryzen使いとしては2つめの脆弱性のパッチが提供されるのを待つという対応になりそうです。この件については日々情報がアップデートされているので、継続してチェックしておこうと思います。

 

KB4056892配布される

Meltdown/Spectreの通称で呼ばれている、CPUの脆弱性に対してOSベンダ各社とも修正パッチなどを公開しています。

Win10(1709)用の修正パッチである、KB4056892が我が家のPCにも配布されました。とりあえず当てて再起動してみたところ問題は無さそうですが、KB情報を見ると既知の不具合があるようです。

January 3, 2018—KB4056892 (OS Build 16299.192)

[Microsoft.com]

注意した方が良さそうなのはアンチウイルスソフトによってはこの修正パッチが非適用になる点です。環境によっては今のタイミングでアップデートされない場合もあるようです。

もう1つ気になるのは、AMD製のCPUを搭載したPCにこの修正パッチを適用すると起動できなくなるという問題です。マイクロソフトのサポート情報によると「AMDベースのシステムで発生」とされていますが、どうもK8世代のAthlonやSempronなどを搭載したPCで不具合が起きているようです。こちらの問題についてもマイクロソフトとAMDで協力して解決に当たっているとのことです。

Win10 FCUアップデート時の新機能

あまり大々的にアピールされていなかったように思うのですが、Win10 fall creators updateのアップデート時に新機能が追加されているようです。

32GBストレージのマシンをFall Creators Updateにアップデートする

[ASCII.jp]

アップデート作業中に空き容量が足りなくなると エラーが出てアップデートが完了しません。これはcreators updateの時に経験したのでそのときにエントリを書きました。当時はこうなってしまうと極力空き容量を空けるか、それでもダメなら最終手段のISOからのクリーンインストールをするしかありませんでした。

fcuアップデート時には上記の記事中にある通り、容量が不足していても、USBメモリを使うことでアップデートを完了できるようになっているそうです。

どういう条件の時にWindows側から「USBメモリを使えばアップデートを完了できます」と言ってくるのかは分かりませんが、容量に不安がある場合は可能な限り空き容量を空けた上でWindows Updateからfcuへのアップデートを開始し、USBメモリで補助してアップデートを完了するのが簡単そうです。

 

Win10 FCUで追加されたランサムウェア対策機能

日本のセキュリティチームのblogに興味深いエントリが投稿されていました。

重要なポイントでランサムウェアを阻止: コントロールされたフォルダー アクセス機能でデータを保護する

[日本のセキュリティチーム]

今年春頃のランサムウェアの大流行は記憶に新しいところですが、今回Win10 FCUに”承認されたアプリ以外からフォルダへのアクセスをブロックする”機能が追加されたそうです。UACの対ファイル・フォルダ版といったところの機能です。

保護するフォルダはデフォルトでシステムフォルダが設定され、任意に追加することもできるようです。

結構役立ちそうな機能ですが、ウイルス対策にWindows Defenderを使用していないと有効にできないようです。

Windows10でスタートメニューが開かなくなる問題

表題のトラブルが起きたので経緯をご紹介します。

トラブルの状況

普段通りPCを使っていたところ、スタートメニューとCortana、そしてタスクバー内のアイコンがクリックしても反応しない、またはほぼフリーズしている程度の速度でしか開かなくなってしまいました。

スタートメニューの右クリックについては低速ながらなんとか反応していました。

対処

調べてみるといくつか手順があるようでした。

[スタート] メニューまたは Cortana を開くときの問題のトラブルシューティング

[マイクロソフト サポート]

上記のうち特に有効そうな2点を試してみました。

専用のトラブルシューティングツールの実行

startmenu.diagcabという専用のトラブルシューティングツールを用意してくれています。いわゆるFix itのような要領で、ウィザードで自動診断と修復が可能なものです。

試してみたのですが、”問題を特定できませんでした”という診断結果でした。

別のローカルアカウントを使ってログインする

今回有効だったのはこちらの方法でした。普段使っているマイクロソフトアカウントとは別にローカルのユーザアカウントを作成し、そちらでログインすることで修復を行うというものです。

手順は以下の通りです。

  1. スタートメニューを右クリックして、 ファイル名を指定して実行 を選択
    1. タスクマネージャの ファイル → 新しいタスクの実行 でもOKです。スタートメニューがないと設定やコントロールパネルにアクセスできないので、スタートメニュー右クリックが生命線になります。
  2. control userpasswords2 と入力してOKを押下
  3. 中段左の追加ボタンを押下
  4. 左下のMicrosoftアカウントを使わずにサインインする(お勧めしません)をクリック
    1. お勧めしませんなのですが、今回はローカルアカウントで1回サインインできれば良いのでこれで大丈夫です。
  5. ローカルアカウントを選択
  6. ユーザ名とパスワードを設定
  7. 3の手順の画面に戻ってくるので、追加したユーザを選択してプロパティを押下
  8. グループメンバーシップのタブを選択し、管理者に設定してOKを押下
  9. Windowsからサインアウトし、先ほど追加したローカルアカウントでログイン

そうすると、新規インストール時に表示される「こんにちは」画面が始まってローカルユーザのデスクトップが表示されます。この時点でスタートメニューやタスクバーが正常に動作すれば修復完了です。

後はサインアウトしてマイクロソフトアカウントでサインインしなおし、動作チェックをして直っていればOKとなります。作成したローカルアカウントはcontrol userpasswords2で再度アカウント管理画面を表示して削除します。

どうしてもスタートメニュー周辺のファイルが破損してしまうことがあるらしく、その際にこのトラブルが発生するようです。新しいユーザのデスクトップを用意する際にこれらのファイルが正しいもので上書きされているのではないかと推測します。