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長野県道12号の自販機コーナー

長野市信州新町から上田市丸子に至る長野県道12号という路線があります。他の路線とも重複しながら走る非常に長い路線で、途中に聖山を反時計回りにぐるっと回る形で長野市大岡から麻績村の聖高原に至る区間があります。この区間が結構走っていて面白い線形をしている上に交通量は少なめで、とても気に入っています。

道中の景色が良いのも魅力です。

お気に入りルートなのですが唯一の弱点は補給とトイレが非常に薄いことです。そんな中でも、自販機補給は何ヶ所かで可能です。今回は大岡温泉近くのガソリンスタンド跡(?)のスポットをご紹介します。

こんな感じでガソリンスタンドのような建物のとなりに自販機コーナーがあります。非常にありがたいのはリサイクルボックスがあることです。昨今の人手不足の影響なのか、結構多くの自販機でリサイクルボックスが撤去されてしまうことが多くなっています。ここはリサイクルボックスがあり、定期的にメンテナンスも行われているようなので安心です。

信州新町方面から走ってくると見た目はこんな感じで、とてもこの左に自販機があるとは思えないのですが、稲荷山から聖湖までを1区間として考えるとちょうど中間くらいにあるので非常に良い立地で助かります。

国道19号山清路付近の道路改良

以前から国道19号の山清路付近で橋りょうやトンネルの建設が進んでいましたが、先日久々に付近を通ったところトンネルが1つほぼ完成しているようでした。

正式には東広津地区改良工事という名称だそうです。
舗装はこれからですが完成は近そうに見えます。

切り立った岩山のような地形が続く山清路区間をトンネルでほぼ一直線に通過するという大規模な改良になるようです。完成はいつになるのか分かりませんが、長野-松本間の国道19号の中でも特に規模の大きい改良になるようです。

トンネルの反対側も工事が進んでいました。

OSMだと点線で予想線形が入っています。

5月の奥裾花渓谷

今シーズン初めて鬼無里方面に出かけてみました。

奥裾花自然園 観光駐車場

鬼無里と言えば奥裾花自然園の水ばしょうですが、水ばしょうの見頃は例年5月初旬から20日頃までとなっています。水ばしょうが終わっても、その後は新緑がきれいな時期なのでこちらはこちらでおすすめです。

自転車では奥裾花自然園手前の観光駐車場まで行くことができます。ピーク時は混雑するそうですが、今日は比較的空いているようでした。

観光駐車場は奥裾花自然園が開園している期間しか入れないので、奥裾花渓谷のサイクリングも期間限定となっています。春シーズンは4月初旬から6月末までなので、今がチャンスとなっています。

鬼無里の変化

以前来た時より変わったところがいくつかありました。

鬼無里の中心部に”町”と言われる地区があるのですが、町地区を抜ける国道406号の舗装がリニューアルされていました。

以前は路面が荒れ気味のセクションだったように記憶しているので、リニューアルはありがたいです。

長野市街から鬼無里に向かう区間でも部分的に工事が行われており、舗装の傷んだところや現代の基準においては狭い区間については随時改良されているようでした。

長野県道177号

前から気になっていた長野県道177号を部分的に自転車で走行してみました。長野県道177号は別所温泉と鹿教湯温泉の間を結んでいる県道です。今回は沢山池というダム湖の脇を通る道で山を登り、野倉という地区で県道177号に合流して県道12号の分岐点までを走ってみました。

コースプロフィールはこのような感じで、最初の5kmほどは平均して7.5%程度の勾配が続きます。最後の区間は山肌に沿って小さいアップダウンを繰り返しながら走行していきます。

道路の状況は全体的に林道並みの規格となっていて、自転車であっても対向車と遭遇した場合は乗車したまますれ違うのは難しそうです。ほとんど車は通らない道のように思いますが、自転車が走っているのは予想外だと思うので警戒しておく必要があります。

全体的にはこんな感じの道路です。
こちらは県道12号ですが、頂上付近は規格が良くありません。

路面状況は5段階評価で言うなら2というところです。きれいな区間も多いのですが、部分的に未舗装路に還りつつあるような区間が点在しているのでパンクや落車には十分注意が必要だと思います。

サイクリングやツーリングと言うよりは”探検”と言った方が適切な路線ではありますが、経路は非常に興味深いものがあります。

冬季は通行止めがあるようです。
一応ルートとしては色々な地域に通じています。

青木峠のバイパス道路計画

時々自転車で通りがかる青木峠という峠があります。青木村と松本市の境にある標高1,000m少々の峠です。路線としては国道143号にあたります。

青木村側・松本市側共に途中までは高規格な道路となっていますが、頂上付近の約10kmほどが非常に狭く、コーナーの多い山道となっています。

峠の部分についても高規格に改良する予定があるそうで、トンネル2つ、橋りょう2つを含むバイパス路線の整備が計画されています。線形は現状の山肌に沿った道に対してほとんど最短距離となるため、計画では4.3kmと半分近く短くなるようです。

峠にある明通トンネルは非常に狭いため通行に制限があります。

少々心配なのが自転車で引き続き通れる道路になるのかどうかです。近くの国道403号の西条駅から松本寄りの区間は改良により線形はとても良くなったのですが、歩道のないトンネルができた関係で自転車での通行は難しくなってしまいました。

完成は2027年予定ということでまだ具体的な整備までは時間がかかりそうですが、最終的にどういった規格の道路になるかは注目しておきたいと思います。

規制が解除された水篠橋

長らく災害で片側交互通行規制がかかっていた国道19号の水篠橋を久々に通過しました。

この区間はここ数年そもそも避けていたのと、通行する場合でも並行する市道(並行する山道)にう回していたので本線をそのまま走るのはずいぶん久しぶりに感じます。

何事もなく通行できることのありがたさが改めて分かります。

西側の擁壁には新しいアンカーが大量に打ってあり、対策の入念さを感じることができました。一応通行可能にはなっているものの、センサーで変動の増加が確認された場合は再度規制がかかる可能性もあるということです。

依田川サイクリングロード

千曲川の支流に依田川という川があります。美ヶ原高原付近に源流があり、上田市東部にあるしなの鉄道の大屋駅付近で千曲川に合流するという長い支流です。

右岸側にサイクリングロードがあるらしいという情報を得たので、調査に行ってきました。今回は全区間通しでは走らず、東郷橋から丸子橋までの約4.1kmを走行しました。

東郷橋です。
東郷橋から丸子方面を見た様子です。
要所に距離標があります。

下流側の起点は東郷橋です。依田川の橋としては最も下流側の橋からスタートということになります。サイクリングロードの区間はここから上田市丸子文化会館までの6kmとなるそうです。

沿道風景です。

全体的に道路幅は2mあるかないかくらいで、軽自動車1台分といったところです。自転車であっても犬の散歩をしている人とすれ違う場面などでは結構緊張感があります。

草が生えていて分かりにくいですが、隙間があります。

路面状況は基本的に良好な部類なのですが、気になるのは時々舗装に幅数cmの隙間があることです。ロードバイクで走行すると大きな衝撃があります。もちろん通過するタイミングに合わせて荷重を抜く”抜重”という技法を駆使しながら走行すれば緩和が可能ですが、かなり高頻度に隙間があるのでせわしない感じになります。

区間によってはコンクリート舗装になっているところもあります。ここはさすがに路面の荒れもほとんどなく快適でした。

並行する国道152号が交通量が多く、割と手狭なので車の影響を回避できるという点については非常に有力なルートだと思います。

一方で、本文中でも触れた通り路面状況に少々難があり、ゆっくり走行したとしても身体に負担がかかります。それぞれ善し悪しがあるのでどちらを取るかが難しいルートです。

女沢公園公衆トイレ

千曲川サイクリングロード沿いにある女沢公園の公衆トイレです。この2023年春に建て替えが行われ、ハイスペックな公衆トイレとして生まれ変わりました。

男女別
小便器2
個室洋式1
多目的

女沢公園は位置的にも上田-長野市の中間地点くらいにあたるので、ここに利用しやすい公衆トイレがあると助かります。千曲川サイクリングロードのランドマーク的な施設になってくれると良いと思います。

駐輪場があるのですが、2023年5月時点では自転車スタンドのようなものはありません。ロードバイク等のスタンドのない自転車の利用も多い路線なので、自転車をかけられるスタンドがあるとより便利ではないかと思います。

千曲川サイクリングロードの全体案内図もあります。

静の桜公園前公衆トイレ

大町市美麻の静の桜公園付近にある公衆トイレです。公園内にトイレがあるわけではなく、公園近くの広場(?)の横にある建物内にトイレがあります。

場所が分かりにくいですが、県道497号沿いに小さくトイレの案内が出ています。

この案内をたどっていくとトイレにたどり着きます。

男女別x
小便器
個室洋式1
多目的x

トイレは男女共用で個室のみですが非常に清潔に保たれています。地域の方が維持されているのだと思いますがありがたいことです。

静の桜公園

大町市美麻大塩にある公園です。県道497号沿い、美麻から旧八坂村方面に向かう道の途中にあります。

その名の通り公園の目玉は静の桜というイヌザクラの巨木です。

この桜には静御前に関わる伝説があるそうです。その伝説とは源義経を追ってきた静御前が、義経の行き先は「奥州」と言われたのを「大塩」(当地の地名)と聞き間違え、当地にたどり着いたところで力尽きたというものです。その時に突いていた杖からこの桜の木が育ったと言われています。

桜の木は樹齢800年以上とも言われる巨木ですが、2021年に倒れてしまったということです。現在も幹は撤去されることなく現場に残っているのが痛々しいですが、木の巨大さはなお感じることができます。