大町市美麻の静の桜公園付近にある公衆トイレです。公園内にトイレがあるわけではなく、公園近くの広場(?)の横にある建物内にトイレがあります。

場所が分かりにくいですが、県道497号沿いに小さくトイレの案内が出ています。
この案内をたどっていくとトイレにたどり着きます。

| 男女別 | x |
| 小便器 | – |
| 個室 | 洋式1 |
| 多目的 | x |
トイレは男女共用で個室のみですが非常に清潔に保たれています。地域の方が維持されているのだと思いますがありがたいことです。
大町市美麻大塩にある公園です。県道497号沿い、美麻から旧八坂村方面に向かう道の途中にあります。
その名の通り公園の目玉は静の桜というイヌザクラの巨木です。

この桜には静御前に関わる伝説があるそうです。その伝説とは源義経を追ってきた静御前が、義経の行き先は「奥州」と言われたのを「大塩」(当地の地名)と聞き間違え、当地にたどり着いたところで力尽きたというものです。その時に突いていた杖からこの桜の木が育ったと言われています。

桜の木は樹齢800年以上とも言われる巨木ですが、2021年に倒れてしまったということです。現在も幹は撤去されることなく現場に残っているのが痛々しいですが、木の巨大さはなお感じることができます。
先日上田市丸子方面に出かけた時に、旧道が新道に接続しているような箇所を発見したので写真を撮っておきました。その後調べてみたところ、この道路は長野県道174号(内村街道)の旧道らしいことが分かりました。


例によって国土地理院の過去の航空写真を見てみたところ、1994年時点の写真では現在の県道174号は認められませんでした。

水色の線が現道で、赤の線が旧道の大まかなルートです。現在は道路がそのまま北側につながっているので、そのまま大屋駅方面や上田市街にアクセスすることができます。1994年当時は幹線道路が依田川の左岸側にはなく、いったん橋を渡って右岸側に移動して北上する必要があったようです。
もちろん以前から右岸側の国道152号が丸子地区の南北移動のメインルートであったのは間違いないとは思いますが、県道174号・82号が接続したことで右岸・左岸それぞれで南北移動できる道路ができたことになります。橋は交通のボトルネックになりがちなので、交通ネットワークの機能向上に効果があったのではないかと思います。

長野市信更町にある小花見池を訪問しました。読みは”こげみいけ”というんだそうです。近くに大花見池という大きな池があり、それと対になるような名前になっています。

場所は県道390号から一本入ったところにあり、普通に車などで通行していると存在には気づきにくいのではないかと思います。池周辺は小花見高原と呼ばれているようで、県道沿いに小花見高原の場所を案内する看板は出ていました。
池の成り立ちは分かりませんが、形状が割と直線的に見えるので人造湖なのではないかと思います。
池周辺にはあずまやがあり、外周については遊歩道のような通路が整備されているので一周できるようになっているようです。他にもコテージのような建物やマレットゴルフ場があったことを示す看板も残っているので、かつてはもうちょっとレジャー施設のような場所だったのかもしれません。現在はどちらかというと自然公園のような雰囲気です。


今年度の長野県の観光キャンペーンは”アウトドアカルチャー”に照準を合わせての展開ということで、先日行われた県の記者会見では長野県を一周する自転車ルートであるJapan Alps Cycling Roadの完成発表会が合わせて行われたということです。
[Japan Alps Cycling公式サイト]
この長野県一周のモデルコースは2019年頃には原型はできていたそうなのですが、細部について試走や地元の有識者との協議を重ねて、今回完成版として発表されたものだそうです。
ルートは一周すると全長900km、長野県らしく獲得標高は15,000mにもなりますが、ルート図を見る限り非常に自転車に配慮されたルート設計になっているように感じます。実際に普段私が走行している路線も大部分がルートに組み込まれています。
北信地域については千曲川サイクリングロードや白馬-鬼無里間の国道406号などがセレクトされています。松本地域では松本平の西の端を走るサイクリストに人気の山麓線、伊那谷は車の多い国道を回避して天竜川左岸側を走るようになっています。旅行などで初めて来る方でも戸惑わず安全に走れるルートになっていると思います。
以前から部分的にルートを案内する看板が設置されていましたが、また最近整備が進んだように感じます。長野を訪問する観光客も増加傾向と聞いているので、自転車旅の方も増えてくれると良いなと思っています。
