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北国西街道 青柳宿

聖高原方面を探検していると、北国西街道(善光寺街道)の痕跡を色々と見つけることがあります。今回はその中でも筑北村にある青柳宿を訪問してみました。

北国西街道は現在の松本市から長野市に至る街道で、主に西国からの善光寺参拝のために利用されたそうです。いわゆる五街道ではありませんが、往来は活発だったと言われています。

青柳宿は会田宿(松本市会田)と麻績宿(麻績村麻)の間にある宿場です。位置をわかりやすく説明するなら、長野自動車道の筑北PA付近というとわかりやすいのではないかと思います。

現在の青柳宿の様子です。ご覧のようにかなり急な坂に沿って宿場町が広がっていたようです。

立派な本陣前です。

この宿場の面白いポイントとして、上の説明看板にもある通り宿場の出口の巨岩を人力で掘って作った切り通しがあることが挙げられます。

こちらが大きい方の大切り通しです。かなりの高さの岩が切り下げられています。

これだけの高さ・長さの岩を削るのはさぞ大変だったろうと思います。この切り通しの開通で街道の通行はかなり便利になったようです。

壁面をよく見ると”のみ”の痕跡らしきものも生々しく認められます。

こちらは先ほどの大切り通しに比べるとコンパクトですが、同様のものです。通称小切り通しと呼ばれています。

大切り通し・小切り通しを抜けると街道は麻績村方面に続いていきます。この先には最大の難所である猿ヶ馬場峠も控えているので、松本から歩いてくることを考えると相当過酷な旅程だったことが想像できます。

千曲川サイクリングロード 粟佐橋-千曲橋間の工事後状況

通行止めになっていた千曲川サイクリングロードの粟佐橋-千曲橋区間も通行可能になっていることを確認しました。

この区間は元々通行止め前から再舗装がされ、路面は非常にきれいな状態でした。なので今回の工事に当たっても天端の舗装については変化無しなのではないかと思います。

少しずつ作っていた千曲川サイクリングロードの動画も赤坂橋-千曲橋間が未撮影なので、早めにこの区間を撮影して全線分揃えてしまいたいところです。

古戦場の林(川中島史跡公園公衆トイレ)

千曲川サイクリングロード沿いの公衆トイレです。

サイクリングロード沿いは意外にトイレに苦労する事が多いものですが、ここのように隣接する施設のトイレを使わせてもらえるとかなり助かります。

男女別
小便器1
個室和式1
多目的
多目的ブースと女性用が兼用というコンパクトなレイアウトです。

公園入口から見るとこんな感じで、サイクリングロード本線からはまあまあ離れています。

古戦場の林とはしゃれた名前ですが、長野市営の公衆トイレはこんな感じで名前がついているものが多いです。

信州国際音楽村

上田市にある信州国際音楽村に立ち寄りました。
施設名に音楽村とある通り、野外音楽堂を備える施設です。建物周辺の広大な花畑でも知られています。

浅間山を背景にした素晴らしいロケーションの野外音楽堂があります。

場所は大屋駅から国道152号を丸子方面に向かい、県道186号で山を登った先です。川沿いからの標高差は100m少々あり、距離こそ短いですが急勾配なので自転車だと登っていくのがまあまあ大変です。

高さがある分眺めは良く、遠くの風景と花畑の組み合わせが美しい施設です。

スイセンやラベンダー畑が特に有名とのことです。風が吹くとラベンダーの香りがしました。

きれいなトイレもあるので、ツーリングルートに組み込んでみると面白いと思います。

男女別
小便器5
個室洋式2
多目的

千曲川サイクリングロード 篠ノ井橋-平久保橋間の工事後状況

2019年の台風19号災害の影響で長らく通行止めになっていた千曲川サイクリングロードの篠ノ井橋-平久保橋間が通行できるようになっていたので写真を撮ってきました。

篠ノ井橋側は特に改良はされていませんが、通れるようになっています。

篠ノ井線の踏切を渡ったところから撮影した写真です。真新しい路面が始まっています。

軻良根古(からねこ)神社の横です。従来通り自転車歩行者道と車道が隣り合う構造になっています。

平久保橋の手前です。少々分かりにくいですが、自転車歩行者道と車道の間に縁石のような構造物が断続的にあります。表面が路面と全く一緒で存在を認識しづらいので、誤って乗り上げないよう注意が必要です。

路面の骨材もかなり密度の高いものが使われており、大変滑らかで走りやすくなっています。ありがたく通行させていただこうと思います。

国道19号篠ノ井小松原の通行止めが片側交互通行に

7/6から通行止めになっていた国道19号の篠ノ井小松原付近ですが、7/14より6:00-21:00の間だけ片側交互通行で通行可能になったそうです。

VICSの情報を見ていると、混み合いながらも交通は流れている様子でした。本格的な復旧にはかなり時間を要しそうということらしいですが、とりあえずは一安心というところです。

ロードバイク車載映像(奥裾花渓谷(林道大川線分岐点-観光駐車場②))

奥裾花渓谷の動画を投稿しました。今回の動画をもって自転車で行ける終点である観光駐車場までの動画が一通り揃います。

最後の区間はほぼ登り坂で、標高差は200mほどあります。道がかなり良い部類なので走りやすいです。観光駐車場は標高が約1,130mあり、これは戸隠-鬼無里間の大望峠よりも高いことになります。

アップダウンを経ての登りなので認識しづらいですが、この奥裾花渓谷ルートは結構本格的な登りルートであることがお分かりいただけるのではないかと思います。

従来は観光駐車場の手前に料金所があり、そこから先へ進む場合には協力金を納める必要があったそうなのですが、2021年現在は料金所が観光駐車場の奥に移転し、観光駐車場まで行くのであれば料金がかからなくなっています。

聖高原駅前公衆トイレ

JR篠ノ井線の聖高原駅前にある公衆トイレです。

近隣には道の駅さかきたもありますが、聖高原駅は国道403号・県道55号・県道12号の各路線で聖高原に登った時の合流地点に当たる場所なので、非常にちょうど良い場所にあります。駅のAcureの自動販売機も利用できるので大変助かります。

男女別
小便器2
個室和式1
多目的トイレ

国道19号のう回路実走調査(県道86号茶臼山ルート)

2021/7/6から国道19号篠ノ井小松原の通行止めが続いています。う回路がどんな感じになるのか自転車で小川村方面から走って調べてみました。

小川村・県道36号分岐

県道31号を長野市街方面に走って行くと、道の駅おがわを過ぎた先で県道36号が右側に分岐します。長野国道事務所からは普通車向けう回路としてこの道が案内されています。

ご覧の通り曲がるといきなり急勾配区間から始まります。ちなみに更に右に入ると縄文おやきで有名な”小川の庄おやき村”があります。

今回は県道86号でのう回をしてみたかったので引き続き長野市街方面に走って行きます。

笹平トンネル東交差点

特に念入りに道路情報の案内がされていると感じたのは笹平トンネル東交差点で、交差点に誘導員の方が配置されていました。

村山交差点

県道86号と分岐する村山交差点は、普段とは打って変わって右折する車が多く、長野市街へのメインう回ルートとして使われている様子でした。

飯森交差点

犀川左岸に出られる飯森交差点では、交差点先の市道が通行止めである旨案内されていました。

県道86号によるう回ルート

今回は村山交差点で右折し、茶臼山の動物園がない方の斜面を登って篠ノ井方面に抜けてみました。標高差グラフはこんな感じです。

距離にして約6.6km、標高差は約270mです。平均勾配にすると4%くらいになるのですが、実際には5-6%区間と2-3%区間が交互に出現する感じです。また、3.0km-4.0km区間と6.0km-6.6km区間は平均勾配が8%前後の急な区間となっています。

特に何も無い時であれば閑散とした道をのんびり登れて楽しい道路なのですが、さすがに平常時と比べると圧倒的に交通量が多く、少々きゅうくつな感じがしました。

また頂上付近の狭い区間では2ヶ所片側交互通行が行われているので、自転車が混ざると全体的な交通の流れが悪くなってしまうのがかなり難点に感じました。

上記の通り県道86号の茶臼山区間は平常時に比べてかなり交通量が増えてしまっているので、う回路とは言え自転車での走行は避けた方が無難に思いました。

県道70号の方も巨大な落石があって数時間通行止めになったとの情報がありましたし、長野市西部への行き来は難しい状況が続きそうな感じです。

国道19号篠ノ井小松原の通行止め(2021年7月)

2021/7/6に国道19号犬戻トンネルの松本方で土砂崩れが発生し、通行止めになっています。
水篠橋付近の災害に続いてまた国道19号での通行止めです。

今回通行止めになった犬戻トンネルは、長野市街から見て国道本線と長野南バイパスが合流した先になります。

この先で通称オリンピック道路と呼ばれる県道31号が分岐するので、信州新町-松本方面と大町・白馬方面への行き来に非常に大きな影響があります。

長野国道事務所からは、水篠橋の時同様県道70号を使ったう回路が案内されています。

今回は自転車の場合を想定して、小川村-大町・白馬方面のう回路を考えてみました。

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国道19号ルート
犀川左岸ルート
県道70号→36号ルート
茶臼山ルート

ルートの名前を押すと地図上にルートが図示されます。

犀川左岸ルート

今回土砂災害のあった反対側にも狭いながら舗装路があります。ここを経由することでちょうど犬戻トンネル前後を回避して飯森交差点に出られるのですが、2021/7/6時点で今回の災害を受けてか、土砂災害の危険が高まっているということで通行止めになっています。そのためう回路としては使えません。

以前から地盤の変動が観測されている区間で、変動幅が一定以上になった場合自動的に通行止めになる道路だったので、念のための通行止め措置もやむ無しかなと思います。

県道70号→36号ルート

稲荷山付近から県道70号で信更町を抜け、信州新町に出た後に県道36号で小川村に直接向かうルートです。長野国道事務所からは普通車向けルートとしてこちらが案内されています。峠越えが2回になってしまうことと、県道36号の登りが厳しく頂上付近が狭いのが難点です。

茶臼山ルート

茶臼山を県道86号で登り、村山交差点で国道19号に合流するルートです。笹平トンネル東交差点から旧大町街道に入れます。

登りが1回で済むのですが、それでも標高差200m少々の山越えになるので大変です。茶臼山の斜面はつづら折りになっているので、自転車はともかく自動車だと運転も少々大変ではないかと思います。

県道70号→36号ルートと茶臼山ルートだったら、まだ茶臼山ルートの方が良いかなという気がします。あるいは県道31号ではなく、国道406号で鬼無里を経由して白馬方面に向かうのもありかもしれません。

夏場で白馬方面に出かけたいという需要も多い季節だと思いますが、このタイミングでこの災害はなかなかの痛手ではないかと思います。引き続き情報は集めておきたいと思います。