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姫川橋

前から見に行ってみたかった土木遺産の姫川橋を見に行きました。以前エントリにした千曲川の昭和橋と同じ、中島武という技師の手による橋りょうです。

場所は大糸線の中土駅の北側ということで、行政的には小谷村ですが新潟県境に近いところです。

RCの無骨な感じと浅いアーチの組み合わせが美しい橋です。
橋の中ほどからの写真です。
ひめかわはし の銘板です。
土木遺産の銘板です。
解説板です。1939年竣工ということで、できてから80年以上経っていることになります。

鋼材がない時代だったゆえのRC造であったことは解説板を見て知りました。姫川橋のある県道330号・114号はかつての国道であったそうですが、今から80年も前にこの厳しい地形条件の場所に道路を開削し、橋を架けた人たちがいたことには感服するばかりです。

旧国道もかつての幹線の面影があり、沿道風景が面白い道路です。姫川橋はやはりスペック的には耐荷重に制限があるのか、このように大型車の通行を1台ずつにするよう依頼する看板が道中に出ていました。

初夏の木崎湖

おなじみの木崎湖です。木崎湖を始め大町市周辺は何かと北方向の風が強いイメージがあるのですが、この日は湖面を見ても分かるとおり非常に風が穏やかな日でした。

すぐに寒くなってしまうエリアでもあるので、夏のうちにたくさん訪問しておきたいところです。

久米路峡のポケットパーク

国道19号で長野市街から信州新町方面に向かうと、久米路峡の部分を新久米路峡トンネルで通過します。トンネル手前で左折して旧道に入ると、途中にポケットパークがあります。

6台ほど車が止められるスペースがあります。

久米路峡は犀川の屈曲部ということもあり、風光明媚な一方で河川氾濫の被害に遭ってきた地域でもあるそうです。そのため、山が川に張り出した部分を削り取ったり、山そのものに川の水が通るトンネルを開けたりという対策工事が長年にわたって進められていたそうです。

大きな水害があったのが1983年で、最後の河川トンネルが完成したのが2014年ですから、かなりロングスパンでの事業であったことが分かります。改めてですが、国道19号沿いは道路・河川・橋りょう等々、自然条件が厳しい土地柄であることが良く分かります。

ちなみに公園内には犀川に伝わる伝説である泉小太郎伝説の解説板と、石像があります。泉小太郎のビジュアルはまんが日本昔話のオープニングに出てくるので、この見た目は日本中で広く知られているのではないかと思います。

森宮野原駅

飯山線の森宮野原駅まで行きました。

最近までこの駅名は森宮・野原という2つの地名を合成したものだと思っていたのですが、正しくは森・宮野原という2つの地名が合成されたものだそうです。森は長野県側の地名、宮野原は新潟県側の地名だということです。

使われていなさそうなホームも含めて3線あるように見えます。

駅のある栄村は豪雪地帯として知られていますが、駅前には駅における最高積雪記録を示す標柱が立っています。その高さ何と7.85mとのことです。にわかには信じられない積雪量です。

Q-S1の電子水準器で水平を出して撮影しました。

ちなみにこの標柱は右に傾いていますが、これは2011年の3月12日に発生した長野県北部地震で傾いたものだそうです。栄村は特に同地震での被害が大きく、被害の記録としてそのままにされているとのことでした。

ロードバイク車載映像(北信濃くだもの街道_後編)

先日アップロードした北信濃くだもの街道のロードバイク車載映像ですが、後半部分をアップロードしました。

須坂市と小布施町の境界から信州中野駅までを走行しています。この区間のほぼ最短距離ルートなので無駄がない点はオススメできるのですが、動画で見ても分かるとおり路側帯部分の余裕があまりなく、自転車では少々走りづらいように思います。

同区間を移動する場合であれば長野電鉄の線路とほとんど並行している県道358号がオススメです。中松中央交差点(この動画の5:00前後)で右折することでルートを切り替えられます。

ロードバイク車載映像(北信濃くだもの街道_前編)

須坂市と中野市の間を移動する場合は国道403号がメインルートになると思いますが、東側に並行して北信濃くだもの街道という広域農道があります。

山際を走るので多少のアップダウンがありますが、特に須坂市と小布施町の間を移動する場合は非常に便利なルートです。

こちらの動画は須坂市側(県道58号・上八町交差点)から小布施町の手前(県道66号・上松川橋交差点)まで走行した際の映像です。

梅雨時の自転車ツーリング

関東甲信も6/11に梅雨入りしたとみられるということで、さっそくぐずついた天気になっています。なかなか長時間のツーリングは難しいですが、予報をよく見て短時間でもできるだけ外を走っています。

こちらは長野市信更町三水付近から犀川方面(北方向)を撮影した写真です。こういった梅雨時特有の風景にも良さがあるように思います。

北アルプス地域モデルサイクリングコースの標識

長野県の自転車活用推進計画に載っている”北アルプス地域モデルサイクリングコース”の標識があるのを発見しました。

路面はきれいですが、林道のような雰囲気でちょっと戸惑います。

場所は大町市から池田町にかけての大峰高原という稜線上の道です。恐らくですが、ここ以外の他の場所にも要所に設置されているものと思われます。この道も一見して入って大丈夫なのか少々心配になる見た目をしているので、こういう標識があると安心です。

長野県道390号(東側)

長野県道390号という稲荷山付近と信州新町方面をおおよそ東西に結んでいる道路があります。この道路は登っていくと県道395号・県道12号と重複する区間があるので、そのまま聖山方面へ向かう選択肢として便利なルートです。

路線自体は稲荷山から続いているようなのですが、他の幹線道路と途中まで重複しているようです。聖山に向かう国道403号を走って行くと、千曲市桑原付近で分岐します。

序盤は緩やかにスタートしますが、篠ノ井線の線路を踏切で越えると一気に勾配が急になります。ある程度登ったところでループ橋に差し掛かりますが、踏切からループ橋までの3.7kmほどは平均勾配が8%ほどあるのでなかなか大変です。

分かりづらいですが、途中にループ橋があります。

このアングルだとループしているのがわかりやすいかもしれません。

とりあえず一旦の登りを終えると住宅地と農地が平坦な区間に広がっていますが、楽なのは1.5kmほどでそこから再びの登りとなります。ただし2つ目の登り区間は勾配は多少緩やかです。

2つ目の登り区間は全体的に林道のような雰囲気で、道のコンディションも多少悪くなっています。

横倉トンネル・青倉トンネル回避ルート

長野県から新潟県の津南・十日町方面へ向かうメインルートの国道117号という道路があります。

栄村に入ってしばらく進むと横倉トンネルと青倉トンネルという割と長めのトンネルが2つ続く区間がありますが、旧道区間が残っているのでそちらを通行するとトンネルを回避可能です。

両トンネルには片側に自転車が通れる歩道スペースがあるので回避は必須というわけではないものの、わずかなスペースにガラス片が散らばっているなど、トンネル内は不測の事態も多くあります。そんなわけで私はこの回避ルートを通ることが多いです。交通量もほとんどないので落ち着いて走れます。

旧道とは言え一応かつての国道のようなので、それなりに整備された道路という印象です。