自転車」カテゴリーアーカイブ

wahoo KICKRを使ったルートのリライド

wahoo KICKRと同社製のELEMNTサイクルコンピュータを組み合わせることで、ルートのリライドが可能です。これはGPSデータに基づいてKICKRが対応した負荷をかけてくれるというもので、単調になりがちなローラー台トレーニングを楽しくしてくれる機能です。

まず、スマートフォン用のコンパニオンアプリであるwahoo ELEMNTで”屋内”を選択します。この上でルートを選択すると、リライド用の情報としてサイクルコンピュータにGPSデータが転送されます。

ライドタイプを屋内にしておくところがポイントです。
ルートラボで作ったサンプルの連光寺坂(聖蹟側)が入っているデータです。

ルートを選択 ボタンを押すとサイクルコンピュータにデータが読み込まれるので、後はサイクルコンピュータ側で開始ボタンを押すと、ルートのリライドが始まります。

刻一刻と負荷が変化するので、これだけでかなり面白さが違います。ただ、ルートラボやStravaで作成したデータだと勾配の変化が細かすぎる感じもするので、何らかの方法でスムージングしてあげるとより良さそうです。

絵の出ないZwiftといった感じでどこでも走れるので、冬場の活躍に期待したいです。

自転車特有の手の日焼け

私は暑い季節でも極力皮膚を露出しないようにして自転車に乗っています。もちろん腕や足が露出していた方が涼しいとは思うのですが、日焼け止めを塗ってもある程度の日焼けはしてしまいます。

日焼けをするとヒリヒリして寝付きが悪くなったり、数日間熱感が残って気分が悪いので、春から夏にかけては足にはレッグカバー、上半身は長袖ベースレイヤーで紫外線をしのいでいます。

顔は仕方ないので強力な日焼け止めを塗っているのですが、最後に残るのが手の先端です。自転車用の春夏グローブは指の先端部分が露出するようになっているので、指先と手首の部分が日焼けします。

こういう形状のグローブが春夏用としてはポピュラーな形状です。

これは明らかに変な焼け方なので、割と会話のきっかけになります。私の趣味を知っている人は「今年もやってますねえ!」と言いますし、知らない人は「それどうしたんですか?」と聞いてくるのでちょっとした雑談ができます。

しかし雑談以外のメリットが今のところないので、できれば手も焼きたくないところです。調べてみたところ夏用のロングフィンガーグローブという製品も存在するようです。来シーズンに試験的に導入してみるのも有りかもしれません。

佐久北ICの交差処理

高速道路のインターチェンジは分岐と合流があるので自転車にとっては難所です。インターチェンジによって交差方法は様々ですが、今回は中部横断自動車道の佐久北ICがどうなっているかを見て来ました。

このような形で一般道(国道141号)と完全に平面で交差しています。歩道に移って歩道走行で交差するのが安全だと思います。手前に縁石の切れ目があるので、車道から歩道へのスイッチもかなりやりやすい構造です。

交差部分は歩行者用信号がある横断帯とそうでない横断帯が混在しています(写真奥側は信号あり)。現状ではそこまで高速に出入りする車も多くはないので、横断はそれほど難しくは感じませんでした。

中部横断道は対面通行ですし一見高規格な一般道路にも見えますが、もちろんれっきとした高速道路なので自転車は入れません。誤進入防止のための歩行者・自転車進入禁止の標示はかなり入念に行われているように感じました。

完全な平面交差ですがそれほど遠回りをする必要もなく、安全に通行できる処理になっていると思いました。難所としてマークしておく必要はなさそうな感じです。

長野県道303号

長野県道303号は篠ノ井線の西条駅付近から旧四賀村を結んでいる道路です。途中に峠越えが一つあります。今回は聖高原方面から青木峠経由で上田方面に抜けるために走行しました。

国道403号の西条駅を過ぎた後に登りがありますが、それをこなした後が分岐点となります。標識では県道303号が本線のように見えますが、ちゃんと左折分岐になっているので明科方面に行きたい方は心配要りません。

県道に入りました。道路はかなりきれいな部類で、片側1車線ずつが十分に確保できています。

勾配の方は平均7%前後で延長3kmとコンパクトにまとまっていますが、聖高原まで来た後だと結構身体にはダメージが蓄積します。急勾配区間があまりないのがせめてもの救いです。

頂上は風越トンネルというトンネルで通過することになります。長野県に限った話ではありませんが、峠は外の世界との連絡路なので、外の世界から色々なものを運んでくる”風”という漢字が入っていることが多いように思います。

峠が筑北村と松本市の行政界になっています。

旧道も残っていますが、徒歩であっても通行は困難そうな状況でした。

青木峠と聖高原の連絡路としてなかなか良いルートだと感じました。青木峠と聖高原を結ぶ道路は県道12号と県道277号があるので、

  • 軽め:県道12号(まあまあ登ってまあまあ下る)
  • 普通:県道277号(かなり登ってかなり下る)
  • 大盛り:県道303号(かなり登って下った上でまた登ってかなり下る)

と使い分けが楽しそうです。気分や体調に合わせて選べるのが良いと思います。

二本木駅

えちごトキめき鉄道の二本木駅を訪問しました。この駅は珍しい現役のスイッチバック駅です。

駅舎内ではカフェ営業もしているらしいです。

二本木駅は駅に日本曹達の工場が隣接している関係で駅と引き込み線が並行しており、鉄道の性能が向上した後もスイッチバック構造が残されているそうです。現在は貨物の取り扱いは行っていないそうですが、駅構造はそのままです。

絵地図だと分かりやすいですが、このような形でスイッチバックになっています。

駅の様子です。線数は多いですが静かな駅です。

駅の外に貨物輸送があった頃のタンク車の車輪と、ポイントのテコが保存されています。

コンクリート製の堅牢な印象の公衆トイレもあります。ありがたいです。

レンガ造りの倉庫も残っています。駅そのものも含めて鉄道遺産が多い駅だと思います。

山田温泉

高山村にある山田温泉に行ってきました。山田温泉は標高800m台の地点にあるので、小布施町の中心部からは600mほどの標高差を登る必要があります。

ルートとしては県道66号が一本道なので便利です。距離が10km以上になりますが、勾配が5-6%前後でまとまるので登りやすい坂です。

温泉街の様子です。温泉街の中が非常に急勾配なので注意が必要です。

温泉街の中を登っていくと日帰り温泉施設と直売所が併設されたスパ・ワインセンターという建物があり、そこには自転車ラックがあります。

高山村ではサイクルオアシスと称して、温泉街を中心に自転車ラックの設置やポンプの貸し出しなどのサービスを提供しているそうです。高山村には山田温泉以外にも複数の温泉があるので、温泉巡りが好きなサイクリストに向いているエリアだと思います。

長野県道451号

長野県道451号は木島平村の樽川と並行して走っている道路です。県道403号ともほとんど並行しています。県道403号を志賀高原から木島平方面に下ってくると、途中でこの県道が分岐します。

国道403号の木島平区間は結構狭いのとそこそこに交通量もあるので、ほとんど並行しているこの県道は便利です。こちらは交通量が少なくて快適です。

木島平から飯山にかけての眺望が良いのもオススメできるポイントです。それほど高低差があるわけではないですが見通しが良く、天候によって眺望が左右されることもないので気に入っています。野沢温泉から木島平を経由して志賀高原に抜ける際に今後も使っていきたい道路です。

wahoo ELEMNT BOLTのナビ機能

wahoo ELEMNT BOLTは事前にStravaなどで作成したルートを読み込んでナビゲーションを行うことができますが、スマートフォンのコンパニオンアプリ(ELEMNT)からも行き先を指定してナビゲーションを行うことが可能です。

ELEMNTで”ルートを選択”でルート選択画面に入り、右下の”+”ボタンを押すと以下のようなメニューが出てきます。

この中の”以下へ移動”がナビゲーション機能です。検索窓が出てくるので、ランドマーク名や地名を入れると、目的地までのルートを探索してくれます。

※ちなみに”サイトレースしてスタートへ戻る”は「来た道をそのまま引き返してスタートに戻るルートをセットする」の意です。

カーナビのように複数のルート候補を提案してくれるわけではないですが、かなり独特のアルゴリズムでルートを組んでくれるので、面白い道を提案してくれることが多いように思います。推測ですが、幹線道路を意図的に避ける等の方法で 自転車向きルートを選んでいるのではないかと思います。 もしかすると同じアプリを使っているユーザの通行実績等も加味しているかもしれません。

何度か使ってみたところ普通に未舗装路に誘導されたこともあったので、純粋なナビゲーションとしてはあまり高い信頼を寄せてはいませんが、先述した”ルート提案力”はかなり評価できると思います。特に目的が明確でないツーリングの場合、ルートをおまかせすると面白いのではないかと思っています。

長野県道55号(差切峡)

よく利用している長野県道55号と途中にある差切峡のご紹介をしようと思います。県道55号は千曲市と大町市を結んでいる道路です。大町麻績インター千曲線という名前からも分かるとおり、途中で国道403号と重複しながら最終的には国道18号の戸倉交差点に至ります。

途中の筑北村を通る区間に”差切峡”という名勝があります。

差切峡は麻績川がこの近辺の岩を急激に削ったことにより形成された峡谷で、巨岩・奇岩が数多く見られる場所です。新緑の季節が美しいそうですが、地学的にも見るべきポイントが多いように思います。

差切峡の手前にいきなりこのような大きな露頭があります。近くで見られないのが残念です。この辺りの地質は産総研地質調査総合センターのシームレス地質図によると10万年くらい前の堆積岩だそうです。

峡谷を案内する看板があります。

このように峡谷に差し掛かると切り立った岩塊が視界に入ってきます。峡谷の方の地質はジュラ紀(1.n億年前)の堆積岩で構成されているそうです。恐竜時代のものと考えるとちょっと気が遠くなります。

続きを読む

長野県道452号

長野県道452号は県道31号の中条隧道付近と県道401号の古屋敷という地区を結んでいる道路です。虫倉山の南斜面を登る道路のうちの一つです。

今回は登りで通行することにし、中条隧道の中条側からのスタートになりました。

道が良いところは救いですが、勾配は厳しめです。

最初の2kmほどは6%前後の勾配が続くので意外に取り組みやすい道かと思いましたが、中盤から様子が急変します。後半は平均勾配が8%前後あるため、要所に10%かそれを超える急勾配が控えています。

県道401号との合流地点です。ちょうどやきもち家の辺りに出ます。

総延長4kmほどですが、後半の攻撃力が高いので結構長く登ったような感触が残る道路です。

調査日は天気が今ひとつでしたが、その分登り切ったところでは霧が出て少々幻想的な風景を見ることができました。

県道31号から北方向に山を登るのであれば、何と言っても小川アルプスラインこと県道36号がオススメです。しかし、小川村までは行かず長野市街から近いところで軽く登りをこなしたいという場合は良いルートなのではないかと思います。