(1の続きです)
軽井沢からちょっとマイナーな県道を通って佐久方面に向かいます。
軽井沢はさすがにハイシーズンだけあって、どんよりした天気ながら多数の人出があります。駅周辺をレンタサイクルで回遊している方がかなりたくさんいらっしゃいました。
引き続き国道18号を走って中軽井沢駅を過ぎたところで南方向に進路を変えます。中軽井沢交差点から既に始まっているのですが、この県道157号というのが今回のお目当てです。
8月のことですが、あの雨連続の合間を縫って高崎から碓氷峠を経由して野辺山に至り、そこから小淵沢まで下って帰るというツーリングをしました。
ルートはこんな感じです。土地勘があるわけでもないので、基本的にメジャーな道を組み合わせたルートにしています。
高崎駅までは輪行です。輪行なので案の定お腹はご機嫌斜めでしたが、新兵器クイックビブによりそれほど慌てることもなく危機を脱しました。
ただ、電車降車後にトイレに行って動揺したのか、西口から出るはずなのに東口に出ていました。これは走り出して気づきました。上記のルート図には間違いを反映しています。
基本的にメジャーな道を選択したのですが、今回ちょっと工夫したことの一つが信越本線の南側を走ることです。国道18号はかなり高規格な道路なので、自転車はこちらの方が良いのではないかと思います。
いくつかルートの選択肢はありましたが、田んぼの中を走る気持ちの良い道を選びました。
久しぶりに秋川方面に自転車で出かけ、都道61号の戸沢峠などを走りました。途中にあるのが圏央道の八王子西インターです。
向かう方面により入口が違っており、高尾方面に行く場合は八王子西インター交差点から、鶴ヶ島方面に行く場合はその先の入口から入ります。
鶴ヶ島方面の入口は普通の丁字路のような感じで、ちょっと高速道路の入口らしくはありません。
歩行者や自転車の誤進入防止のため、看板やポールなどで入念に注意喚起がされています。
すぐ近くには美山トンネルというトンネルがあります。坑口上に旧道らしき道が見えるのですが、路盤に草が生えていてもう廃道化してしまっているようです。通るたびに自転車歩行者専用で開放してくれたら通るのになあ…と思っています。
天神トンネルは山梨県の旧秋山村エリアを通る県道35号のトンネルです。ちょうど旧秋山村から上野原市街に向かう途中にあります。
どちらのトンネルも通行可能ですが、現在は新天神トンネルの方がメインのトンネルです。新天神トンネルです。歩道はないですが非常に路面状況も良く、便利そうです。
トンネルは道路幅に余裕がなくなるので自転車の通行の難所になりがちですが、今回のように旧道も通行可能である場合、交通量のない旧道をあえて通ることで安全に通れることが多いです。
制限高3.5mの規制がかかっています。中型トラック以上だと通るのは厳しい高さかもしれません。
トンネル内部はこんな感じで素掘り感があります。照明はちゃんとついています。
記念碑は漢文なのですが、左隣に書き下し文の記念碑が別途あります。読んでみるとトンネル開通の経緯がつづられており、なかなかに興味を引かれるものです。
道路の中でも特にこのような交通に苦労のある地域の道路が好きなのですが、何かとこういうストーリーが想像しやすいから興味を引かれるのかもしれません。
この1年ちょっと使っていたIRCのROADLITE(25c)がキリ良く走行距離10,000kmを超えたので退役させることにしました。
さすがに10,000kmも走るとトレッドが平たくなって走行感が重くなってきますし、使用期間に伴う表面のひび割れも激しくなってきます。
使ってみての感想ですが、まずかなり長持ちなタイヤだと思います。5,000kmで前後ローテーションして10,000km使いましたが、無理なく使うことができました。
そして何より気に入ったのは異物が刺さりにくいということです。今まで使ったタイヤは帰ってきて点検しているとガラス片が埋まっていることが良くあったのですが、このタイヤに関してはほとんどそれがなく、精神衛生上好ましかったです。
耐パンク性も平均よりは良い方だと思います。貫通パンクを何度かしましたが、特別多いとは思いませんでした。
しかも安価です。3,000円ちょっとで調達できるのでコストパフォーマンスはかなり良いと思います。
総じて言うと”ちょっとソフトめのコンチネンタルGP4000S”といった印象のタイヤです。入手性があまり良くないのが欠点ですが今は通販もありますし、問題にならないと思います。
地味なタイヤではありますが、かなりオススメです。
今回は ”南部町めぐりルート” を走りました。おそらく全ルート中屈指の市街地型ルートです。
ルートはこんな感じで、環状にはなっていないルートです。
国道298号の側道を走ります。国道298号は自動車専用道路の高架部分(いわゆる東京外環)と高架の下の本線、本線脇の側道で構成されています。側道の横にかなり広い歩道があるので、主にここを走って行きます。 続きを読む
自転車に乗る時はお腹の具合が急変することがそんなにないのですが、輪行時を中心にピンチを迎えることも結構あります。以前から使っていたビブパンツが老朽化していたこともあり、多少奮発してパールイズミのクイックビブパンツを調達しました。
遠目に見た感じは普通のビブパンツです。普通のビブパンツの場合は最初にこれを履いた上で上半身にジャージを着ます。そのため、大きい方の用を足す際に着ているものを一回全て脱ぐ必要があります。このタイムロスが緊急時には結構効いてきそうな気がするのです。
ところが、このクイックビブは腰の部分で上下が分離します。そのため、普通のスパッツのような要領で取り扱えるというわけです。
上半身部分と下半身部分はファスナーとフックで連結するようになっており、走行中にうっかり分離したりする心配はありません。また、ファスナーは直接体に当たらないようにできており、擦れることによるストレスも一切ありません。
サイズは最も小さいサイズでMサイズとなっており、身長160cm-168cmの方に適合するとのことです。私の身長は160cmちょっとなので、買ったらちょっとブカブカなのではないかという心配がありました。
ところが、実際に着用してみると思ったよりもジャストサイズな感じでした。パールイズミの製品は靴下などが特にタイトめの設定になっていますが、このクイックビブパンツも同様なのかもしれません。ちょうどサイズの境目くらいの身長で迷うな、という方は注意が必要かもしれません。
実際に何度か着用して走ってみましたが、これは便利なものです。トイレに行きたくなっても「クイックビブだしまあ楽勝だな」と思えるので、心理的な動揺が少ないのも良いです。秋冬用の装備も次回は是非クイックタイプのものにしようと思います。