長野県道506号、通称戸隠バードラインを走行していると飯縄山側に突然洋館のようなしゃれた建物が見えてきます。

これは長野県自治研修所という県庁職員の方向けの研修施設だそうです。調べてみたところによると築年は1913年で、元々は城山(動物園や県立美術館のあるエリア)にあったそうです。その後現在の位置に移築されたとのことです。
現在は県の施設ではなく、所有権は民間企業にあるということです。歴史のある良さそうな建物なのですが、今後どのように活用されるのか気になります。


長野県内全県のクマ出没情報を見られるという”けものおと2″というAndroid用アプリを導入しました。iOS版もあります。
[長野県]
県に報告のあったクマ出没情報が一元化して地図上で確認できるというものです。アプリそのものは共通のもので、ログインする際に各自治体の認証情報を使用することで、表示される情報を制御しているようです。

地図上にマッピングされることでおおよその出没傾向が分かるので参考になります。こうやって見てみると長野市西部から小川村にかけての目撃情報が多く感じます。逆に聖山の周辺や犀川沿いの国道19号沿線であまり目撃情報がないのは意外に感じました。
出没情報以外にもスマートフォン用アプリらしく、出没情報の投稿されたエリアに接近すると警報が鳴って教えてくれる機能などもあります。野外活動で林内に入る方などはこの機能も便利かもしれません。
長野県内の飯田市にあった谷口醸造が製造していた”万里風味”というザーサイが最後の1袋になってしまいました。谷口醸造は2025年の6月末をもって漬物製造事業から撤退してしまったということで、もうこの万里風味も新たに作られないものと思われます。

6月末を過ぎたあともしばらく市場には出回っていたのでその時にある程度備蓄しておいたのですが、日々つまんだり料理に使用するうちに最後の1袋になってしまいました。
以前にもエントリで触れていますが、ザーサイと一緒に貝ひもときゅうりが入っているのがそのまま食べるにも料理にも使い勝手が良くて重宝していました。食べ物ばかりはラスト1個を大事に取っておくわけにも行かないので残念です。
さすがに明け方に寒さを感じるようになってきたので羽毛布団を出しました。ここしばらく天気が今ひとつなので、出して布団乾燥機で少々念入りに乾燥させての投入です。そのうち晴れ間があれば天日に当てたいと思っています。
長野県は日中こそまだ最高25℃くらいあり、日向では少々暑く感じることもありますが、朝晩は15℃前後まで気温が下がるのが普通という感じになってきました。この最低気温15℃くらいが羽毛布団投入の1つの目安となっています。
ここからはかなり冷え込みの速度も早く、例年通りの感じであれば10月下旬には最低気温が10℃を切ってくるものと思います。
長野県内のそば畑ではそばの花が咲く時期になりました。

Google等で”そばの花 匂い”などと検索するとすぐに分かるのですが、そばの花は受粉をしてくれる昆虫を誘引するためなのか強い匂いを放ちます。一般的に想像される花の香りではなく、しばしば堆肥などと形容されるあまり好ましくないとされる匂いです。人によって何に形容するかが違うので、様々な形容を見てみると結構面白いと思います。
少々興味深いのは匂いの強さに時間帯で差があるように感じることです。自転車で走っていると全体的には朝から午前中は匂いが強く、午後はそうでもないように思います。単に鼻が慣れてしまっているだけという可能性もありますが、少々気になる性質です。
報道で知ったのですが、表題の通りツキノワグマ対策として株式会社アイエスイーが開発している”けものおと”というアプリを9月から長野県全域で運用することになったそうです。
[株式会社アイエスイー]
このアプリは現時点でも県内では飯山市と信濃町で運用されているものです。自治体バラバラではなく、全県で運用すれば1つのアプリで県内全域の出没情報が表示できるのでかなり便利ではないかと思います。
現在時点でも長野県で各自治体からの報告を元にPDF形式の出没マップを作ってくれていますが、情報集約に時間がかかるのか1週間程度のタイムラグがあります。アプリであれば投稿されれば即時反映されるものと思われるので、速報性も高くなると思います。
長野県からの正式なアナウンスはまだのようですが、リリースされたら試してみたいと思います。
7月31日付で長野電鉄が旅客運賃の上限変更認可申請、いわゆる運賃値上げの申請をしたというニュースがありました。Webサイトに詳しいリリースも出ていました。
[長野電鉄]
改定率は平均して26.5%となるそうで、初乗り運賃は大人170円が210円となるそうです。(23.5%増)始発駅の長野から終点の湯田中まで乗ると1,190円が1,660円となります。(39.5%増)
全体的には短距離ほど改定率が低く、長距離ほど改定率が高く設定されているようです。また、一方で通学定期券の割引率は67.0%が69.2%となり、割引率が向上することによって運賃改定の影響が多少緩和されるようになっています。
例えば長野-附属中学前の6ヶ月通学定期券を購入すると現状では40,830円となります。切符だと片道330円x2(往復)x180(日)=118,800円なので、割引率は65.6%になります。恐らく2%程度割引率が上がることになると思われるので、新割引率を67.6%と仮定します。
改訂後の運賃で計算すると片道410円x2x180=147,600円で、これに対して割引率67.6%を適用し、47,822円→47,830円が新定期料金として想定されます。もし割引率が現状のままだとすると50,780円になると思われるので、これは結構大きいと思います。
リリースの中では今後の設備投資予定についても言及されています。特に”自動出改札システム”による業務の省力化が目玉と位置づけられているようです。導入時期や内容は未定とされていますが、いわゆる交通系ICカードの導入のことを指しているのか、または何かほかの要素と複合したシステムなのか気になります。
投資計画もリリースに掲載されていますが、特に2025年度と2026年度は支出規模が大きくなっています。こちらもいつどういった内容が発表になるか気になるところです。
JR東日本が展開しているQR乗車券サービスのえきねっとQチケがエリアを拡大し、2025年の10月からは郡山以南の東北新幹線沿線と東京都区内でも利用できるようになるそうです。
「えきねっとQチケ」サービスエリア拡大 東北エリアから首都圏へのご利用が便利になります![PDF/948KB]
[JR東日本Webサイト]
えきねっとQチケは昨年福島県に出かけたときに利用しましたが利用体験はなかなかいいものでした。QRコード読み取りということで反応速度面がNFCと比べてどうかなと思っていたのですが、特に違和感なく利用できました。チケットの購入もえきねっとチケットレスアプリでSuica特急券と同じような要領で可能なので便利に感じました。
JR東日本としては自社エリア全域にえきねっとQチケを展開することを計画しているそうで、今回のプレスリリースによれば2026年度下期には上信越エリアにも拡大、2026年度末をもって自社エリア全域で利用可能になる見込みということです。
今年の3月にSuica対応した長野駅の自動改札機もQRコードが読み取れる準備はされている様子だったので、長野県内でもQR乗車券が使えるようになるのが楽しみです。
須坂市の井上という場所に珍しい枕状溶岩を陸上で観察できる場所があります。
井上という地名はここに住んでいた豪族井上氏に由来するものだそうです。溶岩が観察できる場所もその名も井上山という山の麓にあります。


枕状溶岩というのは海底火山が噴火した際に溶岩が地中から直接海水内に突出し、海水で急冷された結果として文字通り枕のような形状で固まったもののことをいいます。

こういった感じのものです。草が茂っているので少々分かりにくいですが、俵状の石が積み重なっているように見えます。溶岩が出てきたそばから固まっていくので、ある程度の規則性のある形状になっていることが多いようです。

今でこそこの付近は標高350mほどありますが、2千万年前は海中だったということです。スケールの大きな地球の変動を実感できる貴重なスポットです。