長野県」カテゴリーアーカイブ

長野電鉄河東線の跡地散策

2012年に廃線となってしまった長野電鉄河東線という路線があります。屋代-須坂間を結んでいた路線で、一部廃線跡が遊歩道として再利用されています。

今までも自転車ツーリングのついでに遊歩道や駅跡などを見て回っていたのですが、どうしても自転車だとアクセスしづらい遺構もあるので、気になったところをまとめて徒歩で散策してみました。

区間としては井上駅-須坂駅間です。上信越自動車道の長野東IC付近から須坂駅までといったところです。

国道403号との立体交差

まず国道403号と線路跡の交差です。線路跡が再整備されており、この雰囲気だと車道になりそうな感じでした。

道路左右には歩道になりそうな空間も見えます。

井上駅跡

続いて井上駅跡です。駅名標と説明看板があり、駅跡であることが分かります。

今の長野線の駅間を考えると、井上駅-須坂駅間は結構長かったことが分かります。

駅跡に面して商店がある感じは駅があった当時の雰囲気を感じます。

築堤区間

井上駅を出ると鮎川・百々川(どどがわ)という2本の河川を渡るためなのか、線路跡は築堤区間に入ります。

右側が線路跡です。

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新米入荷2021

米びつの米が切れてしまったところ、ちょうど2021年産の新米が出回り始めていたので、新米を買ってきました。

毎度のごとく県産品です。長野県はお米の生産量が実は多く、県内で流通しているお米は大体長野県産と新潟県産です。

調べてみると長野県の農業試験場で生まれたご当地品種がいくつかあるそうです。現役品種は以下のものがあるそうです。

  • きらりん(低温に強く、早めに収穫可能)
  • ゆめしなの(高地でも栽培可能、食味に優れる)
  • 風さやか(低地向けだが収量が多く、倒れにくい。ゆめしなのから改良)

店頭で見かけるのは風さやかですが、どちらかというと寒冷地向けの上記2品種より風さやかは昨今の気象条件に合っているということなのかもしれません。変わった品種を見かけたら色々と試してみたいところです。

信州物産 畑のお肉(フィレタイプ)

スーパーで変わった食材を発見したので買ってみました。大豆を使った代用肉だということです。製造元は長野市篠ノ井の信州物産という会社です。

使う時は事前に水かぬるま湯に15分程度つけて戻し、下味をつけた上で調理します。

今回は下味をコチュジャンとごま油でつけ、もやしと一緒に炒めて野菜炒め風にしてみました。
炒めるときの味付けはコチュジャン大さじ1、しょうゆ小さじ1、砂糖小さじ1の甘辛い味です。

食べた感じは全く油っ気のない肉という感じです。あまり柔らかくはなく、硬めの麩や高野豆腐のような感じです。
それほど肉に近い感じはしないのですが、油っ気がない関係で冷めてもあまり味に変化がないという特長があります。

使い勝手の面で見ると乾物なので長期保存が効き、使いたい時に使えるので便利です。生肉はどうしても使い切らないといけない場面がありますが、この製品はちょっとだけ使いたいから2-3枚だけ出すといった柔軟性のある使い方ができます。

今回買ったのはスライス肉風のフィレタイプでしたが、別の形状もあるらしいです。備蓄食料として一袋持っておいても良さそうです。

御代田駅

ロードロジックの走行試験ということでちょっと足を延ばして御代田町を訪問しました。自転車の方は優れた振動吸収性ゆえか、長距離でもなかなか快適で満足でした。

しなの鉄道の御代田駅です。元信越本線の駅ということもあってか、幹線の駅らしい風格があります。

跨線橋も古くから使われていそうな感じがします。細長い窓が隙間なく並んでいる構造がユニークだと思います。

東信エリアはまだ探検がそこまで進んでいないので、周辺の道路をチェックしてきました。

東信地域はばく然とルートの選択肢が少ないイメージを持っていましたが、実際走ってみると自転車ツーリングでも常用できそうな幹線道路がそこそこありました。

御代田町は最近首都圏からの移住先として人気があるそうで、県内でも珍しく社会的人口が増えている自治体だということです。確かに軽井沢駅まで出てしまえば新幹線で1時間くらいで東京駅に出られるので、便利な立地だと思います。

すや亀 信州善光寺 門前甘酒

長野県といえば味噌を中心に発酵食品の製造や消費が盛んな地域です。味噌や日本酒とあわせて甘酒についてもいわゆるご当地ブランドがいくつかあり、スーパーなどで入手可能です。

今回は味噌でおなじみのすや亀さんの製品を試してみました。

ペットボトル入りのストレートタイプです。ラベルにある通り砂糖は添加されておらず、甘みは米こうじの甘さのみという甘酒になっています。

飲んでみるとかなり米こうじの粒が多く、液体というよりかなり緩めのおかゆのような感じです。まあまあ噛みながら飲むような感じになります。

全国的に流通している製品とちょっと違うので、飲み比べてみても面白そうです。他メーカーのものもこんな感じでペットボトル入りやパック入りになっており日持ちするので、ちょっと変わったお土産としても良いのではないかと思います。

控えめな県道の表示

自転車に乗っていると道路の案内標識をたくさん見かけるので、時々変わった配置やバランスのものがあると気になってしまいます。

最近発見したのはこれです。

長野市篠ノ井小松原の県道381号と県道383号の交差点です。こういう標識の場合は矢印からはみ出る形で県道の六角形が重なって表示されることが大半だと思うのですが、なぜかこの標識は矢印に六角形が収まっているというバランスになっています。

こういうパターンがスタンダードだと思います。

地名の表記を優先した結果矢印が短くなり、県道の表示を大きくする余地がなくなってしまったのかもしれません。

スギヨのビタミンちくわ

長野県のご当地食品は色々ありますが、代表的なものの一つがこのビタミンちくわです。

スーパーの練り物売り場に行くと大体一番専有面積が広いのがこのビタミンちくわで、存在感の大きさを感じます。

製造元は石川県にあるスギヨで、石川県で製造されているにもかかわらず生産量の大半が長野県で消費されているという変わった商品となっています。

”ビタミン”の由来はちくわにサメ肝油が添加されており、ビタミンAとビタミンEが強化されていることからだそうです。栄養価の高さを前面に押し出したマーケティング戦略で戦後に大変な人気商品となったとのことです。

特に長野県に対しては鮮度維持のため食塩を詰めた状態で発送が行われていたそうで、長野県内においては”ちくわと食塩が同時に入手でき、しかも栄養のある食品”ということで定番化したということです。

ちくわ自体はスタンダードな性質で、比較的柔らかめに感じます。私が特に気に入っているのはあまり塩気が強くないというところです。味噌汁の具や煮物の具などに加えても味に大きく影響しないところが使いやすいです。

要冷蔵なので長野土産としてはちょっと取扱いが難しいかもしれませんが、是非一回お召し上がりいただきたい優秀なちくわです。

掛け布団を出しました

ここしばらく朝方の冷え込みがそこそこあり、夏用の薄い布団では寒くて目が覚めることもあったので、冬にも対応できる普通の掛け布団を出してきました。

例年よりちょっと登場が早いような気がしたので、アメダスの過去データを簡単に見てみたところ、長野のアメダスにおけるここ2-3年の9月上旬の最低気温は22-23度前後の日が多かったようです。

一方で今年は既に朝の最低気温が17度くらいの日が連続しており、ここ2-3年の中では少々冷え込むのが早いように感じます。昨年と比べると2週間くらい早めに冷えてきている感じです。

もっとも、更にアメダスのデータをさかのぼると2017年は9月の初旬に最低気温13度前後という記録がありました。おおよそ9月も下旬に差し掛かると気温の変動も収束してくる感じですが、9月上旬から中旬にかけては年によって多少暑さが残る時と早い段階で冷え込み始める年とあるようです。

上田市・千曲市広域シェアサイクル社会実験

千曲市総合観光会館に立ち寄ったところ、ずらっとシェアサイクルが並んでいることに気がつきました。

これは上田市と千曲市が共同で行っているシェアサイクル社会実験なんだそうです。

上田市・千曲市広域シェアサイクルWebサイト

[docomoサイクル]

シェアサイクルの仕組みはdocomoサイクルのもので、上田市のポートと千曲市のポートを1エリアとした広域シェアサイクルとして設定されているのが特徴です。首都圏などでdocomoサイクルを既に利用している方は会員登録の必要がないので便利だと思います。

料金は1時間110円で、1日パスは1,650円と1日パスがお得な設定になっています。ポート位置は上田市側は市街地重視、千曲市側は駅前を重視という感じで配置されています。

駅で降りて自転車を借りて移動できるので観光に重宝しそうです。千曲市・上田市とも観光スポットが必ずしも駅に近いとは限らないので、自転車併用だと行動範囲が広がって楽しそうです。電動アシスト自転車なので多少の坂であれば楽に登れそうです。

あるいは広域展開のメリットを活かして千曲川サイクリングロードの上田市-千曲市区間を走ってみたいという場合にも便利な仕組みではないかと思います。上田市側で借りて千曲市側に返すという片道運用が可能なので、ルート設計は相当柔軟です。

まだ長野県内はシェアサイクルがそこまで普及していませんが、今後こういった取り組みが増えると良いと思います。

松代周辺の長いも畑

松代周辺の千曲川沿いには、一面につる性の植物が植わった畑が広がっています。特徴的な見た目のこの植物は、長いもなんだそうです。

農林水産省の作物統計調査(2019年)によれば、長いもは全国合計の出荷量が128,400tあり、全体の9割程度にあたる113,900tは北海道(63,200t)と青森県(50,700t)が占めています。これに次ぐ全国3位の出荷量なのが長野県(5,010t)となっています。上位2道県が規格外ですが、長野県も一大産地と言って良いのではないかと思います。

長いもは水はけの良い土地でよく育つとのことなので、千曲川による堆積物が中心と思われる松代周辺の土壌は栽培好適地なのかもしれません。

長野市周辺では秋になると地場野菜として長いもが多数出回るので、流通が始まったら入手してみたいと思います。