長野県」カテゴリーアーカイブ

信州物産 畑のお肉(フィレタイプ)

スーパーで変わった食材を発見したので買ってみました。大豆を使った代用肉だということです。製造元は長野市篠ノ井の信州物産という会社です。

使う時は事前に水かぬるま湯に15分程度つけて戻し、下味をつけた上で調理します。

今回は下味をコチュジャンとごま油でつけ、もやしと一緒に炒めて野菜炒め風にしてみました。
炒めるときの味付けはコチュジャン大さじ1、しょうゆ小さじ1、砂糖小さじ1の甘辛い味です。

食べた感じは全く油っ気のない肉という感じです。あまり柔らかくはなく、硬めの麩や高野豆腐のような感じです。
それほど肉に近い感じはしないのですが、油っ気がない関係で冷めてもあまり味に変化がないという特長があります。

使い勝手の面で見ると乾物なので長期保存が効き、使いたい時に使えるので便利です。生肉はどうしても使い切らないといけない場面がありますが、この製品はちょっとだけ使いたいから2-3枚だけ出すといった柔軟性のある使い方ができます。

今回買ったのはスライス肉風のフィレタイプでしたが、別の形状もあるらしいです。備蓄食料として一袋持っておいても良さそうです。

御代田駅

ロードロジックの走行試験ということでちょっと足を延ばして御代田町を訪問しました。自転車の方は優れた振動吸収性ゆえか、長距離でもなかなか快適で満足でした。

しなの鉄道の御代田駅です。元信越本線の駅ということもあってか、幹線の駅らしい風格があります。

跨線橋も古くから使われていそうな感じがします。細長い窓が隙間なく並んでいる構造がユニークだと思います。

東信エリアはまだ探検がそこまで進んでいないので、周辺の道路をチェックしてきました。

東信地域はばく然とルートの選択肢が少ないイメージを持っていましたが、実際走ってみると自転車ツーリングでも常用できそうな幹線道路がそこそこありました。

御代田町は最近首都圏からの移住先として人気があるそうで、県内でも珍しく社会的人口が増えている自治体だということです。確かに軽井沢駅まで出てしまえば新幹線で1時間くらいで東京駅に出られるので、便利な立地だと思います。

すや亀 信州善光寺 門前甘酒

長野県といえば味噌を中心に発酵食品の製造や消費が盛んな地域です。味噌や日本酒とあわせて甘酒についてもいわゆるご当地ブランドがいくつかあり、スーパーなどで入手可能です。

今回は味噌でおなじみのすや亀さんの製品を試してみました。

ペットボトル入りのストレートタイプです。ラベルにある通り砂糖は添加されておらず、甘みは米こうじの甘さのみという甘酒になっています。

飲んでみるとかなり米こうじの粒が多く、液体というよりかなり緩めのおかゆのような感じです。まあまあ噛みながら飲むような感じになります。

全国的に流通している製品とちょっと違うので、飲み比べてみても面白そうです。他メーカーのものもこんな感じでペットボトル入りやパック入りになっており日持ちするので、ちょっと変わったお土産としても良いのではないかと思います。

控えめな県道の表示

自転車に乗っていると道路の案内標識をたくさん見かけるので、時々変わった配置やバランスのものがあると気になってしまいます。

最近発見したのはこれです。

長野市篠ノ井小松原の県道381号と県道383号の交差点です。こういう標識の場合は矢印からはみ出る形で県道の六角形が重なって表示されることが大半だと思うのですが、なぜかこの標識は矢印に六角形が収まっているというバランスになっています。

こういうパターンがスタンダードだと思います。

地名の表記を優先した結果矢印が短くなり、県道の表示を大きくする余地がなくなってしまったのかもしれません。

スギヨのビタミンちくわ

長野県のご当地食品は色々ありますが、代表的なものの一つがこのビタミンちくわです。

スーパーの練り物売り場に行くと大体一番専有面積が広いのがこのビタミンちくわで、存在感の大きさを感じます。

製造元は石川県にあるスギヨで、石川県で製造されているにもかかわらず生産量の大半が長野県で消費されているという変わった商品となっています。

”ビタミン”の由来はちくわにサメ肝油が添加されており、ビタミンAとビタミンEが強化されていることからだそうです。栄養価の高さを前面に押し出したマーケティング戦略で戦後に大変な人気商品となったとのことです。

特に長野県に対しては鮮度維持のため食塩を詰めた状態で発送が行われていたそうで、長野県内においては”ちくわと食塩が同時に入手でき、しかも栄養のある食品”ということで定番化したということです。

ちくわ自体はスタンダードな性質で、比較的柔らかめに感じます。私が特に気に入っているのはあまり塩気が強くないというところです。味噌汁の具や煮物の具などに加えても味に大きく影響しないところが使いやすいです。

要冷蔵なので長野土産としてはちょっと取扱いが難しいかもしれませんが、是非一回お召し上がりいただきたい優秀なちくわです。

掛け布団を出しました

ここしばらく朝方の冷え込みがそこそこあり、夏用の薄い布団では寒くて目が覚めることもあったので、冬にも対応できる普通の掛け布団を出してきました。

例年よりちょっと登場が早いような気がしたので、アメダスの過去データを簡単に見てみたところ、長野のアメダスにおけるここ2-3年の9月上旬の最低気温は22-23度前後の日が多かったようです。

一方で今年は既に朝の最低気温が17度くらいの日が連続しており、ここ2-3年の中では少々冷え込むのが早いように感じます。昨年と比べると2週間くらい早めに冷えてきている感じです。

もっとも、更にアメダスのデータをさかのぼると2017年は9月の初旬に最低気温13度前後という記録がありました。おおよそ9月も下旬に差し掛かると気温の変動も収束してくる感じですが、9月上旬から中旬にかけては年によって多少暑さが残る時と早い段階で冷え込み始める年とあるようです。

上田市・千曲市広域シェアサイクル社会実験

千曲市総合観光会館に立ち寄ったところ、ずらっとシェアサイクルが並んでいることに気がつきました。

これは上田市と千曲市が共同で行っているシェアサイクル社会実験なんだそうです。

上田市・千曲市広域シェアサイクルWebサイト

[docomoサイクル]

シェアサイクルの仕組みはdocomoサイクルのもので、上田市のポートと千曲市のポートを1エリアとした広域シェアサイクルとして設定されているのが特徴です。首都圏などでdocomoサイクルを既に利用している方は会員登録の必要がないので便利だと思います。

料金は1時間110円で、1日パスは1,650円と1日パスがお得な設定になっています。ポート位置は上田市側は市街地重視、千曲市側は駅前を重視という感じで配置されています。

駅で降りて自転車を借りて移動できるので観光に重宝しそうです。千曲市・上田市とも観光スポットが必ずしも駅に近いとは限らないので、自転車併用だと行動範囲が広がって楽しそうです。電動アシスト自転車なので多少の坂であれば楽に登れそうです。

あるいは広域展開のメリットを活かして千曲川サイクリングロードの上田市-千曲市区間を走ってみたいという場合にも便利な仕組みではないかと思います。上田市側で借りて千曲市側に返すという片道運用が可能なので、ルート設計は相当柔軟です。

まだ長野県内はシェアサイクルがそこまで普及していませんが、今後こういった取り組みが増えると良いと思います。

松代周辺の長いも畑

松代周辺の千曲川沿いには、一面につる性の植物が植わった畑が広がっています。特徴的な見た目のこの植物は、長いもなんだそうです。

農林水産省の作物統計調査(2019年)によれば、長いもは全国合計の出荷量が128,400tあり、全体の9割程度にあたる113,900tは北海道(63,200t)と青森県(50,700t)が占めています。これに次ぐ全国3位の出荷量なのが長野県(5,010t)となっています。上位2道県が規格外ですが、長野県も一大産地と言って良いのではないかと思います。

長いもは水はけの良い土地でよく育つとのことなので、千曲川による堆積物が中心と思われる松代周辺の土壌は栽培好適地なのかもしれません。

長野市周辺では秋になると地場野菜として長いもが多数出回るので、流通が始まったら入手してみたいと思います。

奥裾花自然園観光駐車場

奥裾花自然園の入口である観光駐車場の写真をご紹介します。

まずは観光駐車場の全景です。ご覧の通りかなり収容台数には余裕があります。

こちらの建物は観光センターです。いわゆる公園事務所的な建物なのだと思います。

観光センターに隣接して売店もあります。新型コロナウイルスの影響で平常時と営業形態が違うようですが、本来であればそばやきびだんごなど軽食が食べられるそうです。

奥裾花自然園への道です。ここから先は自転車も含めて車両は通行できません。園内の散策も込みでここから行って帰ってくるのに2-4時間を要するとのことです。

期間限定で運行される路線バスのバス停です。路線バスの運行区間は奥裾花自然園入口までなので、観光センター→自然園入口までの一般車両通行禁止区間を車両移動することができます。

バスの運行形態も特別で、長野バスターミナルを出発後、権堂入口を出てからは鬼無里まで無停車という特殊な路線となっています。

運行されるのは水芭蕉のハイシーズンに限られ、2021年度については運行を終了しているとのことです。

観光駐車場にはお手洗いが2つあります。奥裾花大橋にもお手洗いがありますが、そこからは全くお手洗いはないので貴重です。

設備は以下の通りです。

男女別
小便器3
個室洋式1
多目的

この土台のようなものは観光駐車場手前にある旧料金所です。現在料金所は観光駐車場の先に移転しています。

奥裾花渓谷の写真(地学的な見どころ)

奥裾花渓谷をロードバイクで走行した際に、地学的に面白そうなところをいくつか写真に撮っておいたのでご紹介します。

これは林道大川線分岐点を観光駐車場方面から見たアングルです。

こちらは猿の水飲み場と言われる地形です。一般的にはポットホールと呼ばれることが多いように思います。水やそれにより運搬された小石の力で岩が浸食されたもので、一見して自然にできたとは思えない曲面になるのが特徴です。

長野県では神社などにこのように浸食された石が置いてあることが多いように思います。

こちらは蜂の巣状風化岩というものです。珍しい形状の浸食ですが、岩の中でも成分にばらつきのあるところが選択的に風化し、このような形になったということです。

こちらは千畳岩という砂岩の一枚岩です。左下隅の看板が高さ1.6m程度なので、どれほど大きいかがお分かりいただけるかと思います。

こちらは分かりにくいですが、サンドパイプという生物の巣の化石です。岩肌に小さい円形の穴が空いています。奥裾花渓谷で見られる岩は海成砂岩なので、シャコやアナゴのように海の砂に穴を掘って暮らす生物の巣だと考えられているそうです。

こちらは鏡肌と言われる地形です。地形の変動で岩が滑って移動した際に、滑り面が滑らかな面として露出したものです。ちょうど写真中央部分が滑り面に当たります。

そしてこちらが動画にも映っている道路沿いの露頭です。スケールは小さめですが伊豆大島の地層大断面を思わせる分かりやすい露頭となっています。

大ざっぱに見ていくだけでもこれだけの見どころがあります。もっと専門的に見ていくとかなりボリュームのある地形観察が楽しめるのではないかと思います。