中野市や木島平村からよく見える高社山(こうしゃさん)の写真を撮りました。

高社山は標高が1,300m近くある山ですが、盆地に張り出したような山なので山の形全体が見やすく、写真に撮りたくなります。
独特の裾野の広い形状から富士山にも例えられることがあるという山です。いつも参照している”長野の大地見どころ100選”によれば、裾野が広いのは火山活動が早期に停止し、裾が崩壊して扇状地状に広がったためだということです。
こうしてみると北信地域の山々の中では少々変わった成り立ちのようにも思えます。
官公庁が公開している各種統計情報を時々見ることがあるのですが、長野県では特に全国的に見ても順位が高いものや特徴的なものについて、”データで知る信州”と銘打って公開してくれています。目立つところだけダイジェストで見られるので非常に分かりやすいです。
よく言われる健康寿命のことや地勢的なことはある程度想像の範囲内ですが、歩車分離式信号機の設置率や意外な農産品のシェアなど、初めて知る内容が多くて非常に良い企画だと思いました。
関連して、長野県のWebサイト内にも”意外と頑張ってます長野県”というコンテンツがあり、こちらはランキング上位の統計情報に加えて長野県が初めて取り組んだ施策についても触れられています。
改めて客観的な情報で見直してみると色々な特徴があるものだと思います。話の種なんかにも結構良いのではないかと思います。
引き続き通行止めの状況を時々チェックしているのですが、長野国道事務所から詳細なう回路案内が出ていました。
普通車向けのう回路としては当初案内のあった県道31号ルートの他、県道70号で稲荷山方面から信州新町へ抜けるルート、県道36号で小川村から信州新町へ抜けるルートも案内されています。
県道36号でう回する場合はやはり山を一つ越えることになりますが、かなり勾配が厳しくかつ頂上付近の道路幅が狭いのが少々難です。頂上付近はここ最近拡幅工事をしていたので、そのうち多少は通行しやすくなるかもしれません。
しかし現場写真を見るとかなり大きな変動が起きているようです。この状況から復旧作業となると大変だと思いますが、無事に復旧することを祈っています。
先日沓掛温泉に行く途中に、県道181号の分岐があるのを見つけました。この県道181号は青木村から保福寺峠を越えて松本方面に至る道路だそうです。

調べてみるとこの道路は保福寺道という歴史のある道路で、松本城下から上田までを結ぶ道路だそうです。現代の路線ではおよそ県道181号、国道143号に並行するようです。
上田で北国街道に合流し、そこから江戸へ向かう道だったとのことです。
松本藩の参勤交代ルートは保福寺道→北国街道だったそうです。現代においては松本東京間は道路も鉄道も山梨県を通るルートがメインですが、昔は一度上田に出てから東京方面を目指していたようです。
考えてみると甲州街道ルートでは塩尻峠・笹子峠・大垂水峠と3つ峠がありますが、上田経由の北国街道ルートでは保福寺峠と碓氷峠、または内山峠の2つで済むので、現代のトンネルのことを考慮しなければ上田経由が合理的だったのかもしれません。

保福寺も含めて道路探検をしたいところなのですが、災害復旧工事のため最低でも2021年7月までは通行止めということです。チャンスがあれば走ってみたいルートです。
昨年も国道19号は通行止めがありましたが、その時とは別の場所で通行止めが発生しているとのことです。
通行止めの箇所は長野市街から通行する際、安庭ICを過ぎて道の駅信州新町へ下っていく途中にある水篠橋付近のようです。
この箇所は前から結構工事が多い区間というイメージがありましたが、2017年11月から2019年3月まで片側交互通行規制がかかっていたこともあるそうです。今回は2021年2月末頃から変調が見られたので片側交互通行規制をかけていたところ、今回改めて通行止めにすることになったようです。
う回路は例によって県道31号で美麻の坂を越えていくルートになっています。往来の予定のある方は注意した方が良いと思います。
春先でまだそれほど標高の高いところに自転車では出かけにくいので、国道19号で松本方面に行くプランは検討していたところだったのですが、災害ということで残念です。早期の復旧を祈っています。