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AMD Software: Adrenalin Edition 23.10.1がリリース

バージョン23.10.1がリリースされました。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.10.1 Release Notes

[amd.com]

新規サポートタイトルはAssassin’s Creed MirageとThe Lords of the Fallenの2本です。それに加えてAnti-Lag+の対象タイトルにCounter Strike 2が追加されています。Counter Strike 2は割と突然リリースされたような感じですが、ドライバの方でもフォローしているようです。

Counter Strike 2に関してはプレイ中のドライバクラッシュや引っかかりなどの不具合修正も含まれているようです。

AMD Software: Adrenaline Edition 23.9.3がリリース

バージョン23.9.3がリリースとなっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.9.3 Release Notes

[amd.com]

新規にサポートされたゲームタイトルはCounterStrike2、Cyberpunk 2077: Phantom Liberty、PAYDAY3の3本です。

CounterStrike2は突如正式にリリースされましたが、ドライバ側はさっそくサポートしているようです。

AMD Software: Adrenaline Edition 23.9.2がリリース

新規ゲームタイトルとRadeon Anti-Lag+のサポートが追加された23.9.2がリリースされています。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.9.2 Release Notes

[amd.com]

新規にサポートしているゲームタイトルは

  • Lies of P
  • Party Animals
  • The Crew Motorfest

の3本です。また、今回のバージョンで以下のゲームタイトルについてRadeon Anti-Lag+をサポートするようになったそうです。

  • Starfield
  • Witcher 3
  • ELDEN RING
  • Immortal of Aveum

パフォーマンス面について最大で45%のレイテンシ削減が見込まれるということです。Anti-Lag+の効果を確認したい場合、Ctrl+Shift+Lキーでレイテンシのオーバーレイ表示が可能ということです。

その上でDelキーを押しっぱなしにするとAnti-Lag+とAnti-Lagの比較が、また右Ctrlキーを押しっぱなしにするとAnti-Lag+のオン・オフの比較ができるということです。

AMD Software: Adrenaline Edition 23.9.1がリリース

RX7700XTと7800XTの発売を受けて23.9.1がリリースされました。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.9.1 Release Notes

[amd.com]

今回のバージョンでは新機能がいくつか追加されています。

AMD Radeon Anti-Lag+

AMD Radeon Anti-Lag+は画面の同期を調節することでより滑らかな描画を実現するという機能です。

既存のAnti-LagはCPU処理がGPU処理よりも先行しないように調整してラグを予防するというものでしたが、Anti-Lag+はゲームプログラム側でもフレームの補正を行い、より低いレイテンシや滑らかな描画を実現するとうたっています。

ゲーム側の処理が絡む関係でゲーム側がこのテクノロジーに対応している必要があります。

AMD Radeon Boost

ユーザーの操作により高速な画面の動きが検出されると、動的に画面解像度を低下させてフレームレートを稼ぐというテクノロジーです。特に高DPIのマウスを使う場合に有効とされています。こちらもゲーム側の対応が必要で、今回のバージョンでリメイク版バイオハザード4と、Ghostwire:Tokyoがサポート対象タイトルになりました。

AMD HYPR-RX

前の2つは既存のテクノロジーのアップデートでしたが、今回新規に追加されたのがこちらのHYPR-RXというものです。HYPR-RXはグラフィックスプロファイルの1つとして選択可能になっており、これを選択するとフレームレート・パフォーマンス重視の設定になるように既存のテクノロジーを組み合わせて設定してくれます。

このテクノロジー自体が何かの機能を持っているわけではないようで、パフォーマンス重視モードをおまかせ設定できるプロファイルといった立て付けになっているようです。

確かにドライバの各種設定は複雑で、どれをONにしてどれをOFFにすれば良いかが分かりにくいところもありました。とりあえずこれをONにすればパフォーマンス重視になるというのは分かりやすいと思います。

今後の予定

珍しく今後のアップデート予定も掲載されており、Anti-Lag+のサポートタイトルの更なる拡充が予告されています。また、2024年の第一四半期にはHYPR-RXモードにAMD Fluid Motion Framesが搭載される見込みということです。

AMD Fluid Motion Framesは描画フレームの補間技術で、ドライバ側に実装されているというのが最大の特徴です。ドライバ側での制御なのでゲームが対応している必要がなく、実質DX11・DX12世代の全ゲームに恩恵があるということのようです。これはかなり楽しみなテクノロジーなので、期待して待ちたいと思います。

RX7700XT/7800XTが発売

発表されていたRX7700XTと7800XTが発売となったとのことです。

ビデオメモリ、多い方が幸せ。新GPU「Radeon RX 7700 XT/7800 XT」をGeForceと比較した

[PC Watch]

RDNA3アーキテクチャとしてはスペック通りの順当な性能に感じますが、nvidia製品と比べるとハードウェアレイトレーシングが不得手なこと、全体的に消費電力が高めなことが少々難ありな感じです。AMDとしてはFSR3を準備中なので、そちらでスペック面を巻き返せるかどうかが見どころと言えそうです。

米国価格はそれぞれ$449、$499ということですが、日本国内の価格は7万円中盤~8万円中盤、8万円中盤~10万円前後となっています。7800XTは絶対的な価格が少々高めに感じてしまいますが、7700XTについては価格がこなれてくればちょうど良さそうな製品に感じます。

AMD Software: Adrenaline Edition 23.8.2がリリース

バージョン23.8.2がリリースされました。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.8.2 Release Notes

[amd.com]

今回のバージョンはStarfieldへの最適化が完了したバージョンになっているということです。StarfieldはMorrowindやSkyrimなどでおなじみのBethesda Game Studioの作品で、オープンワールドの宇宙を冒険するゲームだということです。

かねてからAMDはこの作品について、Bethesdaとのパートナーシップの元で最適化を進めてきたと公表していました。

AMD製品向けに最適化を施した結果、PCの他にもXboxに対しても最適化が施せているというのが売りのようです。

そんな事情もあり、今回のドライバや今後のStarfield向けの更なる最適化についてはAMDとしても力を入れているところではないかと推測します。

Radeon RX7700XTと7800XTが発表

7600に続いて7700XTと7800XTが発表になったそうです。現時点ではスペックのみが公開になっており、価格については追って発表されるということです。

WQHDに最適なRadeon RX 7800 XTと7700 XT発表。フレーム補間で性能爆上げの「Fluid Motion Frames」も

[PC Watch]

7700XTはCU数54、7800XTはCU数60ということですから、7600の32に比べて2倍近いCU数を持つことになります。7900XTは84、7900XTXは96CUで構成されているので、CU数でいえば本当にちょうど中間のスペックが予想されます。AMDとしてはWQHDかつ高設定でのゲームに好適という位置づけでアピールしているようです。

新しいフレーム補間技術

GPUでのフレーム補間というと最近はNvidiaのDLSSがよく知られているところですが、AMDも似たようなテクノロジーを発表しました。AMD FidelityFX Super Resolution 3と呼ばれるもので、ゲーム側が対応すればAMD以外のGPUでも利用可能なものということです。

もうひとつはAMD Fluid Motion Frames interpolationというもので、こちらはAMDのGPU向けです。Radeon用ではあるもののドライバ側にフレーム補間技術が搭載されることで、DirectX11以降の多数のタイトルでフレーム補間技術を利用できるようになるということです。

最近あまり描画が重く、なおかつ動きの激しい3Dゲームをやらないのでどれほど恩恵があるのかは分かりませんが、自分の環境でも利用できるものになると思うのでこちらも楽しみです。

AMD Software: Adrenaline Edition 23.8.1がリリース

バージョン23.8.1がリリースされました。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.8.1 Release Notes

[amd.com]

新規サポートされたゲームタイトルとしてImmortals of Aveum(アヴェウムの騎士団) が追加されています。

Radeon RX7000系統に関連するバグフィックスとしては、複数の高解像度・高リフレッシュレートのディスプレイを接続した時にアイドル電力が高くなる問題が修正されているということです。

その他、ドライバパッケージインストール時に選択できる”工場出荷設定に戻す”オプションが一時的に提供されていない状態になっているということです。ドライバのクリーンインストールをしたい場合は、AMD Cleanup Utilityを使用後に新しいドライバを導入するよう案内されています。

RX7600搭載後のDavinci Resolveによるエンコード速度

Radeon RX7600にVGAを換装してから初めてDavinci Resolveによるエンコードを行ってみたところ、だいぶ高速になったので驚いています。

前のVGAがRadeon RX570Xという2017年のものだったので比べてみれば速くなるのは当然かもしれません。従来私のPCでは1080pの動画をエンコードするのにおおよそ90フレーム/秒の速度で実行できていました。

これでも第一世代のRyzen機に比べると1.5倍くらいの能力になったので当時としてはとても驚きました。それが現在の環境ではおおよそ140フレーム/秒くらいの速度で実行できるので、更にもう1.5倍くらい高速化が図られたことになります。

多少の浮き沈みはありますがおおよそ140フレームくらいで処理が進みます。

例えば10分の動画をエンコードする場合でも以下のような差異になります。

  • 2世代前(Ryzen5 1600X + Radeon RX570X):約10分
  • 1世代前(Ryzen7 5800X + Radeon RX570X):約6分40秒
  • 現世代(Ryzen7 5800X + Radeon RX7600):約4分20秒

そもそもGeforceに対してあまりメジャーではないRadeonですし、その上でRX7600は割とお買い得なグレードの製品ではありますが、さすがに6年前の製品と比べるとかなりの性能向上が感じられます。

AMD Software Adrenalin Edition 23.7.2がリリース

バージョン23.7.2がリリースになりました。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.7.2 Release Notes

[amd.com]

今回は新たにゲームタイトルをサポートしているわけではなく、純粋にバグフィックスをメインとしたメンテナンスリリースのようです。

COD:MW IIなど個別のゲームタイトルに関するバグフィックスも含まれています。

いくつかある修正点の中で気になったのは、「Adaptive-sync有効時に画面がブラックアウトする場合がある」というものです。問題が発生する製品の例としてRX7900XTが挙げられていますが、この現象はRX7600を使っている我が家でも発生することがあります。今回のバージョンアップで修正されるのであればとても助かります。

ドライバのリリースペースが元に戻りつつある感じがあるので、引き続きRX7600への最適化があるのか楽しみに待ちたいと思います。