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Catalyst12.10がリリース

Windows8のリリースが近いせいなのか、なんだか連日AMDの話題です。
リリースノート(http://support.amd.com/us/kbarticles/Pages/AMDCatalystSoftwareSuiteVersion1210ReleaseNotes.aspx)によると12.10はWindows8に対応しているドライバとしてMicrosoftから認証済みとのことです。

ドライバ単体の動作はもとより、Win8以前のOSで使えていたGPU関連の各テクノロジ(EyefinityやCrossfire等々…)もWin8環境で動作するとのことです。

そのほか、Enduroテクノロジについてもサポートがされています。
Enduroについては正直よく知らなかったのですが、調べてみるとモバイル環境で統合GPUと単体GPUを簡単に切り替えられる(=シチュエーションに応じてバッテリ残量を重視したりパフォーマンスを重視したりできる)機能のことを指しているようです。

Radeon的にもWin8登場の準備は万端といった雰囲気でしょうか。

Piledriverコア採用のFXシリーズが登場

23日に何か発表があるみたいな話がありましたが、これのことだったみたいです。

AMD、Piledriverコア採用の「AMD FX」シリーズ ~8コアで4GHz越えのFX-8350など

AMD FX-8350ベンチマークレビュー
[PC Watch]

先んじてTrinityに搭載されていたPiledriverコアがFXシリーズにも乗りました。
新しいFXシリーズは4種類での登場になっています。8350と8320はちょっと差がわかりにくいですが、定格クロックとTurbo Core時のクロックが違うようです。

ベンチマークスコアも出ていますが、やはりBulldozerコア比ではまあ順当な性能向上がされているようです。
消費電力はあまり変わらず…ということです。

最上位の8350でも195ドルということで、FXシリーズもお買い得な価格設定になっています。

ちょうどWin8が出てクリーンインストールが発生するので買い換えるにはいいタイミングなのですが、現状のFX8120(3.1GHz→4GHz)にそれほど不満がないのがちょっと悩みどころです。
また安い方の8320を買ってちょっとOCして使うのが良さそうですかね。

Zシリーズ採用の企業向けタブレット

APU ZシリーズのWindows8タブレットが出たらどんな感じになるのか興味があったのですが、富士通が企業向けタブレットに採用したそうです。

富士通、企業向けのAMD Z-60搭載のWindows 8タブレットなど
[PC Watch]

外形は10.1インチで厚さ13.6mm、重量748gということですからやはりちょっと重ためちょっと厚めにはなっているようです。
駆動時間も公称最大で6時間ということで、以前のWindows7タブレットに比べればだいぶ進歩した感はありますが、もう一声欲しくなるスペックというところのようです。

この機種は企業向けということなので(それ故かお値段もなかなか…)、コンシューマ向けの採用例も見てみたいところです。

TrinityのGPU性能とメモリクロック

Trinityはメインメモリの性能次第でGPU性能が結構変わるんだそうです。

TrinityのGPU特性をチェックしてみた、高クロックメモリで性能アップ
[AKIBA PC Hotline!]

記事内にもある通り、APUの中にビデオメモリが入っているわけではないのでメインメモリがビデオメモリになる、つまりメインメモリの性能とGPU性能には直接関係がある、というのは言われてみると確かに…という感じです。
ゲームタイトル次第では極端にパフォーマンスが向上する例もあるようなので、APUを導入する際はメモリもクロックの高い物を選ぶのが良さそうです。

OCメモリの類も昔ほど高価なものではないですし、マザーボードでのレイテンシ設定も簡単になっているので導入の敷居は決して高くないと思います。
(見た目も楽しいのが多いですし)

APU Z-60が発表

タブレット向けとして計画されていたAPU、Z系のZ-60が発表になったそうです。

AMD、TDP 4.5Wのタブレット向けAPU「AMD Z-60」
[PC Watch]

TDP4.5Wはなかなか頑張ったなと思える値です。
夏前に「そのうちTDP2Wの製品も作れる」みたいな話があって正直大丈夫かちょっと心配になりましたが、結構早い段階でそういったAPUも登場するのかもしれません。

やっぱり狙いはWindows8タブレットだと思うのですが、採用製品が出てきてほしいですね。

デスクトップ版Trinityが発表

GPU部分のベンチマーク記事が先に出ていましたが、製品ラインナップとCPU部分のベンチマークも公開になりました。

AMD、デスクトップ向け「Trinity」ことAシリーズを正式発表 ~最上位は3.8GHzのA10-5800Kで12,980円

AMDデスクトップ版Trinityベンチマーク【システム編】
[PC Watch]

製品ラインナップについては最上位のA10-5800Kでも12,980円という価格が驚きです。
AMD製品は大体安いことが多いですが、発売時点で上位製品がこの安さというのはあまり記憶にありません。

チップセットのA85XはSATAが8本ついているので、ファイル置き場用なんかに便利かもしれません。
ソケットは事前に情報のあった通りFM2という新しいソケットになってしまいますが、FM2は次世代APUでも使用するソケットになるそうです。
AM2+みたいに息の長いソケットになってくれるとありがたいですね。

気になるCPUのベンチマークスコアは、LlanoがK10系のマイクロアーキテクチャだったところからBulldozer系のPiledriverになったので、クロックスピードは上がっていますがベンチマークスコアで言うと同等か同等以下というところになっているようです。
さすがに先代の同等クラス製品と比べて明らかにベンチマークスコアが低いと印象もよろしくないので、クロックでなんとかよく頑張ったというところでしょうか。

FM2も先が長そうなソケットということですしちょっと興味はあるのですが、1台作っても使い道がないのが悩みます。

デスクトップ版TrinityのGPU性能プレビュー

なんでだかはよくわかりませんが、GPU部分だけの情報が出ていました。

AMDデスクトップ版Trinityベンチマークプレビュー ~グラフィックス性能をチェック
[PC Watch]

ベンチマークスコアで言うと3870Kに対して5800Kは3~4割の性能向上が確認できるとのことです。順当に強化されている感じですね。
CPU性能は続報待ちですね。

CPU性能も相変わらずながら順当に向上…というところになると思いますが、ソケット形状が変わってしまうのがちょっと残念ですね。

AMDが今度はAPUとGPU勉強会を開催

先週の話題になってしまうのですがまだ応募はできるので。

http://journal.mycom.co.jp/news/2012/08/31/155/index.html


[マイナビニュース]
(せっかくブログを引っ越したので転載機能を実験)

7月頃にAPUに関する勉強会の話題がありましたが、今回はAPUとGPUの2本立てなのだそうです。

APU勉強会ではAPU新製品とマザーボード、GPU勉強会ではRadeon HD 7770 GHz Editionがプレゼントされるそうです。

Trinity搭載デスクトップのベンチマーク

いつものPC Watchさんにhpデスクトップのレビューが載っていました。

Hothotレビュー 日本HP「HP Pavilion Desktop PC p6-2210jp/CT」~AMDの最新APU「Trinity」搭載デスクトップ
[PC Watch]

記事内にもある通り、デスクトップ向けTrinityはラインナップは明らかになっている一方で搭載製品がまだ出てきていませんでした。

ベンチマークスコアが一通り載っていますが、A8-3850比でCPU性能はほぼ同等、GPU性能は大きく向上しているようです。
A8-3850のTDPが100Wに対してA10-5700のTDPは65Wですから、TDPが3割引になったことを踏まえるとなかなか優秀な結果と言えるのではないでしょうか。

めちゃくちゃ重いゲームを動かしたいという用途ではなく、遊ぶのは軽いゲーム/一昔前のゲームが中心という方にはかなり向いているように思います。
自作向けの単体販売とSocket FM2対応マザーの登場も待たれるところです。