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AMD Software 24.1.1がリリース

期待のフレーム補間技術であるAMD Fluid Motion Frames (AFMF) を搭載した新バージョンがリリースになりました。

AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1 Release Notes

AMD Software 24.1.1 – AMD Fluid Motion Frames, An Updated UI, and New Optimizations!

[amd.com]

AMD Fluid Motion Frames (AFMF) 

AFMFはフレーム補間によりFPSを最大で97%も向上させることができるという新しい機能です。対応しているGPUはRadeon RX6000シリーズと7000シリーズで、対応ゲームはDirectX11とDirectX12を使用する全てのゲームとなっています。

ただしゲームによってよく効くものとそうでないものがあるようで、上記のブログ記事でもタイトルごとに差がある様子が示されています。これは個々の環境にもよりそうなので、実際の環境で試してみるほかないと思います。

私の環境でもテストはこれからですが、さしあたって有効にする際にプリセットメニューをHYPR-RXモードにするだけで必要な項目がまとめてONになってくれること、また対応ゲームの幅がとても広く、使いやすいのが良いと思います。

AMD Video Upscaling

こちらはRadeon RX7000シリーズでのみ利用可能な機能で、動画のアップスケーリングを行ってくれるというものです。4K解像度までのアップスケールを可能にするほか、ドライバ上でシャープネスのかかり具合を調整することもできるそうです。

Web上での動画にも適用可能で、その場合にはEdgeの場合は “edge://flags”にアクセス、Google Chromeの場合は”Chrome://flags”にアクセスし、”Media Foundation for Clear”を有効に設定する必要があるそうです。

Vivaldiの場合はChrome://flagsでした。

今回は面白そうな新機能が色々と搭載されているので、さっそく我が家の環境と所有するゲームでどのくらい効果が上がるかを試してみたいと思っています。

CES2024のAMD CPU関連の発表

CES2024ではAMDからCPUに関連する発表も複数出ています。

デスクトップ用Ryzen8000シリーズ

AMD「Ryzen 8000G」発表。高性能内蔵GPUをデスクトップに

[PC Watch]

1つ目は新しい製品群となるRyzen8000シリーズです。この製品はZen4コア・モバイル向けRadeon・AI用ニューラルプロセッシングユニットが1パッケージになっているという製品です。

構成だけ見ると昨年の12月に発表されたRyzen8040シリーズと同じで、デスクトップ用にSocketAM5を採用しています。TDPに関してはRyzen8040シリーズが最高でも45Wだったところ65Wとなっているので、その分性能は上積みされているものと推測できます。

特に内蔵されているGPUに関しては、Geforce GTX 1650を含む構成に比肩するということで、内蔵GPUとしてはかなり高性能と思われます。

最近は新しいゲームタイトルほど高性能を要求するという従来の図式が必ずしも当てはまらないので、こういったそこそこの性能を発揮できる製品は便利そうに感じます。

AM4ソケット用の新製品

ちょっと変わった製品としてSocket AM4に対応するCPUの新製品が発表されました。

Socket AM4はまだ終わらない。AMD、「Ryzen 7 5700X3D」など4製品追加

[PC Watch]

3D V-Cacheを搭載することによりゲームでのパフォーマンスを高めたRyzen 7 5700X3Dのほか、リテールクーラーが付属するRyzen 7 5700が新たに投入されるということです。

5700X3Dは選択肢としてはなかなか面白そうに感じます。上記の記事によれば推奨小売価格は249ドルということなので、国内でも比較的安価に入手できる可能性が高そうに思います。

意図的にそうしているのかは不明ですがAMDのプラットフォームは息が長く、必要に応じてパーツを積み替えたり増設したりでかなり長く使うことができます。自作をする人にとってはありがたい仕様になっています。

Radeon RX7600XTが発表

年始恒例のCESが今年も開催されています。各社から様々な発表がされている中、AMDからもCPUやGPU関連の発表が出ているようです。

GPUではRX7600XTが発表となっています。

AMD、VRAM倍増でクロックも上がった「Radeon RX 7600 XT」

[PC Watch]

昨年発売となったRX7600の強化版ということで、コンピュートユニットの仕様は同様ながらVRAMが2倍の16GBに強化されており、クロックスピードも高速に設定されているという製品です。

グレードとしては現状下から2番目でありながら、上位モデルのRX7700XT以上のVRAMを搭載しているというのは、昨今のAI関連ワークロードの増加を感じさせるものです。

フォーカスしているのはAI周辺ではないかと思いますが、VRAMの増量によって当然ながらゲームパフォーマンスも向上しており、この点でもアピールしているようです。

ちょうど我が家ではRX7600が動いています。パフォーマンス面ではそれほど不満はなく、ディアブロ4などの新しめのタイトルも快適に動いています。しかし確かにVRAM8GBというのは時々ちょっと不安を感じることもあるので、16GBある今回の7600XTはかなり”ちょうど良く”スペックが調整された製品という印象を受けます。

AMD Software Adrenalin Edition 23.11.1がリリース

12/5付けでバージョン23.11.1がリリースされています。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.11.1 Release Notes

[amd.com]

今回のバージョンではCall of Duty:MW3や龍が如く7外伝 名を消した男など、直近の大型タイトルが新規にサポートされています。また、Alan Wake IIが新たにRadeon Boostのサポート対象タイトルになっています。

Radeon BoostはFPSが向上する性質からシューターゲームなど対戦するタイプのゲーム中心にサポートをしていくのかと思いましたが、シングルプレイでじっくり遊ぶタイプのゲームも多くサポートされています。確かによりリッチな演出下でゲームを楽しめるので、シングルプレイのゲームでも効果は発揮できそうな気がします。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.11.1がリリース

11/2付けで23.11.1がリリースになっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.11.1 Release Notes

[amd.com]

今回のバージョンではCall of Duty: Modern Warfare IIIのほか、龍が如く外伝など4つの新規タイトルを新たにサポートしています。

また、Alan Wake 2がRadeon Boostのサポート対象に加わりました。

ゲーム以外の面ではDirectML(DirectX12経由で機械学習をサポートするAPI)の最適化が実施されているということです。私はVGAでAI関連の何かを行ったことはないのですが、DirectML経由であれば一般的にRadeonが不得手と言われる画像生成なども行えるということです。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.10.3がリリース

先日Counter-Strike2でAnti-Lag+を有効にするとチートとして検出されてBANされてしまうという問題が報じられていましたが、その問題に対応したバージョンとなっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.10.2 Release Notes

[amd.com]

今回リリースのバージョンではAnti-Lag+が一律で無効化されており、これにより一時的に問題を緩和した形となっています。AMDはゲーム開発者と連携してトラブルの解消と誤ってBANされたユーザーの救済に取り組んでいくとのことです。

新規サポートタイトルとして以下の3つが挙げられています。

  • Assassin’s Creed Mirage
  • The Lords of the Fallen
  • Forza Motorsport

上記Anti-Lag+の問題を一時的に緩和したバージョンとなる関係で、今回のバージョンはオプショナルリリースではありますがAMDとしては「ゲーマーには導入を推奨」という立ち位置だそうです。

CS2でRadeon Anti-Lag+がチートとして検出される事象

先日のドライバ更新でCounter-Strike2でRadeon Anti-Lag+がサポートされるようになりましたが、有効にするとValveのアンチチートに検出されて自動的にアカウントがBANされてしまうということです。

Radeonユーザー注意。「Counter-Strike 2」でAnti-Lag/+を使うとアカBAN

[PC Watch]

テストしてみたらすぐ判明しそうな事象に感じますが、事前の検証では問題にならなかったのか気になるところです。確かにゲームエンジンに含まれるリソースを使用しないとなるとチートとして扱われても仕方ない感じもするので、安心して使える形での実装を期待したいところです。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.10.1がリリース

バージョン23.10.1がリリースされました。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.10.1 Release Notes

[amd.com]

新規サポートタイトルはAssassin’s Creed MirageとThe Lords of the Fallenの2本です。それに加えてAnti-Lag+の対象タイトルにCounter Strike 2が追加されています。Counter Strike 2は割と突然リリースされたような感じですが、ドライバの方でもフォローしているようです。

Counter Strike 2に関してはプレイ中のドライバクラッシュや引っかかりなどの不具合修正も含まれているようです。

AMD Software: Adrenaline Edition 23.9.3がリリース

バージョン23.9.3がリリースとなっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.9.3 Release Notes

[amd.com]

新規にサポートされたゲームタイトルはCounterStrike2、Cyberpunk 2077: Phantom Liberty、PAYDAY3の3本です。

CounterStrike2は突如正式にリリースされましたが、ドライバ側はさっそくサポートしているようです。

AMD Software: Adrenaline Edition 23.9.2がリリース

新規ゲームタイトルとRadeon Anti-Lag+のサポートが追加された23.9.2がリリースされています。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.9.2 Release Notes

[amd.com]

新規にサポートしているゲームタイトルは

  • Lies of P
  • Party Animals
  • The Crew Motorfest

の3本です。また、今回のバージョンで以下のゲームタイトルについてRadeon Anti-Lag+をサポートするようになったそうです。

  • Starfield
  • Witcher 3
  • ELDEN RING
  • Immortal of Aveum

パフォーマンス面について最大で45%のレイテンシ削減が見込まれるということです。Anti-Lag+の効果を確認したい場合、Ctrl+Shift+Lキーでレイテンシのオーバーレイ表示が可能ということです。

その上でDelキーを押しっぱなしにするとAnti-Lag+とAnti-Lagの比較が、また右Ctrlキーを押しっぱなしにするとAnti-Lag+のオン・オフの比較ができるということです。