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AMD Software Adrenalin Edition 23.2.2がリリース

2/14付けで23.2.1がリリースされたばかりなのですが、早くも23.2.2がリリースとなりました。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.2.2 Release Notes

[amd.com]

Optionalのドライバについてはゲームのリリーススケジュールなどによっては短い間隔でリリースされることがありますが、今回の23.2.2は前バージョンに引き続きWHQL推奨バージョンとなっています。

リリースノートを確認するとAtmic Heartなど新タイトルへの対応も進む一方で、Company of Heroes 3のパフォーマンスが23.2.1比で大きく向上していることも明らかになっています。23.2.1でも多くのタイトルでパフォーマンス向上がありましたが、一部やり残された部分が23.2.2で対応されたのかもしれません。

AMD Software Adrenalin Edition 23.2.1がリリース

2/14付けでv23.2.1がリリースされています。今回のバージョンはWHQLが付いているので、いわゆる安定版という取り扱いになります。

AMD Software: Adrenalin Edition 23.2.1 Release Notes

[amd.com]

内容はかなり盛りだくさんで、ForspokenとDead Spaceなどのゲームタイトルへの最適化のほか、RX6000シリーズを対象としてかなり大部分のワークロードでパフォーマンスが向上しているということです。

RX6900XTの例ではWindows11がリリースされた2021年10月のバージョンに比べて、今回のバージョンでは10%-20%近いパフォーマンス向上が見込めるということです。

RX6000シリーズを使っているユーザーの方は特に注目のバージョンと言えそうです。

Ryzen7000X3Dシリーズの価格が判明

キャッシュメモリ増量版であるRyzen7000X3Dシリーズの発売日と価格が公開されています。

ゲーマー向けCPU「Ryzen 7000X3D」が2月28日発売。最上位で699ドル

[PC Watch]

前世代には5800X3Dという8コア16スレッドの製品がありましたが、今回の7000シリーズでは12コア24スレッド、16コア32スレッドとよりコア数の多い製品もラインナップされています。

価格はドル建てで公開されていますが、無印の7900や7900Xも価格が徐々に下がっている中での国内価格は気になるところです。

AMDのプロセッサーに脆弱性が見つかる

広範なプロセッサファミリーに影響する脆弱性が見つかったということです。

AMD製プロセッサーに複数の脆弱性 ~Athlon、Ryzen、Threadripperなどに影響

[窓の杜]

脆弱性を解消したBIOSがベンダーから随時リリースされるということなので、対応としてはBIOSがリリースされ次第適用ということになります。

AMDのリリース情報を見てみると、プロセッサーの世代によって影響のある脆弱性が異なります。

AMD Client Vulnerabilities – January 2023

[amd.com]

我が家のPCに入っているRyzen 7 5800Xは5000シリーズのコードネーム”veemer”にあたりますが、今回の脆弱性はいずれも影響なしとなっています。発売日が近い同世代のプロセッサーであっても該当する場合としない場合があるようです。

今回我が家の環境では脆弱性の影響はなさそうですが、最近BIOSアップデートをしていないのでこの機に最新版にしておこうかと考えています。

65W版Ryzen7000シリーズ

65W版Ryzen7000シリーズのベンチマークが、PC Watchさんに掲載されていました。

65Wで扱いやすくなっても高性能なRyzen 7000新モデル

[PC Watch]

TDPが65Wになったことにより、取り扱いがしやすくなっているようです。
Ryzen7000シリーズ登場時には最高温度が90℃近くに達するまで自動的にオーバークロックする設定がされていて驚きましたが、AMDの見解は性能を求める方が多いのでそれに応えたものということでした。

既存のRyzen7000シリーズは温度リミットやTDPをUEFIなどで調整することにより、使いやすい設定で運用が可能だそうです。

ベンチマークでできる限りのハイスコアを狙いたいという方や、1秒でも速くエンコードを行いたいというのでなければ、こういったチューニングを施して運用するのが良いということです。

今回発売になった65W版はその”扱いやすい設定”がデフォルト化されたSKUと言えるかもしれません。対応したCPUクーラーも付いてくるので、いわゆる定格運用がメインであるという場合はフィットする場面も多いように思います。

AMD@CES2023

年始恒例のCESがアメリカはラスベガスで開かれています。今年は3年ぶりにコロナ以前のリアル開催スタイルに戻っているというのも話題です。

日本時間の1/5のお昼頃からAMDの発表がありました。

AMD、65W版Ryzen 7000を1月10日発売。最廉価モデルは229ドルから

[PC Watch]

昨年デビューのRyzen7000シリーズのTDP65W版が出るそうです。Ryzen7000シリーズはエンスージアストを意識したということで、従来にないTDP170Wという高い消費電力が設定されていました。今回発表されたモデルはクロック数などのスペックを落とし、TDP上限を制限したもののようです。

TDP170W版のRyzen7000シリーズについても実はUEFIでTDPを制限した方が取り扱いしやすいという運用上のコツがあるそうなのですが、今回の新SKUはこのノウハウが公式化したような印象です。TDP170Wという字面はかなりインパクトがあるので、マーケティング上扱いやすいシリーズもラインナップしておきたいという意図があるのかもしれません。

65W版Ryzen7000シリーズの他には、5000シリーズの時にもあった3D V-Cache採用の末尾にXが付くシリーズの投入も予告されています。従来は5800Xのみの展開でしたが、今回はコア数やキャッシュ容量にあわせて3つのSKUで展開される見込みということです。

AMD Software Adrenalin Edition 22.11.2がリリース

12/8付けなので少々日が経ってしまいましたが22.11.2がリリースになっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 22.11.2 Release Notes

[amd.com]

今回のバージョンはWHQL認証済みということで、いわゆる”安定版”の取り扱いになります。新タイトルとしてはThe Callisto Protocol、Need for Speed Unbound、The Witcher 3: Wild Hunt Next-Gen Updateがリストアップされています。

ホリデーシーズンのドライバ更新は名称変更を伴うような大きなアップデートになることも過去にありましたが、今回は通常のバージョン更新のみということのようです。

Radeon RX7900シリーズが発売

12/13よりRadeon RX7900XTXと 7900XTが発売となっています。RDNA3を採用したRadeon RX7000シリーズのハイエンドラインに位置づけられる製品です。

さっそくPC Watchさんにベンチマーク記事が出ていました。

「Radeon RX 7900」の性能をチェック!チップレットでどこまで進化したのか?

[PC Watch]

RX6000シリーズと同様、Nvidia製品に比べてワットパフォーマンスとレイトレーシング性能では後れを取る一方で、価格に対しての性能は状況次第では優秀といった感じのようです。

価格については前世代の6900XT登場時が7900XTXと同じ999ドルで15万円前後だったので、今回の7900XTXの999ドル、実売17万9,800円というのはかなり為替相場の影響を受けている感があります。

ローエンドからミドルレンジ品の充実に期待していますが、前世代より国内価格が高くなってきそうなので心配です。

RX7000シリーズが発表される

AMDの新型VGA、RX7000シリーズが発表されました。RX7000はアーキテクチャがRDNA3となりGPUとしては初めて複数のダイを1つのチップに統合したチップレット構造を採用しているということです。

AMD、前世代比2.7倍の性能となった「Radeon RX 7000」

[PC Watch]

このチップレットという構造はZen2アーキテクチャ以降のCPUでは既に導入されているもので、半導体の更なる微細化がこの構造により可能になっているそうです。今回のGPUでの採用ではキャッシュメモリの帯域幅確保にも寄与しているということです。

ラインナップは最上位の7900XTXが$999、7900XTが$899となっています。日本国内で購入することを考えると昨今の円安傾向もあって少々心配ではあります。

中位から下位ラインナップの拡充も今から楽しみですが、折からの半導体不足やマイニング需要の話をあまり聞かなくなってきていることもあり、需要と供給が一体どうなるのか読みにくいところではあります。

現行のRX6000シリーズともしばらくは併売されると思うので、その兼ね合いも気になるところです。何にしても今まであったような世代交代にならない可能性もありうるので、各種VGAの販売価格や在庫状況はしばらく注意しておきたいと思っています。

AMD Software 22.9.2がリリース

9/27付けで22.9.2がリリースとなっています。

AMD Software: Adrenalin Edition 22.9.2 Release Notes

[amd.com]

今回のバージョンではリリースされたRyzen7000シリーズのGPUをサポートしています。同CPUを搭載したPCを使う方には必須のバージョンになりそうです。

今回くらいのバージョンでWindows11 22H2のサポートが明示されるかと思いましたが、OSに関する明示的なバージョンアップ情報については特に記載がないようでした。