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Androidタブレットの仮想タッチパッド機能

Androidタブレットを外部ディスプレイに接続すると、画面をミラーリング表示するか拡張ディスプレイ表示するかを選択することができます。

拡張ディスプレイ表示を選択した時に、”仮想タッチパッド”という機能を有効にすることができます。

これは何かというと、タブレット本体を大きなタッチパッドとして利用し、情報の表示は外部ディスプレイで行うという設定です。実際に有効にしてみると、タブレット側の表示は下の画像のようになります。

仮想タッチパッドを有効にすることにより、タブレット本体の操作はPCモードに設定されます。仮想タッチパッドでは指を複数本使ったジェスチャーにも対応します。

ノートPCに搭載されているものに対してかなりサイズが大きいので多少慣れが必要な感じはありますが、大きい分細かい操作をしやすい印象も受けます。

また、意外にありなんじゃないかと思ったのは仮想タッチパッド有効の状態でスタイラス操作することです。私の感想としては指でタッチ操作するよりも直感的かつ精密に操作できるような感触を持ちました。少々贅沢な使い方ではありますが、キーボード右にタブレットを平置きして仮想タッチパッドでポインティング操作をするというのは結構便利なのではないかと思います。

タブレット用IMEをGboardに変更

タブレットにキーボードを繋いで使うときのIMEを何種類か試用していたのですが、結局最初から入っているGboardを使用することにしました。

以前ATOKのプロフェッショナル版を導入したところ、一番違和感なく使えたので正式採用するかと思っていたのですが、やはり既存のATOKの契約に加えてもう+300円というのが少々割高に感じたのでGboardを採用することにしました。

もとよりスペック的な部分ではGboardは何ら問題なく、難点は変換候補を移動するときのキー操作がATOKスタイルではないという点だけでした。慣れればどうにかなるかと思っていたところ、1ヶ月半くらいで思いの外違和感なく操作できるようになりました。

これを機にPC版ATOKの方も変換候補の操作をMS-IMEスタイルにしてみようかと思案中です。

Lenovo Yoga Tab Plusの周辺機器モード

Lenovo Yoga Tab Plusでは周辺機器モードというちょっと変わった操作モードを使用することができます。これはどういうものなのかというと、タブレットに接続したマウスやキーボードの操作を画面上の任意の位置に反映させることができるという機能です。

Android用のアプリは基本的に周辺機器からの直接操作には対応していませんが、この機能を使うとあたかもマウスやキーボードでの操作をしているかのような設定にすることができます。

利用方法

まず周辺機器モード自体をONにします。その上でどのアプリで周辺機器モードを使用するかを設定します。アプリごとに使用するかしないかを決められるので、この点結構気が利いているとおもいます。

次に目的のアプリを開くと、”プロンプト”というメニューが上に表示されます。表示されない場合はF8キーで表示させることができます。

キー操作用のマーカーを選択した様子です。アプリはレコーダーを例に使っています。

プロンプトはキー操作やマウス操作などに対応しているので、設定したい操作種別を選択すると画面中央に対応するマーカーが表示されます。今回は例としてキーボード操作用のマーカーを選択しました。このマーカーは任意の位置に動かすことができるので、実際にキーボードで操作したいUIの上に動かします。

こんな感じでマーカーを操作したいUIに重ねておきます。

最後にマーカーに割り付けたいキーボードのキーを押して保存すれば設定完了となります。あとは実際にキーボードで操作をするとマーカー部分をタップしたのと同じ効果が得られます。

キーボードのF1キーを押してF1キーをマーカーに割り付けました。

工夫次第で輝きそうな機能

少々事前準備が大変な感はありますが、設定するアプリ次第では劇的な効果を生みそうな可能性も感じます。特にAndroid用で周辺域操作をサポートしないゲームなどで活用すると便利そうに思います。

マーカーは基本的に一度設定したら場所が固定されるので、ゲームに設定するにしてもゲーム中にあちこちをタップしないといけないゲームには不向きな感じがします。UIが常に場所固定されているゲームだと良さそうに思います。

9月のPixel DropでAndroidのUIが刷新

Pixelシリーズのスマートフォンには定期的にPixel Dropと称する定期的な機能のアップデートが行われます。2025年9月のアップデートでAndroid16のUIが大きく変更になりました。展開開始のニュースを見たので手動でアップデートを検出してみたところ、アップデートすることができました。

Material 3 Expressive updates and more in the latest Pixel Drop

[Google The Keyword]

新しいUIはMeterial 3 Expressiveと呼ばれていて、4年前に発表されて今まで使われているMaterial Youの後継とされているものです。全体的にはデザインが曲線中心の丸いものになり、またUIのアニメーションも弾力を感じさせる独特のものになっています。印象としてはクール・かっこいい系というよりは可愛い系といった印象です。

今回のアップデート前からKeepなどの一部アプリは先行してこのデザインが反映されていましたが、今回のアップデートでOS全体もこのテーマで統一されることになります。

AndroidタブレットをPC風に使う(キーボードショートカット)

Androidタブレットにキーボードを接続して使う時に積極的に利用したいのがキーボードショートカットです。アプリによりけりではありますが、ものによってはキーボードショートカットで飛躍的に利便性が高まるものもあります。

各アプリのキーボードショートカットがどうなっているかを調べるのは大変そうに思いますが、調べなくても当該アプリを開いてCtrlキーを長押しするとヒントのダイアログが出るという仕様になっています。この仕様は非常に良くできていると思います。

こちらはホーム画面でヒントダイアログを出した時のものです。
こちらはAndorid版Vivaldiでヒントダイアログを出した時のものです。

Vivaldiはさすが、という感じでかなりマニアックな操作も含めてキーボードショートカットに対応しています。さすがにキーのカスタマイズまでは対応していませんが、それでもAndroid版にもかかわらずこれだけキーボード操作を意識した設計になっているというのは驚きです。

他にもGoogle純正のアプリについては比較的キーボードショートカットが充実していることが多いように思います。

Pixel10シリーズが正式発表

GoogleによるAndroid搭載スマホであるPixelの10シリーズが正式に発表となりました。ラインナップはPixel10、Pixel10 Pro、Pixel10 Pro XL、Pixel10 Pro Foldの4つとなっています。折りたたみ式になっているPro Foldは10月の発売ということですが、それ以外のラインナップについては8/28より発売になるということです。

Google Pixel 10 シリーズ が新登場

[Google Japan Blog]

見た感じに関してはPixel9シリーズとほとんど変わらない見た目です。カメラ部分がバーのように出っ張っているのが特徴です。Pixel9の時には本体カラーに鮮やかなピンク色がありましたが、今回は紺色っぽい青がラインナップされています。

外形もPixel9とほぼ変わらないサイズになっています。重量は無印のPixel9とPixel10で比べると6gほど重たくなっています。

CPUはTensor G5でこれはグレードで共通となっています。デバイス上でのAI処理が従来モデルよりも高速に行えるとうたっています。

カメラに関しては無印のPixel10でも望遠レンズが搭載されるようになりました。これは結構うれしいニュースなのではないかと思います。

また、充電に関してはワイヤレス充電規格のQi2に全てのグレードが対応しており、iPhone同様にマグネットでスタンドに固定しての充電が可能になっています。Pixel Snapと呼ばれるスタンド型の充電器も同時発売となっており、充電の利便性は9シリーズより高くなっています。

値段については全グレード中で最も安価なPixel10(128GB)が\128,900となっています。米国での価格は$799なので、1ドル161円くらいの計算になります。以前のPixelシリーズは為替については割と実際の価格よりも円高に設定されて日本向けの価格が安くなっていたイメージがあるのですが、今回はそうでもないようです。

Androidタブレットの映像をHDMI出力すると音声もHDMI経由で出力される問題

Lenovo YogaˋTab Plusの映像をUSBハブを介してHDMI出力し、液晶ディスプレイに出力して利用しています。HDMIで映像を出力する場合、音声をタブレット本体かHDMI経由でディスプレイから出力するかを選択することができます。

タブレットのスピーカーの方がディスプレイ内蔵のものよりも性能は良いので、原則としてはタブレットからの出力に限定したいところです。しかし、どうも出力をどちらかに固定することはできないらしく、必要に応じて音声出力をタブレットからにするよう設定をしていました。

しかし最近液晶ディスプレイ側の音声入力がHDMIかライン入力かで選択可能になっていることに気がつきました。ディスプレイのスピーカーはよほどのことがないと使用しないのでライン入力設定にしてしまいました。

こうすることでタブレット側から見て音声出力デバイスは本体のスピーカーのみとなるため、USBドック接続時に音声の出力先が液晶ディスプレイになることはなくなりました。少々強引な方法ですが、擬似的に出力先固定ができたようなのでよかったです。

タブレットでWordPressの記事にリンクを挿入しにくい問題

タブレットでゲーム以外の用事を極力こなせないか検証を進めていますが、意外なところに難しい操作がありました。WordPressのブロックエディタでリンクを挿入する操作です。

リンクを張りたい文章を選択してUIのリンクボタンを押し、リンク先のURLを入れるだけなのですが、タブレットでこの操作をすると、テキスト選択をした時のAndroidのUIとWordPressのUIが重なってしまい操作できなくなる場合があることに気がつきました。

こんな感じで、WordPressのUIがAndroidのUIに隠れてしまいます。

スマートフォンで編集するときにあまり不便を感じた記憶がないので検証してみましたが、確かにスマートフォン版ではUIが重なる現象は起きませんでした。条件は双方ともAndroidかつChromeでそろえているので、恐らくスクリーンサイズごとの挙動の違いが原因だと思います。

スマートフォン版なら全く問題ありません。

解決策

検証しているうちに、タブレットの場合でもテキストの範囲選択の方法によって挙動に差があることが分かりました。タッチ操作でテキストを長押しすると上の画像のようにUIが重なりますが、キーボードでShift+→キーによって範囲指定をするとそもそもタッチ用のUIが出ないので問題になりませんでした。

また、範囲指定をタッチ操作で行った場合でも、その後にキーボード操作でCtrl+Kを押すとWordPressのショートカットキーでリンクを挿入できることも分かりました。物理キーボードありきの話なのでちょっとどうかとは思いますが、一応自分の環境では回避策があることが確認できました。

Googleアプリで水準器を使う

最近Androidに入っているGoogleアプリに水準器をはじめとした便利なツール群が搭載されていることを知りました。Googleアプリを起動して”水準器”と検索すればOKです。

こんな感じで、もちろん水準器そのもののWeb検索もしてくれますが検索結果の下に水準器が表示されます。横長ですが上下左右に気泡状の表示が動くので、いわゆる円形気泡管のように使うことができます。

もちろんスマートフォン本体のジャイロセンサーを利用したものなので正確さは実際の水準器には全く及ばないと思いますが、目安の測定程度には十分に感じます。自転車のサドルの角度を測るのに便利に使っています。

ほかにもサイコロを振るツールや楽器のチューナーなどの便利な機能のほか、簡単なゲーム機能も標準で搭載されているようでした。

【解決】Androidタブレットの映像を外部出力した際に解像度が異常に低くなる問題

Lenovo Yoga Tab PlusにUSBドックをつないで映像を外部ディスプレイに出力して使っています。ドックのHDMIポートを使って出力しているのですが、ケーブルを結線したときに画面解像度が640×480などの異常に低い解像度で出力される問題がありました。

私が使っているディスプレイはいわゆるWQHDで解像度は2560×1440です。USBドックは最高で3840×2160(30Hz)出力に対応しているので、リフレッシュレートが60HzであればHDMI1.4のいわゆるハイスピード規格で出力できるのではないかと考えていました。

しかし、タブレット自体の映像ソースは2944×1840(144Hz)ですし、ケーブル自体も長年使っているものなので原因切り分けついでにHDMI2.1規格に対応したウルトラハイスピードケーブルを買ってきました。

ケーブルの規格を上位のものにしたところ接続が安定するようになりました。

このケーブルでつないだところ、100%確実に外部ディスプレイへの出力が2560×1440(60Hz)で安定するようになりました。大は小を兼ねる的な発想でアップグレードしてしまいましたが、問題が解決したので何よりでした。状況から見て、やはり映像ソースのビットレートにケーブルが対応できていなかったのではないかと考えています。