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タブレットでWordPressの記事にリンクを挿入しにくい問題

タブレットでゲーム以外の用事を極力こなせないか検証を進めていますが、意外なところに難しい操作がありました。WordPressのブロックエディタでリンクを挿入する操作です。

リンクを張りたい文章を選択してUIのリンクボタンを押し、リンク先のURLを入れるだけなのですが、タブレットでこの操作をすると、テキスト選択をした時のAndroidのUIとWordPressのUIが重なってしまい操作できなくなる場合があることに気がつきました。

こんな感じで、WordPressのUIがAndroidのUIに隠れてしまいます。

スマートフォンで編集するときにあまり不便を感じた記憶がないので検証してみましたが、確かにスマートフォン版ではUIが重なる現象は起きませんでした。条件は双方ともAndroidかつChromeでそろえているので、恐らくスクリーンサイズごとの挙動の違いが原因だと思います。

スマートフォン版なら全く問題ありません。

解決策

検証しているうちに、タブレットの場合でもテキストの範囲選択の方法によって挙動に差があることが分かりました。タッチ操作でテキストを長押しすると上の画像のようにUIが重なりますが、キーボードでShift+→キーによって範囲指定をするとそもそもタッチ用のUIが出ないので問題になりませんでした。

また、範囲指定をタッチ操作で行った場合でも、その後にキーボード操作でCtrl+Kを押すとWordPressのショートカットキーでリンクを挿入できることも分かりました。物理キーボードありきの話なのでちょっとどうかとは思いますが、一応自分の環境では回避策があることが確認できました。

Googleアプリで水準器を使う

最近Androidに入っているGoogleアプリに水準器をはじめとした便利なツール群が搭載されていることを知りました。Googleアプリを起動して”水準器”と検索すればOKです。

こんな感じで、もちろん水準器そのもののWeb検索もしてくれますが検索結果の下に水準器が表示されます。横長ですが上下左右に気泡状の表示が動くので、いわゆる円形気泡管のように使うことができます。

もちろんスマートフォン本体のジャイロセンサーを利用したものなので正確さは実際の水準器には全く及ばないと思いますが、目安の測定程度には十分に感じます。自転車のサドルの角度を測るのに便利に使っています。

ほかにもサイコロを振るツールや楽器のチューナーなどの便利な機能のほか、簡単なゲーム機能も標準で搭載されているようでした。

【解決】Androidタブレットの映像を外部出力した際に解像度が異常に低くなる問題

Lenovo Yoga Tab PlusにUSBドックをつないで映像を外部ディスプレイに出力して使っています。ドックのHDMIポートを使って出力しているのですが、ケーブルを結線したときに画面解像度が640×480などの異常に低い解像度で出力される問題がありました。

私が使っているディスプレイはいわゆるWQHDで解像度は2560×1440です。USBドックは最高で3840×2160(30Hz)出力に対応しているので、リフレッシュレートが60HzであればHDMI1.4のいわゆるハイスピード規格で出力できるのではないかと考えていました。

しかし、タブレット自体の映像ソースは2944×1840(144Hz)ですし、ケーブル自体も長年使っているものなので原因切り分けついでにHDMI2.1規格に対応したウルトラハイスピードケーブルを買ってきました。

ケーブルの規格を上位のものにしたところ接続が安定するようになりました。

このケーブルでつないだところ、100%確実に外部ディスプレイへの出力が2560×1440(60Hz)で安定するようになりました。大は小を兼ねる的な発想でアップグレードしてしまいましたが、問題が解決したので何よりでした。状況から見て、やはり映像ソースのビットレートにケーブルが対応できていなかったのではないかと考えています。

Pixel Buds Proの充電ケースのみは購入できない

先日ワイヤレスイヤホンのPixel Buds Pro(初代)の充電ケースだけを紛失してしまいました。結局その後いろいろあって充電ケースは発見されたのですが、充電ケースのみを仕入れられないか調べてみました。

形状がなめらかで特にストラップホールなどもないので割となくしやすいとは思います。

まず、公式のGoogleストアで補修部品として充電ケースだけ購入できないかを調べてみましたが、取り扱いはなさそうでした。

ダメ元でGoogleのサポートにも問い合わせをしてみましたが、紛失の場合にケースだけを購入することはできないということでした。

もちろん個人間取引を利用したり、中古品を部品取り目的で購入したりしてケースを復活させる方法もあるとは言え、Google公式の手段としてはケースだけ買うことはできないようです。またうっかり紛失しないように気をつけておきたいと思います。

AndroidタブレットをPC風に使う(IME編)

AndroidタブレットをPC風に使う場合、キーボードを接続して使うことになります。キーボード使用時に気になるのがIMEの問題です。試行錯誤の結果ATOKプロフェッショナルに落ち着いたので試したIMEの使用感をまとめておきたいと思います。

Gboard

まずはデフォルトで使用できるGboardです。純正品だけあって使い心地はなかなか良く、変換の精度もかなり良いように思いました。US配列キーボードであっても日本語入力できるのでこの点も問題なしでした。

概ね問題なさそうだったのですが、変換時に文節を選択する際、矢印キーの横で移動する方式になっているのがちょっと気になりました。いわゆるマイクロソフトのIMEと同じスタイルです。設定変更でATOKスタイルに変えられると良かったのですが、それもできなさそうだったので少々惜しい感じでした。

Wnn Keyboard Lab

Gboard以外に国産のスマホなどで採用例のあるオムロンのWnnも試してみました。こちらは試してみて早々に変換精度に少々問題があるように思えたので採用には至りませんでした。レスポンスは非常に良く感じたのでその点は惜しかったです。

もっとも、私が試したのは無料版なので有料版であれば変換性能が異なる可能性はあります。

ATOK for Android Professional

PCでも使っているATOKも試してみました。最初は月額300円のスタンダード版を使ってみたのですが、スタンダード版についてはAndroidでキーボードをサポートしていないということでした。実際に使ってはみましたが、全く使えないことはないものの少なくともUS配列のキーボードには対応していませんでした。

そこで、お試しで月額600円のプロフェッショナル版を試してみています。プロフェッショナル版であればキーボードがサポートされ、また配列もJIS配列とUS配列を選択することが可能になります。公式にUS配列をサポートしているのは心強いです。

驚いたのはAndroid版のATOKについてはスタンダード版とプロフェッショナル版で体感できるくらいの性能差があるように感じたことです。スタンダード版のATOKもそれなりに満足のいく内容でしたが、プロフェッショナル版は明らかに高性能だと思いました。

月額600円というのは自分の感覚では結構いいお値段には感じるのですが、さすがに有償製品だけあって総合的には一番優れているという感想です。

まとめ(Gboardもとても優秀)

一旦はATOKを使っている状況ではあるのですが、変換キーの挙動さえMS-IME風でなければGboardも全く性能面では問題なく感じました。少しMS-IME風の変換スタイルに慣熟できないかにトライしてみて、問題なさそうならタブレットに関してはGboardに変更するかもしれません。

Android版Chrome(135)から外部パスワードマネージャーの明示的な設定が可能に

1passwordからニュースレターから来ていたので確認したところ、表題の通りAndroid版Chromeでパスワードマネージャーをビルトインのものにするか、外部のものを使うかを選択可能になるそうです。

実際にAndroid版Chromeの設定を確認したところ、確かに選択できる設定がありました。

1passwordによれば、1passwordをAndroidで今後も使用する場合はこの設定を明示的に”別のサービスを使用して自動入力”にする必要があるそうです。

今のところ影響があるのはAndroid版のChromeとBraveだけということなのですが、ほかのChrome系のブラウザにも影響が波及してくるか気になるところです。

AndroidタブレットからHDMI出力をすると突然音が出なくなる問題

先頃からAndroidタブレットを場面によってはPC代わりに使用しています。基本的にUSB-CコネクタにUSBドックをつないでHDMI出力を作り、PC用のディスプレイにミラーリングして使用しています。

1つ困っているのが音声出力先が勝手に変わってしまうことです。外部ディスプレイとHDMI接続をした場合、音声の出力先をAndroidデバイス本体または外部ディスプレイから選択することができます。

私の環境ではタブレットの方がスピーカーの性能がいいので本体出力にしています。ところがこれが前触れなく音声が出なくなってしまうことがあります。

対処法

音声が出なくなってしまった場合、音声の出力先を1回外部出力にして再度タブレットに戻すと音が出るようになります。

一応これで確実に直るのですが、不意に音が出なくなるので毎回これをやるのは少々面倒に感じています。HDMI出力周りが怪しいと思っているのでそのうち見直してみたいと思います。

AndroidタブレットをPC風に使う(PC風利用と相性の悪いアプリ)

Androidタブレットにキーボードとマウスを繋いでPC風に使う場合、組み合わせ的にどうしても操作が難しいアプリがあることが分かってきました。どうもピンチインやピンチアウトの多いアプリはマウスやキーボードで操作しにくいので相性が良くないようです。

アプリによるのかもしれませんが、マウスホイールやCtrlキーを押しながらのマウスホイール操作でピンチインとピンチアウトを代替できないとかなり操作性が悪くなってしまいます。

よく使うアプリの中ではGoogleマップがこれに該当します。地図の拡大縮小にピンチインやピンチアウトの操作を非常によく使いますが、マウスとキーボードでは操作が難しいようです。

Web版だと右下に拡大縮小のボタンがあるのですが、アプリ版にはないのでタッチ操作が前提になります。

スクロールも矢印キーでできないので、アプリ版のGoogleマップはタブレット本体を直接触って操作する方が断然におすすめです。

もっとも、Googleマップに関して言えばWeb版をブラウザで開くことができますし、Web版を開いたときにアプリにリダイレクトされることもないのでWeb版を使うのが良いと思います。マウスホイールやキーボードはPC同様に機能するのでストレスなく使えます。

ほかにも降雨状況を見られるアプリなども似たような感じでした。こういった地図情報や地図情報に何かの情報を付加して表示する系のアプリは相性が良くない傾向がありそうです。

AndroidタブレットをPC風に使う(デスクトップモード編)

Lenovo Yoga Tab PlusはAndoridがデスクトップモードに対応しており、有効にすることでよりPCっぽい使い勝手を実現しています。

このデスクトップモード自体は結構前のバージョンのAndroidから搭載されていたもののようなのですが、対応するハードウェアがそれほど多くないためか隠れた機能のような立ち位置だったようです。

デスクトップモードを有効にすると画面下にタスクバーのようなものが表示され、一通りの機能がタスクバーに格納されます。

Androidらしいところは左下隅にアプリドロワーと”戻る・アプリを閉じる・アプリ一覧を表示する”のコントロールボタンが表示される点です。

PC的な使用感

このモードをオンにすると一番変化があるのはアプリの表示サイズです。Androidアプリは起動するとフルスクリーン表示されるのが原則ですが、デスクトップモード中はWindowsアプリのように自由なサイズでの起動が可能になります。

アプリのウィンドウ同士を重ねて表示することもできます。

また、Windowsと同様にアプリのウィンドウの右上に”最小化・最大化・閉じる”の3つのボタンが表示されるのでこの点もPC風になります。

イマイチなところ

全体的にはよくできているモードだと思うのですが、少々イマイチに感じる点もあります。1つはAndoridアプリによってはデスクトップモードの表示に対応できていないことです。

例えば、Yahoo!乗り換え案内をデスクトップモードで開いて最大化すると中央に縦長に表示されるだけで、左右に大きなデッドスペースができてしまいます。

デスクトップモードの場合はWeb版のような表示になると良いと思うのですが、対応されていないようです。Androidアプリ全般に言えることなのかもしれませんが、タブレット利用時に画面サイズを活かせないものが多いように思います。

もう1つは右上のウィンドウのコントロールとアプリのUIが重なってしまうアプリがあることです。手持ちのアプリだとVivaldiが該当するのですが、新規タブを開くボタンが右上にあるため、押そうとすると器用に最小化ボタンや閉じるボタンを避けつつ押す必要があります。

こういったことで難儀するアプリもあります。

Android16に期待

現状便利な面もあるが惜しい部分も多いと感じるデスクトップモードですが、Android16の新要素としてよりブラッシュアップされたものが投入される見込みというニュースが伝わっています。直ちにLenovo Yoga Tab Plusに適用されるかは分かりませんが、今感じているような課題を解決してくれることを期待したいです。

AndroidタブレットをPC風に使う(入力機器編)

AndroidタブレットをPC風に使う場合、やはりマウスとキーボードが必要になってきます。

接続方法について

機器の接続方法についてはUSBによる有線接続でも、Bluetoothによる無線接続でも問題ありませんでした。タブレットの場合はUSBポートの数が限られるので、できればBluetoothの方が便利だと思います。

マウスについて

マウスは私が普段PCで使っているLogicoolのG703を使っています。レシーバーを使う無線マウスなので、タブレットに接続したUSBドックにレシーバーを接続しています。これで特に問題なく使えています。また、Android自体の機能としてポインタの速度調整のみ可能となっています。

注意点としてはマウス用のユーティリティ的なものがAndroidでは使用できないので、一般的なマウスだとボタンに対する機能の割り付けや、LEDの発光パターン制御などができないことです。

オンボードメモリの使えるマウスがおすすめ

しかし例外として、マウス本体に設定を記憶できるオンボードメモリのあるマウスであれば、Androidにもカスタムした設定を持ち込むことができます。G703はまさにそのタイプで、Windowsで事前にカスタムしたプロファイルをAndroid環境に持ち込むことができます。

キーボードについて

キーボードは普段PCで使っている自作キーボードの7sPlusを使用しています。これは一般的なJISキーボードと違い、日本語入力用のUS配列のキーボードなので苦労するかと思いましたが、意外に問題なく使えてしまっています。

キーボード配列の設定方法

デフォルトで利用するIMEであるGboardの時の例です。

  1. Androidの設定を開き、一般設定→キーボード と選択
  2. 物理キーボード→キーボードの機種名 と選択
  3. Gboardの 日本語(QWERTY) を選択
  4. キーボードの配列を英語(アメリカ)に変更

これで問題なく入力できます。ほかのIMEだと違ってきそうな気もするのでそのうち試してみたいと思います。