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Performance Modeとコントローラ

FL10.5で大幅リニューアルされたパフォーマンスモードですが、コントロールの方法は色々用意されています。
とりあえず手元にMIDIキーボード(PCR-300)があるので鍵盤操作もしくはPCのキーボード操作が可能な状況ですが、思ったより鍵盤操作が便利でないので参りました。

プレイリストトラックにつき1オクターブ分が割り当てられるので12個もクリップを割り当てできます。
が、PCR-300のように2オクターブ分ちょっとしかない鍵盤を使うとトラック間の移動はオクターブを上げる/下げるのボタンを忙しく押すことになり、作業的にも脳内でトラックと鍵盤の位置を関連付けるのも大変です。

PCのキーボードだと8つのプレイリストトラックが常時トリガーできる状態になりますが、トラックあたりのクリップ数は5つまでです。

やはりAPC20/40かLaunchpadあたりがないと最大限便利に使うのは難しそうです。
(慣れればどうにか…という感じはしますが)

パッド系のコントローラも常々あれば便利だろうとは思っているのですが、置き場の問題が結構大きく未だに調達に踏みきれていません。

FLとサンプル素材

何を今更というお話なのですが…
なんとなくでFLに手持ちのわずかなサンプル素材を放り込んで遊んでいたところ、なかなかオーディオクリップとも相性が良くて面白いです。
これならもうちょっとサンプル素材を活用しても面白いかもという気にさせてくれます。

オーディオクリップはプレイリスト上に展開するとプロジェクトのBPMにタイムストレッチができます。
プレイリスト上で簡単なスライスならできるので、SliceX的な並べかえなどもできます。

オーディオ同士はShift+Gでグループ化ができるので、細かいクリップが並んでいてもひと塊で管理できます。

FL Studio 10.0.9がリリース

プラグインのアップデートが中心のようです。

– 新しいHarmorのdll、FLEngine、Whatsnew.rtf
– 新しいPatcherのdll (ポルタメントのバグを修正)
– 新しいヘルプファイル
– synthmaker 2
– 新しいFPCのdll(ランダムレイヤーのバグを修正)
– 新しいFruity Vibratorのdll

SynthmakerはUIも一新されて現代的な見た目になりました。

Synthmakerというのはシンセサイザーの各モジュールをバーチャルに組み合わせてオリジナルのシンセサイザーを作れるという結構すごいプラグインなのですが、
いかんせん自由度が高すぎる&シンセサイザーのことをよく知らないと難しいというのもあってわしはあんまり活用できていません。

とは言え、プリセットのシンセなんかもあるのでそれをロードしてみて仕組みを勉強したりするのには便利です。

FLのPerformance Mode

現行のFLにもLive Modeがありますが、テスト中のPerformance Modeはより細かい操作ができる内容になっているようです。
現行のLive Modeはトラック内にマーカーを立てて任意のマーカー区間内をループする操作が主でしたが、動画を見る限りPerformace Modeはクリップ単位でのトリガーができるようです。
パラメータのオートメーションなども含めてクリップなら何でもトリガーできるようです。

MIDIキーボードも含めてMIDIコントローラ全般が使えるようですが、トラックごとに登録できるクリップ数が無限になるnovationのLaunchpadがオススメになるようです。

FLを使ってボーカルをキャンセル

FL Studio Guruは参考になる情報が多いのでよく見ているのですが、こんなのがありました。

Fruity Stereo Shaperで左右チャンネルの極性をひっくり返して消してしまうというところは思いつきそうなもんですが、
Maximusをアイソレーター代わりに使って中音域だけに極性反転をかけるというところが秀逸です。

実際に試すと曲によってはリバーブの残響音だけが残りますが、この方法で結構よく消えてくれます。

ストレートにカラオケをしたい方にも、耳コピをしたいのでボーカルを消去したいという方にもオススメできます。

Groove Machineの解説動画

やっぱり動画だとわかりやすいですね。
特にコントローラとのリンクの張り方なんかが参考になります。

最初から音色やサンプルが一通り入っているので、DTM挑戦時にありがちな「何をしたらいいかわからない、まず音が出ない」という状況に陥りにくいのがいいと思います。

Sytrusのモジュレーションをオートメーションで

Sytrusのモジュレーションを操作するマトリックス部にはオートメーションの設定ができません。
なんとかオートメーションで変調ができないもんかなと思っていましたが、オペレータ(オシレータ)のボリュームをMOD XやMOD Yに割り当ててやればX-Yコントローラを介してオートメーションが可能です。

図はOP2のボリュームをMOD Xに割り当ててみた様子です。Xの値が大きくなるほど変調が強くなります。

こんな感じでX-Yに割り当てます。

Harmor動画(第2回)

今回はグローバルコントロール部のA-Bパートとエンベロープ部の紹介になっています。

両方のパートのパラメータを同時に動かせるのは面白いですね。A-Bパートのバランスをオートメーションなんかで変えれば相当面白い音ができそうです。

エンベロープ部は盛りだくさんですが、イメージをそのままエンベロープに変換できる仕組みはなかなか興味深いところです。
さすがに画像をエンベロープに使うという使い方はそうそうしないと思いますが、例にあるようにリズムパターンからパラメータを作るなんて方法は使い出がありそうです。

Harmorの発音原理を解説

どういう仕組みなのか気になるみたいなことをエントリに書きましたが、幸いにしてILが解説ビデオを用意してくれました。
Harmorで音をフィルターで削る様子が説明されています。
Harmorはスペクトラルディスプレイがついているので、音がどういう風に作られているのかがわかりやすくて良いですね。
次回作も準備中のようです。