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Opera30 + Win7(x86)でYouTubeの動画を再生できない問題が発生

32ビットOSを使っている方はそれほど多くないような気もしますが、割と深刻なトラブルです。

「Opera 30」に“YouTube”の動画が正常に再生されない問題、自動更新を停止中 “MSE & H.264 support”オプションの無効化で回避可能
[窓の杜]

HTML5版のYouTubeで使用するMSE & H.264のコーデックで問題が生じてしまうようです。
記事内にもある通り、緊急対応としては当該コーデックの使用をOperaで無効化してしまえば問題を回避できるようです。

なお、betaラインでは既に対策を始めているようです。

YouTube on Windows 7×32 fix
[Opera desktop team’s blog]

browser.jsを自動配信により更新し、Flash版のYouTubeに誘導するようにしているようです。

記事内にもありますが、Win7とWin8系の64ビットOSはHTML5版のYouTubeに問題なくアクセスできるのでこの問題は発生しません。
さすがにもう使っている人はいないと思いますが、WinXPは常にFlash版のYouTubeにアクセスするので、影響を受けません。

Opera30がリリース

早くもバージョンは30に達しました。
chromiumベースなのでアップデートがすぐに出るのでバージョンがすぐ上がるのは当然なのですが、そのうち番号が足りなくならないか心配になります。
ビデオカードみたいにどこかでリセットするような場面もそのうち出てくるかもしれません。

View tabs easier, get sidebar extensions and restore bookmarks with Opera 30
[Opera Desktop team’s blog]

30の大きな改良点はまず12系にあったタブサイクルが復活搭載されたことです。
キーボードの”1″キーと”2″キーを使うとタブを循環表示することが可能です。
テンキー付きキーボードではテンキーでももちろん反応します。個人的にはテンキー使用が便利だと思います。

次はサイドバーエクステンションが実装されたことです。
これはその名の通りサイドバーに表示される拡張機能で、既に複数のエクステンションが公開されています。
ブックマークを表示するエクステンションがあるので、ブックマークは横にないと落ち着かないという方も安心です。

Opera29がリリース

モバイル版も同時に更新となっており、モバイル版にも影響する”タブの同期”という新機能が実装されています。

Access the same tabs from your computer and your Android phone
[Opera Desktop team’s blog]

デスクトップ版、モバイル版それぞれにOperaアカウントを使ってログオンすると、Operaアカウントのメニューから別デバイスのOperaで開いているタブを一覧表示することができます。
その中からお好みの物を選ぶという方式です。
タブの同期というので常にデスクトップ版とモバイル版の表示内容が同期するのかと思いましたが、そういうものではないようです。

その他の変更点としてキーボードショートカットは任意の組み合わせが設定できるようになっています。
また音の出るサイトを表示している場合、タブにレベルメータのようなアニメーションが表示されるようになっています。
時々トップページで音楽の流れるWebサイトや音楽の流れるFlash広告などを開いて慌てることがありますが、アニメーションが出ているタブを閉じればとりあえず音は止まるというわけです。

タブの同期は話に聞く分には興味薄だったのですが、実際試しに使ってみると出かける前にPCで見ていたコンテンツの続きを移動中にタブレットで見たり、
中継開始前にPCで見ていたスポーツの試合情報をテレビの前に移動してタブレットで見たりと結構使い出があります。
地味ですが強力な機能だと思います。

OperaのDirectWriteを無効にする

最近のブラウザはフォントのレンダリングに”DirectWrite”という技術を使用しているものが多く、Operaでも使用されています。

基本的にはWebのフォントが美しく、高速に描画される機能を提供してくれる技術なのですが、
フォント周りの技術である関係上どうしても人によってはオフにしたい場合があると思います。
外部のソフトウェアやブラウザの拡張機能でフォントを強制指定する場合などが当てはまるのではないかと思います。

Operaの場合はアドレスバーに”Opera:flags”と入力して試験運用機能を表示し、左上の検索窓に”DirectWrite”と入力すれば目当ての機能を検索できます。

また、Chromeで使えるショートカットにオプションスイッチを設定する方法も使えます。
Opera.exeのショートカットを作成し、右クリックしてプロパティを開いて”リンク先”欄の末尾に” –disable-directwrite-for-ui”という文字列を追加すればOKです。

このショートカットから起動するとDirectWriteが無効になった状態で起動します。
こちらの方法を使うとWin7でウィンドウをクラシック表示にしている時にタブなどのUIのフォントが変わってしまう現象を回避できます。
Win7をクラシックテーマで使いたいんだけど、OperaのUIフォントが変わってしまうのは嫌だな、という方にはこちらの方法が良いのではないかと思います。

Opera28がリリース

ついにブックマークの同期が可能になったOpera28がリリースされました。

Sync your bookmarks, with Opera 28
[Opera Desktop team’s blog]

画面右上に同期ボタンが追加され、Operaアカウントへのログインや新規のアカウント作成が行えます。
デスクトップ版の他、android用のOperaやiOS用のOpera miniと同期が可能です。

将来的には他のデータも同期できるようにするとのことです。履歴あたりの事を指しているんでしょうかね。

chromiumベースになって以降ブックマークをどのように保存またはエクスポートするかというのがずっと問題でしたが、とりあえずは今回の同期機能の実装で解決したと言えそうです。

Opera:flagsの機能でメモリを節約する方法の紹介記事

割とOperaの話題を供給してくれる窓の杜の連載に面白い記事が載っていました。

#モリトーク Operaのメモリ消費を削減する裏設定
[窓の杜]

あまりここ最近アプリケーションのメモリ消費量を気にすることはなかったのですが、どのくらいの効果があるか試してみました。
タブ8枚を開いた状態で有効だと約340MB、無効だと約560MBというところでした。確かに結構違うものです。

Opera:flagsの機能もなんだかんだで100個以上あるので、こうやって紹介していただけるのはありがたいです。

Operaの元CEOが新ブラウザをリリース

”Operaのキャンペーンで大西洋を泳いで渡ろうとした人”というイメージの強い元CEOのテッツナー氏が新しいブラウザをリリースしたそうです。

元OperaのTetzchner氏率いるVivaldi Technologies、新ブラウザー「Vivaldi」を公開 「Chromium」をベースに“クイックコマンド”などのユニークな機能を備える
[窓の杜]

名前がビバルディなのはOpera(オペラ)との若干の関連性を感じさせます。
今回はテクニカルプレビュー版とのことですが、さっそく入れて試用してみました。

画面左にブックマークやメールなどの機能が並んでいるのは12系統までのOperaに近い印象です。
メール機能はまだ使えませんでしたが、Opera12に慣れている人なら馴染みやすいのではないかと思います。

設定メニューなどは既に日本語にも対応しており、違和感がありません。
設定でタブの表示位置を画面右や左に設定できるのがちょっと面白いです。
また、柔軟なキーボードショートカット機能が実装されており、様々な操作をキーボードだけで行うことができます。

その他Operaに近い部分というとスピードダイヤルが実装されていることです。
ただ最近は他のブラウザでも類似する機能を搭載しているものが多いので、もはやそれほどOperaっぽいポイントではないかもしれません。

また、マウスジェスチャーも普通に機能するので、この辺もOperaユーザなら違和感なく使えます。

ブラウザとはちょっと離れますが、かつてのMy Operaコミュニティのようなコミュニティも用意されています。

レンダリングエンジンはオリジナルなのかと思いきや、現在のOperaと同様にBlinkとのことです。
開発経緯を読むとOpera開発当初のルーツを継承したユーザ本位のブラウザである旨が書かれています。
現在のOperaにもそんなに不満はないのですが、今後Vivaldiがどういう方向で進化していくのかはちょっと気にしておきたいです。

Opera27がリリース

2015年最初の安定板リリースということでOpera27がリリースとなりました。

Opera 27 for computers: First stable release in 2015
[Opera Desktop team’s blog]

「Opera 27」が正式版に。ヘビーユーザーにうれしい新機能“タブメニュー”を追加 レンダリングエンジン“Blink”が「Google Chrome 40」相当に
[窓の杜]

目立つところではスピードダイヤル画面の下部にあるナビゲーションバーが見やすくなったことです。
また、右上の最小化ボタンの左にタブをリスト表示するタブプレビューボタンが追加され、大量のタブを開いている際のナビゲーションがしやすくなりました。

その他、blinkエンジンのアップデートや脆弱性の修正も含まれているとのことです。
changelogはこちらにあります。

Opera26の機能紹介

デスクトップチームのblogにやっとエントリが投稿されたので見てみます。

Opera 26 for computers: My way to share bookmarks
[Opera Desktop team’s blog]

ブックマークの共有についてフォーカスされています。
ブックマークなんてそうそう共有する機会があるかな?と思いましたが、解説の動画ではホテル選びをする際にURLを個別に送るよりブックマークの共有で済ませた方がスマートという例を挙げて説明しています。

普段使用している個人の”お気に入り”を共有することはないだろうなと想像したのですが、確かにURLを列挙して共有したい場合にブックマークに一通り入れて送るというのはいいかもしれません。

その他、他ブラウザからのブックマークインポートなどについても触れられています。
ブックマーク以外に履歴等も取り込めるようです。

Changelogはこちらです。

Opera26がリリース

今のところ公式のDesktop team’s blogやメジャーアップデート用Changelog置き場に動きはないのですが、
確かにインストーラはOpera26のものになっているようです。

他のブラウザーからの移行ツールや印刷プレビュー機能が追加された「Opera 26」が公開 ブックマークの同期・共有機能の標準搭載は見送られる
[窓の杜]

変更点の詳細は公式blogのエントリを読んで別途まとめてみようかと思っています。