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Vivaldi5.3がリリース

バージョン5.3がリリースされました。今回のバージョンではツールバーが簡単にカスタマイズできるようになっています。

デスクトップ向け Vivaldi 5.3 リリース – 新しいツールバー編集機能でブラウザをカスタマイズ

[Vivaldi blog]

ツールバーのカスタマイズ強化

ブラウザ下部のツールバーは元々ちょっとしたレイアウト変更などができましたが、今回のアップデートで何を表示するかも含めてより好みに合わせたカスタマイズが可能になっています。

カスタマイズ操作も非常に直感的で、思った通りの配置ができるようになっています。

項目ごとの設定リセット

地味にありがたいアップデートが設定項目を個別にリセットできるようになったことです。Vivaldiは非常にカスタマイズ性の高いブラウザなので、あれこれ触っているうちに元に戻せなくなることがあります。

こういう時に設定をリセットするとデフォルト設定に戻せるのですが、ありとあらゆる設定をデフォルトに戻したくない場合も多くあります。バージョン5.3からは設定項目ごとのリセットが可能になったので、タブの設定だけリセットするといった細かい操作ができるようになっています。

Vivaldi5.2がリリース

デスクトップ向け Vivaldi 5.2 をリリース – リーディングリストのパネルと、ブロックしたトラッカーと広告の統計バーを追加

[Vivaldi ニュース&アップデート]

メジャーバージョンの5.2がリリースとなりました。

リーディングリスト

リーディングリストはお気に入りに入れるほどではないものの、Webページを一時的に記録しておきたいという時に便利な機能です。記録しておきたいページを開いてリーディングリストパネルの+ボタンを押すだけでリストに追加ができます。

リストに追加したページは既読/未読のステータスを管理できるので後で見返す時にも便利です。

しかもVivaldiの特徴としてモバイル版との同期が可能なので、例えば出先でモバイル版を使ってページをリーディングリストに入れておいて、家に戻ってからデスクトップ版でゆっくり読むなどといった運用が可能です。

トラッカーと広告の統計バー

スピードダイヤルの上の部分にVivaldiを使っている時にブロックしたトラッカーと広告の統計情報が表示されるようになりました。

それぞれの数はWebサイト別、トラッカーの種類別に集計されて表示されるので、どのサイトに広告やトラッカーが多いのか、どの種類のトラッカーが多く利用されているのかが簡単に確認できます。

Vivaldi5.1がリリース

バージョン5.1がリリースとなりました。

デスクトップ版 Vivaldi 5.1 リリース – タブバーでの横スクロールとリーディングリスト機能を追加

今回の目玉機能はタブバーを横スクロールできるようになったことだそうです。Vivaldiでは以前からタブを大量に開いたときの使い勝手にこだわっていて、タブをスタックする機能やスタックしたタブを2段で表示する機能が実装されていました。

そんな中今回更にタブバーが横方向にスクロールできるようになりました。

デフォルトではオフになっていますが、オンにするとタブバーの上でマウスホイールを動かすことでタブバーが左右にスクロールします。

特にモバイル機器など画面サイズの小さい機器においては便利そうに感じます。タブスタックを2段表示にしている場合は上下それぞれの段がスクロール可能になります。

Vivaldi5.0がリリース

Vivaldiがメジャーアップデートされ、バージョンが5.0になりました。

デスクトップ版 Vivaldi 5.0 リリース テーマの共有機能、自動翻訳機能を備えた翻訳パネル登場

[Vivaldi blog]

今回のバージョンではテーマ機能に大きな改良がありました。

Vivaldiはテーマ機能によりブラウザの見た目を変更できます。単に変更できるだけにとどまらず、時間帯によって複数のテーマを切り替える、ホームオートメーションと連動させる形で自動的にテーマの配色を変更するなどユニークな機能を搭載しています。

今回のバージョン5.0ではテーマがより細かくカスタマイズできるようになったほか、テーマをzipファイルの形式でエクスポートできるようになりました。

作成したテーマはVivaldi.netに投稿することもでき、今回Vivaldiではテーマカスタマイズ機能の拡充を記念して投稿テーマコンテストを行うということです。

Vivaldi.netの投稿テーマが増えてくると気軽にテーマの着せ替えができて楽しそうです。私はあまりこういう美的感覚に自信がないので、出来の良いテーマをピックアップできるようになると大変助かります。

Vivaldi4.3がリリース

バージョン4.3がリリースされています。

デスクトップ 版 Vivaldi 4.3 – 広範囲に渡るアップデートに注目:Google Idle API のデフォルト無効、キャプチャー機能、ダウンロードパネル、同期に関する改善、翻訳機能に新たに 68 の言語を追加など

[Vivaldi blog 日本語版]

上記エントリのタイトルにある通り、今回のバージョンではかなり様々な要素に対して追加・更新が入っています。

中でも目玉はスクリーンショット撮影機能で、任意のサイズのキャプチャが可能になったほか、UIも刷新されて使いやすくなっているとのことです。

スクリーンショットと言えばWindowsにはアプリの”切り取りとスケッチ”がありますが、Vivaldiのキャプチャ機能がちょっと優れている点として”Webの記事全体をキャプチャできる”ことがあります。

通常画面のキャプチャは画面に表示されているものしかキャプチャできませんが、Vivaldiのキャプチャで長いWeb記事をキャプチャすると、スクロールしないと見えない最下部に至るまでキャプチャをしてくれます。これはなかなかユニークだと思います。

そのほか、キーボードショートカットに加えてOpera以来のマウスジェスチャーに機能を割り付けることも可能なので、Windows+Shift+Sで起動する”切り取りとスケッチ”より多彩かつ手軽な起動方法を指定できます。

そのほかの要素で言うとダウンロードパネルの更新は地味ですが便利になったと思います。従来はプログレスバーと現在のダウンロード速度を表示するスタイルでしたが、今回のバージョンからはダウンロード速度の折れ線グラフが表示されるようになっています。大きいファイルをダウンロードする時には役に立ちそうです。

Vivaldi4.2がリリース

バージョン4.2がリリースとなりました。今回のバージョンは比較的小規模な改修という感じになっています。

プライベートな翻訳機能が進化し、選択したテキストを好きな言語に翻訳できるようになりました!

[Vivaldi blog 日本語版]

今回のバージョンでは内蔵されている検索機能が進化し、アドレスバーの翻訳ボタンからのページ全体検索に加えて、テキストを選択した上でコンテキストメニューから部分的に翻訳が可能になりました。

テキストを大ざっぱにはなんとか読めたけどここだけは翻訳したいという場合に便利です。翻訳範囲もページ全体に比べて小さくて済むので、その分レスポンスも良くなっています。

翻訳エンジンはLingvanex社が提供しているもので、翻訳処理されたテキストやWebサイトの情報は全く収集していないのが売りとのことです。

Vivaldi4.1がリリース

Vivaldi4.1がリリースされました。
新機能が2つ追加されています。

アコーディオンタブとコマンドチェイン機能が加わって、Vivaldi の多様性がさらにアップ

[Vivaldi blog日本語版]

Vivaldiは以前からタブを重ねておくことができましたが、スタックしたタブの表示スタイルにアコーディオンというスタイルが追加されました。

これはスタックしたタブを展開した時に水平方向に展開するというものです。上下2行にタブを展開すると画面の縦幅が圧迫されて気になる…という方にはに便利そうです。

コマンドチェインはいわゆるマクロ的な機能で、Vivaldiの様々な機能を任意の順番で組み合わせて一括実行することができます。

各種操作に加えて待ち時間を挟むこともできるので、ページを開いて読み込み時間の分を待った上で○○…といった構成も可能です。

複数のページを開いた後にタイリング表示する、特定のページを開いてフルスクリーン表示するといった構成例が紹介されています。

Vivaldi4.0がリリース

ついにバージョンが4台に到達しました。節目にふさわしい大規模なアップデートになっています。

Vivaldi 4.0をリリース:待望の翻訳機能を搭載し、ベータ版としてメール・カレンダー・フィードリーダーを公開

[Vivaldi blog]

翻訳機能

今回のバージョンからビルトインの翻訳機能が追加されました。翻訳機能はアドレスバーの右端にある”A”と”文”が並んでいるアイコンからアクセス可能です。

この翻訳機能はLingvanex社が提供しており、Vivaldi社のサーバでホスティングを行っているため翻訳した文章やWebサイトの情報を収集していないとのことです。4月にVivaldiはGoogleの新しい追跡型Web広告技術であるFLoCへの非対応を表明しましたが、今回の翻訳機能の実装においてもプライバシー重視の方向性を強く打ち出してきています。

メーラー・カレンダー・RSSリーダーが安定版に実装

試験的に実装されていたメーラー・カレンダー・RSSリーダーがベータ版に昇格し、設定画面から簡単に有効化できるようになりました。3点揃って”生産性機能”として実装されており、”設定”→”一般”→”生産性機能”→”メール、カレンダー、フィード機能を有効にする”にチェックを入れることで使えます。

メーラーと言えば思い出すのは昔のOperaです。元々Vivaldi自体がPresto時代のOperaの流れをくむブラウザなので、Operaに搭載されていたM2メーラー的なものを期待する声が大きかったのではないかと思います。

メーラーを少し試してみましたが、オーソドックスで使いやすく感じます。M2がなくなって以来メーラーはWeb版のものを中心に使ってきましたが、久々にブラウザ内蔵のものに戻しても良いかもと思わされます。

Vivaldiの広告ブロック機能で任意のHTML要素をブロックする

Vivaldi3.0から広告&トラッカーブロッカーが搭載されています。これらのソースはWeb上で配信されている設定ファイルを購読することで設定が可能ですが、ユーザが任意で設定することも可能です。

ユーザ自身で設定ファイルを作成することで、ブロックするコンテンツを追加することができます。

広告ではないものの、このコンテンツが無ければこのサイトは見やすいのに…といったコンテンツをブロックする場合などに便利です。

設定ファイルの作り方

設定ファイルの拡張子はテキスト形式です。書式についてはAdblock Plus&uBlock Originの書式を使用するため、書き方についてはこれらのブロックリストのリファレンスを参照していただくのが良いと思います。

Adblock Plusの資料が分かりやすいと思いました。

Adblock Plus filters explained

[adblockplus.org]

上記リンクの”Element Selection”が使いやすいです。

作成例

HTML要素を使ってコンテンツをブロックする例です。

!adblock plus
!先頭に!をつけるとコメント行になります

!idでブロック
[ドメイン]###[id名]

!classでブロック
[ドメイン]##.[class名]

!特定のURLからホストされているコンテンツをブロック
[ドメイン]##a[href^="[URL]"]

例えば当ブログの”hoge”というidをブロックするのであれば、

hebodj.net###hoge

と記載すれば良いことになります。

HTML要素についてはVivaldiの開発者ツールを使うと調べられます。ショートカットキーCtrl + Shift + Iで起動できます。

設定ファイルの反映方法

できあがった設定ファイルは分かりやすい場所に保存し、Vivaldiの設定で読み込みます。

設定→プライバシー→トラッカー・広告ブロック→個別設定 と選択して、”ソースを管理する”ボタンを押します。

トラッカーブロッカーのソースと広告ブロッカーのソースを選択する画面が開くので、広告ブロッカーの左下にある+ボタンを押します。

そうすると任意のブロックリストをインポートできるので、先ほど作成したテキストファイルを読み込めばOKです。フォルダのアイコンを押すとローカルファイルを追加できます。

ファイルを更新した場合は手動で読み込み直しする必要があるので、この点ご注意下さい。

Vivaldi3.8がリリース

プライバシー周りの機能が強化された3.8がリリースとなりました。

Vivaldi 3.8 デスクトップブラウザ – Cookie ダイアログを廃止し、プライバシーとデザインの水準を引き上げ

[Vivaldi blog]

クッキークランブラー

プライバシー関連の新機能の1つ目がこの”クッキークランブラー”です。昨今、プライバシー保護意識の高まりからサイトでのCookie利用についてはユーザのオプトインを求めるケースが増えてきました。

Vivaldiとしては同意を求められるプロセスがわずらわしいことと、また良く分からないまま”同意”を押してしまうユーザがいるということへの懸念から、Cookie利用への同意ダイアログを除去する機能を実装したとのことです。

デフォルトではオフで、有効化する場合は”設定”→”プライバシー”→”個別設定”内の”ソースを管理する”ボタンを押します。その後、”Remove Cookie Warnings”というソースを有効にすれば機能するようになります。

これは広告ブロッカーのソースと同じく定期的に更新されるサードパーティー製のリストだとのことです。

FloCに対する対応

3月末にGoogle Chromeで試験運用が始まった新しいWeb広告向けの技術で、従来のCookieに代わるユーザのトラッキング技術だということです。Google曰く、ユーザをコホート(集団)として認識し、広告配信側からは集団単位でしか認識がされないのでCookieに比べてプライバシー保護に配慮されているということだそうです。

Vivaldiとしてはブラウザ自身がユーザのプロファイリングを行っている点や、集団に対して統計的な分析を行うことにより現状よりもプライバシーの保護が弱まることを懸念しており、バージョン3.8ではFloCコンポーネントをブラックリストに入れているとのことです。

外観の変更

今回のバージョンで外観が少し変わりました。サイドパネルとパネル左のアイコンの境目が描写されなくなり、全体的にフラットなデザインになりました。あまり影や境目をはっきりとさせずに平坦に描写するのは昨今のトレンドという感じがします。

また、パネルアイコンもデザインがリニューアルされています。