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タルタルーガ用キックスタンドのボルトが緩んでくる現象

偶然気づいたのですが、タルタルーガ用キックスタンドのボルトがかなり飛び出していました。

ちょうど頭1つ分くらい飛び出しています。

まだネジは十分にかかっている状態でしたが、明らかに緩んで飛び出している様子だったので増し締めして元に戻しておきました。

キックスタンド可動部のボルトなので、前後に日々動かされる関係上緩みやすいのかもしれません。定期的な点検に加えて、必要に応じてロックタイトなどでの固定も検討したいと思います。

クリート交換

自転車用の靴についているクリートを交換しました。クリートというのはペダルと靴を接続するアダプターのような部品です。走行時はこのクリートを介してペダルと靴が固定され、効率良くペダルが回せるという仕組みになっています。

しかしクリートは靴の底についているという性質上歩くことで摩耗してしまいますし、単純なペダルとの付け外しだけでも徐々に消耗していきます。

こちらが新品のつま先部分を横から見た様子です。
こちらが消耗したものの同じ部分です。こんなに薄くなるまで使えるのは結構珍しいように思います。

つま先部分が薄くなってしまうとペダルにはめにくくなるほか、走行中に突然外れることもあって良くありません。あまり長いこと使わずに交換してしまうのが良いと思います。

オニキスさんオーバーホール完了

自転車がオーバーホールから無事に戻ってきました。今回は前回オーバーホール時のような大がかりなパーツ入れ替えは無く、分解洗浄と消耗品の交換が中心のオーバーホールになりました。

一応変えたところとしてはボトムブラケット(クランク部分のベアリング)とブレーキシューを変更してあります。ボトムブラケットはBB-R9100という良いグレードのものを、ブレーキシューはスイスストップ製のBXPという制動力に優れたものを選択しています。どちらも地味なパーツですが重要なパーツなので効果に期待したいです。

自転車店の店主殿からは「結構乗ってらっしゃるのもあるので、 駆動系に消耗の気配がある。次回オーバーホール時にはコンポーネントの入れ替えを検討されては」とのコメントをいただきました。何となくですが、1年に1回全体点検と消耗品交換<2年に1回オーバーホール<4年に1回コンポーネント入れ替えでサイクルを回していくと良さそうな気がしています。

ブレーキシューです。まだたくさん残っていて頼もしいです。
ボトムブラケットです。とても地味ですがある意味走行を支える心臓部のパーツですから、交換で良くなっていることに期待したいです。

リムに食い込む謎の金属片

時々自転車ホイールのリムに金属片が食い込んでいることがあります。ブレーキをかけた時に「ガッガッガッガ…」と規則的な振動が生じるようになるので分かります。

原因は昔から良く分からないのですが、恐らく偶然ブレーキシューに食い込んだ金属片がブレーキをかけた時にリムに押しつけられてブレーキシューからリムに移動してしまうのではないかと考えています。

ブレーキの感触が悪くなるので、定期的なメンテナンスの時に細めのマイナスドライバーなどで除去してしまいます。除去跡をゴム砥石で多少ならしておくと仕上がりがより良くなります。

ホイールのテンション点検と振れ取り

シマノのWH-R500を分解して作ったホイールですが、今回タイヤを交換するついでにスポークテンションの点検と振れ取りをすることにしました。

スポークテンションはパークツールのTM-1という道具で測ります。

まずスポークテンションの方ですが、完成時に計測したデータと比較して特に下がっている様子はありませんでした。それでも全体的に増し締めするか迷いましたが、増し締めの結果として振れが出てしまうと本末転倒なので、わずかな振れ取り程度にとどめました。

手組みホイールは数千km走るとニップルが緩んでスポークテンションが落ちるので、時々点検して増し締めした方が良い、という話を以前聞いたことがあったので心配していたのですが、意外な結果でした。組み立てる時にスポークに緩み止め剤を塗っておいたのも良かったのかもしれません。

ウエス作り

古くなったシャツを分解してウエスを作りました。チェーン洗い器を導入したとは言え、拭き掃除をする必要が一切なくなったわけではないのでウエスは継続して必要です。

要はシャツを切ってばらすだけなのですが、ちょっとしたこだわりポイントがあります。それは袖口や縫い目とそうでないところを分けてばらすことです。

こんな感じで左にあるひも状の布と、右にあるいわゆる平らな布のウエスができあがります。ひも状の布はスプロケットの間をデンタルフロスのような感じで掃除するのに便利です。チェーンリングのアウターとインナーの隙間なんかもこれで掃除しています。

チェーン洗い機を導入

前から興味のあった自転車のチェーンを洗う道具を購入しました。

この手の道具はいくつかありますが、比較的古くからあるパークツールのサイクロンという商品です。

使い方は本体に洗浄液を入れ、チェーンを通した状態で蓋をします。この状態で本体をハンドルで固定し、クランクを逆回転させると洗浄液のついたチェーンがブラシの間をくぐってきれいになるという仕組みです。

この状態で左手でハンドルを握って、右手でクランクを逆回転させます。

洗浄液はそれほど量を必要としません。そのため、チェーンに洗浄液をまぶしながら洗浄するという感じになります。

導入のきっかけは最近のシマノのチェーンに施されているコーティングの関係上、パーツクリーナーの使用が非推奨という話を聞いたからです。今まではワコーズのスーパージャンボできれいにしていたのですが、ここ最近はこの道具を使って中性洗剤で洗浄しています。

チェーンはプレートの間までしっかり汚れが落ちるので、洗浄性能は大満足です。洗浄液が垂れたり飛び散ったりすることを懸念していましたが、意外に周囲が汚れることはありません。

唯一面倒なのはすすぎに手間がかかることです。水を替えながら4-5回洗わないとなかなか洗剤が落ち切りません。ただ、このデメリットを差し引いても優れた道具だと思います。

自転車のチェーン交換

自転車のチェーンのガタが気になってきたので交換する事にしました。

5800系105のチェーンです。11速になってからチェーン接続時にピンを使わず、コネクタを使ってつなぐクイックリンクシステムも導入されています。

ピンジョイントの場合は、取り付ける時にチェーンカッターのハンドルを回す重さを頼りに感覚で取り付ける必要がありました。クイックリンクはこの手応えという感覚が絡む要素が無いのがメリットということのようです。

以前お店で取り付けてもらった時はクイックリンク式のチェーンにしてもらったのですが、今回は慣れている従来のピンジョイント式にしてしまいました。次回はクイックリンク式にも挑戦してみようかと思っています。

それにしてもチェーン交換が走行感覚にもたらす変化というのは本当に大きなものです。私でも分かるほどはっきりと反応が良くなるので、とても気持ちが良いです。

ホイールマグネットが緩くなった時の固定方法

趣味で自転車に乗られている方の多くはサイクルコンピューターを装備していると思います。サイクルコンピューターでの速度の検出に使うのがホイールマグネットです。

車体に取り付けたセンサーに対し、ホイールのスポークに取り付けたマグネットが一定間隔で通過します。その間隔の長さで速度を算出するというのがサイクルコンピューターの仕組みです。

このホイールマグネットなのですが、キャットアイの製品ではこのように3ピースの部品に分かれており、台座・滑り止めのゴム・マグネットとなっています。

この滑り止めのゴムが付け外ししている間に徐々に潰れてきてしまい、固定力が弱くなってしまうことがあります。こうなるとスポークに対しマグネットは緩くしか取り付けられず、走行中の遠心力や振動でマグネットがずれてしまいます。

こういう時に台座部分にある溝にグルーガンでホットボンドを流し入れ、まだ温かいうちにスポークに止めるとかなり強固に固定が可能です。ほどほどに弾力があるので、マグネットをねじ込むと緩衝材のようにうまく収まります。ホットボンドなので、また緩くなってきたらペリッと剥がして新たに流し入れれば新鮮な状態が復活します。

グルーガンはそれなりにちゃんとしたものでも1,000円くらいで買えるので何かと便利です。万能工具としてオススメしたいです。

 

デュアルコントロールレバーからの異音

最近自転車のデュアルコントロールレバーを握りこんだ時に、きしむような音がするので気になっていました。

デュアルコントロールレバーはブレーキングのために後ろ方向に引くことができ、また変速のために内側に倒すことができます。ブレーキをかけているときにレバーが内側に入ると何かがこすれて音がするようでした。実用上は問題なかったのですが、音が耳障りだったので対処することにしました。

この手のきしみがあるとすぐ潤滑不足を疑ってしまいますが、デュアルコントロールレバーは注油の必要のない部品と自転車店の店主殿からも言われていました。実際お店でオーバーホールする時も、分解する要素すらほとんどないそうです。

困ってレバーのあちこちを触りながら異音を出してみたのですが、105と書いてあるプレートを押さえながらだと異音が出ないことに気づきました。

その後シマノのサービスマニュアルを見てみると、この部品は交換可能なようです。物は試しで固定ねじをちょっと緩めてみると、異音が全く出なくなりました。

右レバーを握った状態で前から見た写真です。ブラケットのフードをめくると穴が開いているので、その穴から細いプラスドライバーを差し込むとねじを回せます。

結局ねじを一旦緩めた後、異音がギリギリ出ないところまで締め直して作業完了となりました。元々の組み付け時点でトルクが大き過ぎたのかもしれません。

この部品はよく壊れて脱落したり、カタカタ音の原因になることもあるそうです。原因が特定できて良かったです。