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国道19号信州新町日原西の通行止め(2020年4月)

当ブログでも時々触れていますが、犀川沿いの国道19号は落石などの多い区間が多く、工事や通行止めが行われているのをよく見かけます。

先日旧道区間のエントリを書いた信州新町の日原西交差点付近で土砂流出があったとのことで、2020/04/30-2020/05/22まで通行止めを伴う工事が行われるとのことです。

6:00-20:00までの昼間時間帯は片側交互通行、20:00-翌6:00までの夜間時間帯は完全通行止めになるそうです。

国道19号長野市信州新町日原西地先において、応急復旧工事のため通行止めを実施します。

[国土交通省 関東地方整備局]

国道19号の長野-松本間はそこまで交通量の多い印象のある路線ではありませんが、一般道で長野-松本間を結ぶ一般道では第1の選択肢であることは間違いなく、影響は大きそうです。

う回路も示されていますが、県道31号で一旦大町方面に抜け、大糸線の北大町駅付近から国道148号で南下するというかなりの遠回りルートになっています。

国道19号でまっすぐ来る場合に比べて距離にして+約8km、その中に標高差350m程度の登り坂も追加となります。道路規格的には県道31号・国道148号とも優秀な部類と思いますが、負担が大きくなるのは間違いありません。当面注意が必要そうです。

長野県安曇野市のラウンドアバウトを訪問

豊科付近にラウンドアバウトがあるらしいということで調査に出かけました。

場所は長野県安曇野市豊科本村で、大糸線の南豊科駅から真西に800mほど行ったところにあります。

元々は名前のない五叉路だったようですが、現在は本村円(もとむらまどか)交差点という名前になっています。本村は当地の地名ですが、円はラウンドアバウトにちなんで付けたものではないかと思います。

ラウンドアバウトはこんな感じです。交通量が少なめの交差点ですが、”ゆずれ”の表示や自転車用の矢羽根標示など充実したスペックになっています。

中央島の様子です。交差点名称の標示があります。
自転車用の矢羽根標示です。この近辺には南豊科駅から矢羽根標示があり、それと接続する形になっています。
出る時のウィンカーを促す標示です。
ラウンドアバウト手前に予告が出るのは須坂市のものと同様です。

以前須坂市のラウンドアバウトを調査した時にも設備が充実している印象を受けましたが、こちらもほぼ同様のスペックでした。長野県で近年整備されたラウンドアバウトの標準仕様自体が充実したものなのかもしれません。

国道19号の旧道区間(日名橋-置原橋)

国道19号の旧道区間について色々と調べていますが、信州新町の日名橋-置原橋区間にも左岸側に旧道らしいものがあることに気づきました。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]

写真は1977年当時のものですが、現道(水色のライン)は存在していません。当時は川口橋の先で大きく左岸側にカーブし、川に沿うような線形だったようです。現在は日名橋-置原橋-川口橋の橋りょう3連続でほぼ直線の線形となっています。

旧道区間はまだ通れるようだったので寄ってみました。

途中にあるロックシェッドが工事中で途中までしか通行できませんでしたが、かつての国道らしい雰囲気を味わうことはできました。

いつも当てにしている古い標識です。建設省設置のものなのでこの道路が国道であったことをうかがわせます。

もう一つ、確実ではないですが郵便局が道路沿いにあるのもヒントです。旧街道沿いには役所・学校・郵便局などの公共施設があることが多いほか、神社仏閣が面していることも多いです。旧道区間を探す時にはこういった施設の情報も参考にしています。

山清路南の橋りょう建設現場

以前山清路付近で国道19号の改良が進んでいるらしいというエントリを書いたのですが、山清路の先まで進んでみたところ、南側の橋がほとんどできあがっていました。

新山清路橋の先に大きなコーナーがあり、コーナー外側に駐車場と休憩スペースがあるのですが、その付近から分岐しているような感じです。

橋りょう本体はほとんどできあがっているように見えます。あとは舗装と安全施設などの付帯設備が完成すれば、供用も近いように思えます。今後どうなっていくか楽しみです。

県道上田千曲長野自転車道線の旧名称

戸倉上山田温泉近くの女沢公園にある看板がいつも気になっていました。

”千曲”の部分だけ後から修正されたような形跡があるのです。元々どんな名前だったのか興味がわきますが、解答が女沢公園内にありました。

こちらです。元々は上田更埴長野自転車道線という名前だったようです。更埴という名称はかつて存在した更埴市から来ているようです。戸倉町・上山田町と合併して千曲市になりましたが、今でも更埴JCTや更埴ICなどに名残がありますし、お店にも”更埴店”を名乗っているところがたくさん存在します。

この古そうな案内図のおかげで思いの外簡単に謎が解けました。

この案内図がちょっと面白いのは、電車やバスなどで使われるような階段状の距離表があることです。橋と橋の間を基準に距離が分かるので面白いです。全線ということになると上田橋-村山橋の47.6kmになるようです。

長野県道414号の築造工事

中野方面に出かけた時に道路工事をしているのを発見しました。

右奥に見える住宅地が柳沢です。左手が千曲川になります。

信州中野駅付近から飯山方面に移動する時に、 県道414号を利用することが多いです。この道路は廃線になった長野電鉄木島線の線路とほぼ並行に走っている道路で、一部区間は軌道跡を利用して高規格な道路が整備されています。

しかし、住宅地を抜けていく中野市柳沢周辺は少々手狭な印象でした。今回の工事はこの狭隘な区間をバイパスする道路の築造工事ではないかと思われます。

白いカバーの掛かっているものは恐らく橋脚と思われるので、高架になるものと予想できます。千曲川が間近に迫っていてスペースにはあまり余裕がないので、どういった線形になるのか非常に興味深い区間です。

ロードバイク車載映像(須坂市野辺町ラウンドアバウト)

以前エントリにもした須坂市の野辺町ラウンドアバウトを自転車で通行した様子を動画にしてみました。

ラウンドアバウトとしてはフル装備に近い仕様となっており、立派な中央島や自転車用の矢羽根標示などが揃っています。

長野市道西608号線のアンダーパス開通

長野駅の東口(善光寺がない側)は区画整理が行われているらしく、街並みも新しい感じです。長らく工事をしていた長野駅から見て東京方面のアンダーパスが2020年の2月22日付けで供用開始されたとのことで、遅ればせながら見に行ってきました。

長野駅東口側の入口です。

長野駅付近は新幹線も在来線も線路が地上にあるので、周辺の道路はアンダーパスもしくは陸橋により交差しています。

このアンダーパスは長野駅に一番近い交差の一つですが、東京方面の交差はこれまで国道117号(通称県庁通り)しかなく、結構混雑している印象がありました。今回のアンダーパス開通により、駅東口から長野バスターミナル付近までロス無く移動できるようになりました。

こちらは長野バスターミナル側の入口です。
出てくると長野バスターミナルと八十二銀行本店の目の前です。

自転車で通行する場合ですが、両車線に歩行者・自転車用のトンネルがあるのでこちらを通るのが無難と思います。車道部も走れそうですが、かなり長い下り坂のアンダーパスな上に急なカーブになっているので少々危ないかと思います。

自転車で歩道部を通行する場合でもかなり長い下り坂になるので要注意です。

長野運動公園付近の自転車道

長野運動公園からJR東日本の長野総合車両センターにかけて延びている道路に、立派な自転車道がありました。

よく見かける歩道に通行区分を指定している形式では無く、道路交通法上の自転車道が指定されています。

このように段差によって物理的に歩道と自転車道が区分されています。自転車道自体も自転車同士がすれ違える程度の余裕があり、かなり理想的な自転車道に思えます。

いわゆる川沿いのサイクリングロードでない市街地の自転車道が長野県内には結構あります。他にもありそうなので見つけたら随時写真に収めておこうと思います。

旧北国街道(信濃吉田駅付近)

信濃吉田駅付近の商店街に、”北国街道”というデザインの街灯があることに気づきました。この道は県道399号に指定されており、長野県庁付近から豊野方面までを結んでいます。ちょうど善光寺下駅付近から信濃吉田駅付近までの区間が旧北国街道に当たるようです。

信濃吉田駅付近からは進路を北に変えて県道60号が旧北国街道となりますが、牟礼宿の手前に新町宿という宿場があったそうです。現在の長野市稲田や長野市徳間辺りに存在したらしいのですが、具体的にどの辺だったのか少々気になります。