今回は9番の 川幅日本一体感ルート を走ってみました。埼玉県の自転車名所の中では外せない荒川の最も広大なエリアを走るルートです。
スタート地点は道の駅いちごの里よしみです。かなり大規模な道の駅で、土産屋やレストラン・パン屋など店舗群も充実しています。広い駐車場があり、大型車が数多く止まっています。
右端に小さく写っているのはバイクスタンドです。スタンドのない自転車の駐輪も安心です。
片側2車線の高規格な県道27号を東に向かって進みます。交通量はかなりあるので、心配であれば歩道走行が無難です。
途中で左折して住宅街の中を走ります。
県道271号にぶつかったところで右折し、荒川まで走ると吉見運動公園があります。荒川サイクリング時のとりあえずの目的地とされている方も多いのではないでしょうか。
糠田橋という橋で荒川を渡ります。注意したいのは路側帯部分にスペースがほとんどなく、歩道が下流側にしかないことです。ここは橋を渡る前に事前に下流側の歩道に入っておき、歩道で渡るのが安全でオススメです。なにぶん川幅日本一区間の橋なので、車道走行するとかなり長い距離を危ない状態で走行することになります。
下流側を撮影した写真です。畑が広がっているように見えますが、写真全域が荒川の高水敷です。
橋を渡ったところで左岸側の堤防天端の道路に入ります。ちょっと走って糠田橋を振り返った写真がこちらです。冬場限定だと思いますが、右端の地平線にはなんと浅間山までが見えます。
そのまま左岸側を走って県道27号の御成橋をくぐります。もう300mほど進んで左折すると ふるさと総合緑道休憩施設愛里巣 という公民館のような施設があります。
ルート100の案内図があるのですが27番のものです。
きれいな建物です。トイレも同様にきれいです。こちらのルートは川沿いの走行が中心でトイレ事情はあまり良くありません。重要なポイントなので要チェックです。
再び荒川に戻ります。こちらの畑はポピーが植わっているそうで、シーズンにはポピーの花でいっぱいになるそうです。元々不法投棄抑止のために植え始めたらしいのですが、規模が拡大してポピー自体が呼び物になっているそうです。
ここで荒川水系に良くある沈下橋を渡ります。原馬室冠水橋というそうです。対岸から車が来る場合は適宜譲り合って渡ります。
荒川の右岸側に移りますが、縦横に農地の中の道が存在するのでどう進むべきか迷います。碁盤目状に道が広がっていて、なおかつ風景が広大なのでどこを走ったら良いかがよく分からないのです。幸い御成橋は見通せるので、御成橋の吉見側の橋台を目指して何となく進みます。
御成橋の西端に出られました。川幅日本一の標柱があります。目の前は県道27号なので、吉見方向に向かって走っていけば再び道の駅いちごの里よしみです。
まとめ
荒川の戸田以北は広大な風景が広がりますが、中でもこの御成橋周辺は川幅日本一だけあるダイナミックな景観です。荒川自転車道自体は非常にメジャーだと思いますが、このルートに含まれる道の駅や左岸側のルートもバリエーションとして知っておくと、楽しいと思います。
今回は冬場の走行となり、あまりサイクリストの方もいらっしゃいませんでしたが、冬場特有の荒涼とした雰囲気や視程の良さから来る山並み鑑賞なども良いものです。防寒対策をしての冬の荒川もオススメします。