いよいよDJ風にDeckadanceを使ってみましょう。
という話をしたかったのですが、まずは音声出力の設定から。
なお、本エントリは全てPC内で完結するセッティングを前提としていますので、
タイムコードコントロールの話なんかはまた後々…という風にさせて頂きたいと思います。
オーディオの設定は画面最上部のAUDIOボタンで行います。
これがオーディオ設定画面です。
項目の説明は以下の通り。
1.オーディオインターフェイス
オーディオ出力を行う機械を選択します。
いわゆるUSBやIEEE1394を使うオーディオインターフェイスでなくてもいいので、内蔵サウンドカードでも問題ありません。
2.サンプリングレート
音声のサンプリングレート。
3.オーディオレイテンシ
Deckadanceが音声を処理してから出力するまでの時間。
小さく設定するとレスポンスは良くなりますが、音飛びが発生することがあります(処理が出力に追いつかない)。
最初は小さめに設定して、様子を見ながら大きくしていくといいでしょう。
4.インプットルーティング
インプットがどの機材のどこからなされるか。
今回は気にしなくてOKです。
5.アウトプットルーティング
アウトプットがどの機材のどこからなされるか。
今回設定するのはここです。
DJをする場合左右のターンテーブルのインプットとマスターアウトプットに加えてヘッドホンモニターが必要です。
Deckadanceの場合インプットはPC内部で行うので考えなくて良いですが、ヘッドホンモニターをどこかで取らないといけません。
上の画像の例では出力の7-8をマスターアウトプット、出力の3-4をモニターアウトプットとしています。
例では3-4をヘッドホンなどで別途聴ければOKというわけです。
そのため、できればヘッドホン出力が独立したUSBまたはIEEE1394接続のオーディオインターフェイスがあると良いです。
が、Image-Line本家のマニュアルにも書いてある通り、PCのサウンドカードが5.1chなどの多系統の場合、使わない出力(リアなど)にヘッドホンを挿して強引にモニターとして使うのも手です。
オーディオインターフェイスも、とりあえずヘッドホン出力が独立しているものというくくりであれば1万円台からあるので、購入を検討してみてはいかがでしょう。