今日は様々な形でKaveri関連のニュースが出ていました。
アーキテクチャを刷新した「A10-7850K」ベンチマークレポート
日本AMD、内蔵GPUとの協調性を向上させた新世代APU「Kaveri」を解説 ~新Catalystではビデオのマッハバンドを消す機能や高速JPEGデコーダを搭載
[PC Watch]
A10-7850KのベンチマークスコアはCPU性能だけ見ると今一つですが、GPUも込みの性能で見ればなかなかと思わされる部分もあります。
CPU性能ではA10-6800Kを下回っているというのがちょっと驚きのポイントです。
それもそのはずで、日本AMDの解説についての記事内にあるダイの絵を見るとGPUが占めている面積が非常に大きく、GPUを重視した設計であることが良くわかります。
どちらかというとCPU付きGPUと言った方が的確かもしれません。
ディスクリートのGPUを追加した場合何か目立ったメリットがあるのか?という点が気になっていましたが、記事内のスライドを見るとR9 270X搭載時にはi5-4670kと同等のパフォーマンスを発揮できるとの記載があります。こういったシステム構成も意識されているようです。
また、ディスクリートのGPUを搭載した際に、APU内のGPUとディスクリートのGPUを協調動作させることも可能との情報も掲載されています。
これは恐らくプログラム次第という話ではあると思いますが、一昔前に出た物理演算チップ搭載カードのようにAPU内のGPUに物理演算を丸ごと引き受けてもらい、ディスクリートのGPUパフォーマンスは損なわずに描画を行うという感じになっているんだと思います。
ハードウェアとしてはなかなか素晴らしいものが出てきた印象です。
後はもう何度も言われていることですがAPUのメリットが生きるプログラムを頑張って欲しいですね。