地図を眺めていると環状交差点として指定されていないものの、実質ラウンドアバウトのような構造になっている交差点を発見できることがあります。
久里浜のあたりに見つけたので行って来ました。
【16/02/15追記】コメントにて野比君様より環状交差点になったとの情報を頂きました。
目的地は横須賀市のハイランドという住宅地です。ハイランドというのは住宅地の名称であると同時に住所でもあり、横須賀市ハイランドn丁目n-nという住所が設定されているそうです。
これは近所のYRP野比駅です。高架の上から鋭いインバータ音が聴こえてきます。
ハイランドという住所も珍しいですが、アルファベットの入っている駅名も面白いですね。
ハイランドは文字通りかなり高い丘の上にあり、自転車で登るとかなりしんどいです。
今回は国道134号のハイランド入口交差点から登りましたが、平均10%くらいの坂がそびえています。
こちらがそのラウンドアバウト風交差点です。一方通行指定がされていますが、一時停止規制がかかっていないのがちょっと違うところです。
バス停もあります。バス停があるのは聖蹟桜ヶ丘のラウンドアバウトと共通する点ですね。
中央島に高圧線の鉄塔があるのがちょっと気になる点です。元々ラウンドアバウトにするつもりはなかったものの、高圧線の鉄塔が交差点の中心付近に来てしまうためにラウンドアバウトを採用したという感じでしょうか。
聖蹟桜ヶ丘とこのハイランドは新興住宅地的な雰囲気が共通しているように思いますが、一種のランドマークとして採用されている側面もあるのではないかと思います。
ハイランド在住者です。このブログに掲載されたときはラウンドアバウトではありませんでした。昨年7月の免許更新時講習で、「ハイランドにラウンドアバウトに近いロータリーはあるが、まだ神奈川県(横須賀市?)内にラウンドアバウトはない」と説明されました。もう一つラウンドアバウトではない理由があります。下から3番目の写真で手前から進むと左折だけではなく、右方向直進もできたのです。ところが2015年末に工事が行われて(進行中?)、右方向直進は不可になりました。というわけで通行方向だけはラウンドアバウト条件を満たしているようになったのですが、まだラウンドアバウト標識はありません。信号(歩行者用)が残っているから違うというのでしょうかね?
コメントありがとうございます。
通行方向がラウンドアバウト同様なのに道路交通法上の【環状交差点】になっていないのはご推察の通り信号機が理由ではないかと思います。
道路交通法4条の3によると、
>公安委員会は、環状交差点(中略)以外の交通の頻繁な交差点その他交通の危険を防止するため
に必要と認められる場所には、信号機を設置するように努めなければならない。
とありますので、信号機があるため【環状交差点以外】という取り扱いになっているのではないかと思います。
ただ、通行方法が環状交差点に準ずるものに変更になったとのことですので、時期を見て信号機を撤去して環状交差点指定される可能性は十分あるのではないかと思います。
先日、ラウンドアバウトの標識が設置されました。当然、信号機も撤去されました。ラウンドアバウトという全国的にまだ珍しいので認知度が低いせいか、元信号があった道より流入してくる車が優先と勘違いされているのが多いようです。信号機時代は直進と左折だったので。 長野みたいにゆずれと書いてもらいたいものです。
コメントありがとうございます。
画像検索などをかけてみると、「ゆずれ」や「環道優先」という標識を別途設置しているところもあるそうですね。
法律では掲示が義務付けられていないようですが、文字での補助もあった方がルールの普及も早いかもしれませんね。