現地時間5/6付けで投資家向けの説明会が開催され、今後の情報もアップデートされています。
技術的なイベントでなく、投資家向けの説明会なので内容も比較的分かりやすくなっています。
後藤弘茂のWeekly海外ニュース IPCが40%向上したAMDの次世代CPU「Zen」と2017年までのロードマップ
[PC Watch]
AMDはここしばらく伝統的なPC向け以外の領域に力を入れていますが、それらの新しい商品は収益の40%を占めるまでに成長しているそうです。
新領域の商品の寄与もあり、2015年度の上半期はまだ赤字が続くようですが下半期は黒字転換を見込んでいるそうです。
2016年に登場予定のCPU系の商品としてはZenアーキテクチャを使用した新しいAMD FXシリーズと第7世代APUのデスクトップ版・モバイル版がラインナップされています。
デスクトップ向けの製品はAPUに一本化するものだと勝手に思っていたのですが、新設計のコアを採用したFXシリーズが準備中だそうです。
GPUについては最近名前を良く聞くHBM(High Bandwidth Memory)を現行のビデオメモリの置き換えで採用していくそうです。
現在第2世代のGCNも2016年には第3世代が登場予定とのことです。
GPUにおいてもやはり注力しているのは電力効率で、単体GPUで得られた成果はAPUにもフィードバックされるそうです。
その他、あまりコンシューマ寄りの話ではないですがARMとx86をソケット互換にするというProject SkyBridgeはキャンセルされたそうです。
AMDのWebサイトのIR情報を見るとプレゼンテーションと発表用のスライドを見ることができます。
プレゼンテーションの閲覧は要登録なのですが、スライドは登録しなくても見られるのでオススメです。