AMDにとっての2015年の目玉商品の一つが正式にお披露目となりました。
AMD、Carrizoを「第6世代AMD Aシリーズ プロセッサ」として発表
[PC Watch]
ここ最近AMDは省電力性能に力を入れていく旨の発表をよく行っていますが、
このCarrizoは半導体のプロセスルールは微細化していないにも関わらずダイサイズが小さくなり、電力消費も下がっています。
これは設計自体の見直しによるところが大きいようです。
TDPは15W-35Wの間で設定できるようになっており、お家芸のcTDPによりOEMメーカーの希望次第で電力消費と性能のバランスを調整できます。
最小の15Wが最適設定ということらしいので、基本は15Wで考えて筐体スペースに余裕がある場合はより高いTDP設定で組み込むこともできそうです。
また、内部の細かい話になりますがGPU部分にCPUとGPUの間でメモリアドレスを変換する際に使用するキャッシュが新たに搭載されているそうです。
そのため、今回のCarrizoをもってハードウェア・ソフトウェアの両面でHSA1.0に完全対応したAPUが完成したという扱いになるそうです。
搭載製品は大手PCメーカー各社より登場予定ということなので、健闘に期待したいところです。
ちなみにもう一つの2015年の目玉商品である新型RadeonはE3での登場見込みとのことです。
こちらももう間もなくです。