ナロウサーティというのはワンバイエスが展開している”幅の狭いサドル”です。
ロードバイクのサドルは大体狭いじゃん、と思いますがサドルを取り付けるレールが43mm幅くらいになっているところ、このシリーズは30mmに設定されています。
そのため、取り付け時には対応したシートポストを用意しないと取り付けられません。
ワンバイエスや関連ブランドのディズナから対応品が出ています。
今回は
・ワンバイエス ナロウサーティ エクスプレス
・ディズナ アキレス25 シートポスト
・ディズナ アキレス25 シートポスト用30mmクランプ
の組み合わせにしてみました。
アキレスシートポストはクランプが別売りなので通販する際などは注意が必要です。
シートポストごと揃えても1.2万円くらいなので、海外の主要メーカーのサドルに比べるとお買い得と言えると思います。
サドルはこんな感じです。比較対象としてここしばらく使っているSelle-ItaliaのMax Flite Gel Flowを並べてみました。
確かに中~先端部はほっそりした印象です。
写真では分かりにくいですがMax Flite~の横断面はかまぼこ型になっているのに対し、ナロウサーティExは平たくなっています。
裏返すとこんな感じです。確かにレール幅は狭いです。表面の革がボルト止めされ、堅牢な印象になっています。
またレール部分をサドルの側面が完全に覆うため、サドルのレールに内腿が当たらないようになっています。
実際乗ってみた感想を何点か挙げてみたいと思います。
・足が回しやすい
確かにうたい文句通り足の回しやすさは本当です。自分もそうですが小柄で常に内股気味にペダルを回している方なんかにはぴったりです。
・後輪加重を意識しやすい
後ろ側が平たく、なおかつ広めだからかもしれませんが体重を後ろ寄りにすることを意識しやすい感じがしました。
小柄なのもあって何かと前乗り気味になってしまうのでこれはいいかもしれません。
・表面は硬めで、滑りにくい
今回エントリに載せているナロウサーティExはやや硬めです。シリーズにナロウサーティ クルーズというのがあり、そちらは柔らかめだそうです。
表面は合成皮革で湿気を帯びると非常に滑りにくくなります。
シートポストごと交換になる人が多いと思うのでちょっと導入のハードルは高いですが、良く考えられた製品だと思います。
ちなみにこのサドルは気に入って使っていたところ、サドル選びに長年悩み続けているロードバイクの先輩が試用して大変気に入られたので先輩に実費で買い取られてしまいました。