オーバーホールついでに小改修となりました、というエントリになる予定だったのですが、大改修になってしまいました。
電車だったら全検とか言っていましたが、”○○車輌 平成27年 改造”という銘板が取り付けられるレベルの大掛かりな更新です。
変わったのはこちらです。
1.クランクセット(FC-5750→スギノOX901D Classic Compact Plus+)
かねてから今回のオーバーホールに合わせて交換しようと思っていた部品です。
前側のギアは2枚構成になっていて、大きい方が歯数50、小さい方が歯数34でした。
ところが大きい方に変速すると重くてしょうがないのでほぼ使っていませんでした。
そんなわけで、大きい方のギアを歯数46に設定したクランクセットに入れ替えたというわけです。
すんごい適当な新旧比較写真です。歯数が4違うだけですが結構大きさが違う感じがします。
更新前(FC-5750)
— | R12 | R13 | R14 | R15 | R16 | R17 | R19 | R21 | R23 | R25 |
F50 | 4.17 | 3.85 | 3.57 | 3.33 | 3.13 | 2.94 | 2.63 | 2.38 | 2.17 | 2.00 |
F34 | 2.83 | 2.62 | 2.43 | 2.27 | 2.13 | 2.00 | 1.79 | 1.62 | 1.48 | 1.36 |
更新後(OX901D Classic Compact Plus+)
— | R12 | R13 | R14 | R15 | R16 | R17 | R19 | R21 | R23 | R25 |
F46 | 3.83 | 3.54 | 3.29 | 3.07 | 2.88 | 2.71 | 2.42 | 2.19 | 2.00 | 1.84 |
F34 | 2.83 | 2.62 | 2.43 | 2.27 | 2.13 | 2.00 | 1.79 | 1.62 | 1.48 | 1.36 |
ギアレシオをテーブル状にしてみました。よく使うギア比は2.00~2.40くらいです。
以前のクランクだと前34-後ろ16の2.13で発進したとして、前を変速すると3.13と強烈に重くなります。
後ろを2枚軽くしてもまだ2.63あるという状況です。
今回の換装の結果、同様に2.13で発進したとして、前を変速すると2.88となります。
これではまだちょっと重いので後ろを1枚軽くすれば2.71、2枚で2.42とこれならどうにかなるな、というギア比になります。
前50でも8枚目に入れれば2.38になるじゃん、ってのはその通りなのですが、チェーンが斜め気味にかかってしまいますし、
前後とも変速が忙しくなってしまうので大変だったというわけです。
そんなわけで前後ろのギア比のつながりがよくなったので、状況に応じてギア比の選択がしやすくなりました。
また身長に合わせてクランクも167.5mmと従来使っていたものより2.5mm短いものになっています。
削り出し感あふれる見た感じもなかなかです。
最近のシマノのクランクセットは105グレードに至るまでアームが4本でとても強そうなのですが、
あんまり見た目が強そうになるのは好きではないので、あえてちょっと細身の見た目のものにしました。
ちょっとマイナスなのはお値段で、シマノの最上位グレードのクランクといい勝負、というところの価格帯です。
とは言えギアの組み合わせが柔軟に選べるメリットを考えれば致し方なしか、と思っています。
2.フロントディレイラー(FD5700→CX70)
前側のギアが小さくなった関係上、元々ついていた変速機では変速できないということでしたので、
シクロクロス用の変速機に変更となりました。
これはお店にあった中古再生品で安く上がりました。
3.バーテープ(LizardSkins DSP2.5mm→LizardSkins DSP1.8mm)
気に入って使っているLizardSkinsのバーテープです。
2.5mm厚のものを巻くとどうもハンドルやブラケットが太く感じるので、今回は最も薄手のものを試してみようと思います。
厚さによってテープのパターンが違い、1.8mmはゴルフボールのような窪みがあります。
ちょっと握ってみた感じでは明らかに細く感じるので期待大です。
手が小さい人なので小さい人なりの操作しやすさを追求したいところです。
ここまでは想定していた内容だったのですが…