AMDが提供しているSpectreとMeltdownに関する情報がアップデートされています。
AMD、RyzenとEPYCのSpectre対策を今週中に提供へ GPUには影響なし
[ITmedia]
今回の脆弱性は都合3つありますが、それぞれ以下の通りの状況とのことです。
Bounds Check Bypass(Spectre)
こちらは既にマイクロソフトがKB4056892を提供していますが、旧型のプロセッサ(Opteron、Athlon、Turion x2 Ultra)で不具合が生じる問題が報告されています。この不具合の解消について現在取り組み中であり、来週中には修正を提供できる見込みだそうです。
Branch Target Injection(Spectre)
こちらの脆弱性についてはAMDのプロセッサで悪用するのは困難とAMDは考えているようです。こちらについては、RyzenとEPYCを対象に脆弱性解消のためのアップデートをOSベンダに提供開始したそうです。ユーザ向けには最終的にOSのパッチとして提供されるとのことです。
Rogue Data Cache Load(Meltdown)
こちらの脆弱性についてはAMDのプロセッサはアーキテクチャの違いから影響を受けないとのことです。この見解は前回同様となっています。
Ryzen使いとしては2つめの脆弱性のパッチが提供されるのを待つという対応になりそうです。この件については日々情報がアップデートされているので、継続してチェックしておこうと思います。