wahoo ELEMNTにはありがたいことにGPSのデータを元にwahoo KICKRで道路の勾配を再現してくれる”リライド機能”があります。室内トレーニングでありながらバーチャルに道路の勾配(負荷)を体感することができる機能です。
ELEMNTが読み込むデータとしては汎用的なGPSログデータであるGPX形式のデータが使えます。GPXデータは例えばGarmin ConnectやStravaなどのサイクリングルート計画アプリからも出力することができますが、実際の生データとアプリから取得したデータには結構な差があることがあります。
下の2枚の写真は長野県道406号入山小市線の登り口のルートデータをELEMNTに読み込んだところです。
長野県道406号の登り口はつづら折れになっているので、アプリで取得すると標高データの取得がうまくいかないのか、このように絶壁のようなデータになってしまいます。このデータをそのまま使ってトレーニングしたら恐らく大変なことになると思います。
標高データは恐らくメッシュ(格子状)データになっているものと思われるので、線形がくねくねしていればしているほどデータの精度に問題が生じるのではないかと推測できます。また、地域によってもメッシュの粒度に差異があることも考えられます。
可能であればリライド用のデータは自分で取得した生データを使うのがオススメと言えそうです。