ひまわり公園(長野市長野旭町)の断層崖

長野地方裁判所から見て県道399号(県庁通り)を挟んで反対側にひまわり公園という公園があります。

この公園は園内に車道を模した設備があり、交通ルールが学べる交通公園となっています。日中であれば自転車の貸し出しもしているということです。

もちろん自転車を持ち込んでの練習も可ということのようです。

この公園の珍しいポイントとして、信濃川断層帯の断層崖が観察できるという点があります。言われないと分からないようなものですが、私は以前長野の大地 見どころ100選という本でこの公園に断層崖があることを知りました。

これがその断層崖です。

見てみると確かに意図的に作ったにしては不自然な高低差が園内にあります。建物の1階分くらいはありそうです。

信濃川断層帯は逆断層で、西側が隆起・東側が沈降ということです。写真向かって左手が西側なので、断層の性質とも一致する形になっています。

適当ではありますが、赤部分が隆起・青部分が沈降したということのようです。

この断層が動いたのは1847年の善光寺地震の時だったとのことです。こういった昔の地震の断層崖は開発などによって痕跡が消えてしまうことが多いので、このように街中で容易に観察できるポイントは貴重だと思います。

公園内に断層のことを説明しているものは特に見当たらなかったので、解説板などがあっても良いのではないかと思います。

断層崖はありますが、公園自体は避難場所に指定されています。

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