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自転車専用通行帯

いきなりエントリのタイトルが道路交通法っぽい感じになってしまいましたが、自転車通行空間関連の文書をあれこれ眺めていたら、気になることが出てきてしまったのでエントリにしてみます。

最近車道の左端に帯状の塗装がされたいわゆる”自転車レーン”と呼ばれる表示がありますが、国交省の”安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン ”によれば、帯状の表示は自転車専用通行帯にのみ適用する、ということになっているんだそうです。

自転車専用通行帯とは

自転車専用通行帯というのは、こういう”専用”と書いた標識、または路面標示のある通行帯のことです。

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この区間で車道を走行する場合には、専用通行帯の中を走らないといけません。

自転車専用通行帯ではない自転車レーン(?)は?

では例えばひらがなで”じてんしゃ”と書いてあったり、あるいは自転車の絵が描いてある帯状表示は何なんだろう、という疑問が出てきてしまったのですが、これはあくまで法的な拘束力のないガイドライン的な位置づけになっているようです。

設置者によっては”走行指導帯”など独自の定義を行っているところもあります。

専用通行帯の設置をする場合は、恐らく都道府県の公安委員会の指定を経て規制がかかることになるでしょうから、その辺の事務コストを省いて表示だけしたい場合には、ひらがな表示などになっているものと思われます。

矢羽の表示は?

矢羽の表示については、同じく国交省の”安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン ”によれば、自動車と自転車が車道で混在して走行する時用の表示となっているそうです。自転車専用通行帯には矢羽表示は用いないそうです。

専用通行帯を設けるにはスペース的に厳しいけど、何らかの表示をしたい、という場合に選択されるのが矢羽という感じでしょうか。

 

私も正しく理解できているかちょっと自信はないのですが、調べてみるとどういう場合にどういう表示にするかが細かく規定されています。一方で、ガイドラインが出る以前から存在していて、結果としてガイドラインから外れてしまっている表示なんかもあるのではないかと思います。

そのあたりも気にしながら走ってみるとまた面白そうです。

 

 

南林間駅-座間間の自転車用路面標示

毎回よく通る南林間駅から西方向に延びている道路があります。正式には 都市計画道路3・4・7南林間座間線 と言います。南林間駅からほぼ右左折なく、県道42号の座間下宿交差点に出られます。

この道路は以前から自転車用の路面標示が充実していて、エントリで取り上げたりもしていたところだったのですが、座間市側に動きがありました。

161031_01今回は座間市の話です。

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木崎湖と鬼無里の旅2016(4)

2日目は木崎湖を出発して鬼無里を経由して長野駅に至る行程です。本当は上田あたりまで走ろうかと思ってもいたのですが、時間帯的に輪行と帰宅ラッシュが重なりそうな点、あと鷹狩山で想像以上に足の筋肉が痛んでしまった点を考慮して、短いコースにしました。

ルートはこんな感じです。

アルペンハイム山正旅館をチェックアウトする際に、女将さんがおにぎりを2個持たせてくれたのでありがたく頂き、出発です。このおにぎりを出発時にもらえるところが風来のシレン的でテンションが上がります。

県道31号→県道33号(オリンピック道路)

まずは県道31号、大町街道で小川村を目指します。

県道31号の美麻-長野白馬有料道路の間は、長野オリンピック時に長野市から白馬を結ぶ路線として改良が施され、県道33号とセットで通称”オリンピック道路”と言われています。長野-白馬間が高規格なものとばかり思っていましたが、美麻から大町に至る経路もかなり高規格に整備されています。大町周辺の方が車で長野市に行く場合は、恐らくこの道路を使うことになるのでしょう。

161028_01大町市街地を出るとさっそくの山道になりますが、ご覧の通り素晴らしい道路です。

規格は最高で、5%弱の緩めの勾配を登っていきます。元気なら相当気分良く登れるところですが、昨日の鷹狩山が効きすぎて、なかなか思ったペースでは走れませんでした。

161028_02途中視界の開ける比較的平らな区間もあり、ここには人家やお蕎麦屋さんがあります。

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木崎湖と鬼無里の旅2016(3)

鷹狩山で景色を堪能したら、県道55号に戻り大町市街に降りていきます。

鷹狩山→大町市街

161027_01戻ってきたところです。右折すると大町の中心部に出ます。

県道55号の大町側は全体的に規格が良く、下りも比較的安心して下れました。途中ニホンザルが道路上にたむろしている区間があり、ドライブ中の観光客の方々が写真を撮っていました。

大町市街

大町市街に降りてきたところでまだ時間に余裕があったので、コンビニでおやつを食べた後に大町の道を色々探検してみることにしました。特に幹線ではなく、その辺の気になる道を走ろうという試みです。

161027_04大糸線沿いの道路です。松本方向を見ているのですが、どんどん天気が悪くなっているのがよく分かります。

161027_05同じ場所から反対側の木崎湖方向ですが、こちらはスカッと晴れています。南方向に探検すると雨に当たるかもしれないと思ったので、極力木崎湖周辺の探検に作戦変更しました。 続きを読む

木崎湖と鬼無里の旅2016(2)

その2は聖高原駅からです。

聖高原駅→県道55号

聖高原駅からは国道403号をしばらく走ります。多少距離はありますが、篠ノ井線と並走する区間です。

161026_01篠ノ井線の線路と分かれるところです。左にカーブしていく線路がきれいです。

線路が見えなくなった後しばらく走り、右折すると県道55号です。

161026_02大町の表記が出てきました。珍しく青看板に制限重量2.0tの規制表示があります。また、左にサビサビですが高さ制限3.3mの看板もあります。

161026_04県道55号は静かな山あいの集落を結ぶ道という感じで、大好物のタイプです。こういう道は近場にはそうそうありません。

161026_03途中大日堂があったのでお参りです。巨木があります。 続きを読む

木崎湖と鬼無里の旅2016(1)

さっそく旅の記録をエントリにしたいと思います。11月になるといよいよ本当に長野も寒くなってしまうので、10月中に行ってきました。

今回走ったルートの1日目はこちらです。

新幹線で長野へ

まず東京駅から新幹線(はくたか551号)で上田に向かいます。このエントリ時点の北陸新幹線の休日始発は6時16分発のかがやき501号ですが、これは上野-大宮-長野の順に停車します。途中の軽井沢や上田に行く場合は2本目のはくたか551号が最速になります。

161025_01上田に着きました。かなり肌寒かったのが印象に残っています。

 

上田駅→国道143号

上田に着いたら千曲川を渡って、国道143号で青木村方向へ向かいます。この道路は今年の夏に別所線各駅停車の旅で通ったことがあるので、多少記憶に残っています。

161025_02せっかくなので上田原駅に寄りました。

161025_03駅の前の国道はこんな感じです。行く先の山に暗い雲が立ち込めています。

隣にセブンイレブン上田原店があり、補給食などの買い込みをしました。今日は全体的に山道中心なので、多めの補給としました。この時に寒さが気になったので新聞を買ったのですが、これが後に効いてきます。

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帰ってきました

今回も無事に長野から帰ってきました。

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ピーク中のピークは外したかなあ、という感もありますが、こんな感じで色づいた木々の中を走れて大変楽しい自転車旅行でした。詳細はまた別途まとめます。

酒匂川沿いを自転車で走る

何だかんだであまり行かない松田・足柄方面に行ってみました。この辺の内陸部の幹線は国道246号ですが、幅員が狭く橋状になっている区間も多い一方で、車の流れは速いので自転車には向いていない印象を持っていました。

そんなわけで、近隣を流れる酒匂川(さかわがわ、と読みます)沿いに走れそうな道路がないか探検してみました。

161019_04こちらが酒匂川です。

松田駅を過ぎて酒匂川の左岸沿いに出ると、川沿いの車道がありました。ところが、割とすぐに車両通行止めになってしまいます。

161019_01ところが…?

161019_02よく見ると「自転車・歩行者以外の通行はご遠慮ください」ということで、自転車は通っても良いようです。

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ありがたく通らせてもらいました。東山北駅あたりで道路がまた途切れてしまうので、サイクリングロード的に長くは走れませんが、松田の市街地から国道246号を使わずに東西移動ができるので、自転車の抜け道的に便利なのではないかと思います。

厚木のゲート型鉄塔

いつも中津川沿いを走っていると気になる鉄塔があったので写真を撮りに行きました。

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相模川の左岸側にもこういう鉄塔がありますが、あちらは相模線の線路と送電線の線路が重複するので部分的にゲート型が採用されているようです。

こちらも同様に道路の真上に作らなければいけなかった関係での採用と思いますが、場所をずらす等で対応できなかったのかな、という気もします。

161016_02ほぼ真下から写真が撮れます。規則的な構造が美しいです。

161016_03ちなみに鉄塔がまたいでいる道路は結構な坂道です。中津川の段丘面を感じられる地形です。