自転車」カテゴリーアーカイブ

浅川の油井跡

ループ橋があることで知られている長野県道506号ですが、ちょうどそのループ橋のあたりがかつては石油を産する土地だったそうです。今でもその痕跡が保存されています。

長野市街側から見て1つ目のループの途中に遺構があります。道路側からは小屋のように見えます。

中に入ってみると当時使われていたというくみ上げ用のポンプと、説明板が保存されています。

当時の石油ポンプが保存されています。
詳しい情報が書いてある説明板です。

明治時代頃には本格的な産業として開発が進んでいたということらしいのですが、そもそもの油田としてのポテンシャルが低く、うまく行かなかったようです。

長野県北部にはこういった小規模な石油産地が点在していたらしく、長野市茂菅あたりでも未だに石油臭がする場所があるとのことです。

小屋へはループ橋の途中からアクセスできるので、気軽に見られるところが良いと思います。

分かりにくいですが、写真左側に左折できる交差点があるのでそこからアクセスできます。

新型Wahoo KICKRとKICKR AXIS Feet

Wahoo KICKRがモデルチェンジし、製品名自体に変更はありませんが今回の製品で5世代目となりました。

今回発売された2020年版はパワー計測精度が+-2%から+-1%に向上し、最大負荷も2,200Wまで引き上げられています。

これだけだと細かい変更のみという感じがしますが、大きな変更点としてKICKR AXIS Feetという弾力のある足パーツが装備された点が挙げられます。

従来型のKICKRは調整式の硬いゴム足が装備されており、KICKR自体はトレーニング中もほぼ動かないようになっていました。

今回のKICKR AXIS Feetは同じようなゴム足ですが非常に弾力があり、トレーニング中も実走と同じように自転車がある程度左右に振れるようになっています。これによりより実走感が高く、なおかつ無駄な疲れを軽減できるというメリットが謳われています。

このKICKR AXIS Feetは既存のKICKRに後付けできるらしいので、単体販売が始まったらチェックしてみたいと思います。

リアルな実走感という部分はそれほど興味を引かれないのですが、疲れにくいらしいという点、それとフレームにかかるたわみを軽減できそうな感じがするので、その点が気になっています。

北信濃ふるさと文化公園と高丘丘陵

前からちょっと気になっていた中野市の高丘丘陵に行ってみました。

北信濃ふるさとの森文化公園

中野市の中心部から西側に進むと、突然ちょっとした山のような地形が見えてきます。これが高丘丘陵です。中野市の中心部は傾斜がついているとは言え比較的平坦ですが、突然山が出現するのでちょっと不思議な感じがします。

幹線道路ではないですが、一応丘の上に至る立派な道路がつながっており、登っていくと住宅地や大規模な公園があります。

公園は北信濃ふるさとの森文化公園という名前で、公園のほかに博物館があり、アトラクションとしてサマーボブスレーという遊具も整備されています。

サマーボブスレーは金属製のコースをボブスレーで走行するというもので結構本格的な感じです。

市街地から突然山になるのでちょっとした自転車の名所になっているらしく、私が訪問した時も丘陵から降りてくる方を見かけました。

高丘丘陵について

それにしてもなぜ平地に突然丘陵が現れるのかが不思議だったので、この地形について少し調べてみました。

国土地理院の陰影起伏図で見ると中野市の中心部はこのような感じになります。

突然丘陵地形になるのが良く分かります。

高丘丘陵に大ざっぱに色塗りをするとこんな感じになります。

緑色の部分が高丘丘陵です。

調べてみると長野市を含む長野盆地(善光寺平)には信濃川断層帯という断層が南西-北東方向に延びており、高丘丘陵はちょうどこの境目に存在するそうです。信濃川断層帯は1847年の善光寺地震の原因になったと考えられている大規模な断層帯です。

断層帯の西側(左側)は隆起し続けており、東側(右側)は沈降し続けているので、このように特定の線を境に全く異なる地形になるんだそうです。

高丘丘陵は東側に断層帯があり、西側に関しては千曲川が削り続けているので、結果として高丘丘陵が孤立しているかのような見た目になっているようです。

大ざっぱに断層帯と千曲川の河道を色塗りしてみました。

青点線が断層帯、水色の線が千曲川です。

変わった地形という認識はありましたが、できあがった原理が何となく分かったので合点がいきました。信濃川断層帯に由来するあれこれも県内でたくさん観察できるようなので、面白そうなものがあればピックアップしていきたいです。

千曲川右岸側の川沿い路線

千曲川サイクリングロードは千曲川の左岸側に整備されていますが、右岸側にも川に沿った道路があるようなので一部だけ走ってみました。

左岸側同様上流側は上田市の古舟橋から、下流側は長野市の落合橋までつながっているようです。

右岸側の道路の特徴は普通の車道として整備されている事で、車を気にする必要はありますがその分道路は広めなのがメリットです。

とは言え、車道としては少々狭めの設計です。

ルート的には一本道なのでそれほど迷うことはありません。戸倉上山田温泉を過ぎたあたりで一時的に国道18号と合流する区間があるので、その点だけ少々注意です。交差点名でいうと磯部南交差点から田町交差点までの区間になります。

ところどころ路面がとんでもない状況になっている箇所もあるので注意が必要です。

基本的には左岸側の千曲川サイクリングロードの方が便利で快適とは思いますが、気分転換で右岸側を走ってみるのも良さそうに感じました。行き帰りでルートを変えてみるなど工夫ができそうです。

国道117号の旧道(中野市)の通行止め

久々に中野市にある国道117号の旧道区間を走ろうと思ったのですが、通行止めになっていました。

国道117号は中野市の豊田支所前交差点からバイパス区間と旧道区間に分かれ、現在は山側を通るバイパス側がメインルートになっています。千曲川に沿って進む旧道区間は道路規格は良くないのですが、閑散としていて自転車で走るにはいい路線です。

写真は2016年のものです。

古牧橋北交差点から豊田支所前交差点まで南下する形で走りたかったのですが、全面通行止めということでした。重宝している路線なので復旧を願っています。

あんずの里(千曲市)

千曲市森地区と倉科地区に広がっているあんずの里と呼ばれる一帯を訪問してきました。

その名の通りあんず畑が集中しているエリアで、あんずの花が咲く時期は観光客で賑わうということです。

ルート的には国道403号から分岐する県道335号または392号がメインルートとして利用可能です。南東方面に進めば進むほど標高が高くなっています。そのため、あんずの里の奥側から北西方向を望むと見通しが良くなっています。

有名なのはこちらの上平展望台という場所で、売店の2階が展望台になっています。残念ながらあんずの花のシーズンではないので閉鎖されていました。

周辺にはこのようにあんずの木がたくさんあります。

要所にみちしるべとみちしるべまっぷという地図が設置されており、一帯を散策しやすくなっています。

みちしるべに従い窪山展望公園という公園を訪問してみました。窪山展望公園はあんずの里のかなり奥側にあり、その分展望が良い公園になっています。

地図の一番右下が窪山展望公園です。
トイレがあるので助かります。
車止めっぽい置き方をされていますが、木製の自転車ラックもあります。

この公園の売りである眺めはこんな感じです。あんずの花のシーズンであれば、手前側は花いっぱいになると思われるので見応えがありそうです。

あんずの里一帯は道路沿いに土産物屋が並んでいて、想像していたより観光地の雰囲気のあるところでした。ベストシーズンは混雑すると思うので気が進みませんが、今回のように季節外れにふらっと訪問しても面白いところだと思います。

林道くらいの道路のようですが、あんずの里の奥から五里ヶ峯の脇を通って坂城方面に抜けられるルートもあるようです。こちらも通行できることが確認できたら試してみたいところです。

ロードバイク車載映像(長野県道31号(大町街道)道の駅美麻-美麻新行)

長野県道31号の動画も道の駅美麻から先の登り区間に差し掛かりました。4kmほどある登りがいのある坂ですが、道が走りやすいこともあって毎回楽しい区間です。

登り区間ということもあるので、Youtubeの機能で倍速再生していただくと割合気軽にご覧いただけるかと思います。

長野県道408号

飯山市から栄村にかけて千曲川の左岸側を走っている県道408号についてのエントリです。

この道路は国道117号と並んで千曲川に沿って走っている道路ですが、それほど高規格な道路ではないので車はあまり通りません。その分自転車で走るのには好適な路線です。

道路自体の歴史は古いようで、現在の国道117号が開通する前から存在していたようです。

通行する場合は県道95号で飯山方面から走ってきてそのまま直進するか、右岸側から柏尾橋で川を渡って右折することになります。そこからは完全に一本道です。

よく出てくる桑名川駅です。

途中、飯山線の駅が休憩に使えます。お店やコンビニはないですが、自販機は点々とあるので水分補給は可能です。

栄村近くには西大滝ダムという東京電力のダムがあるのですが、関連して川沿いに公園があります。

東京電力のロゴが入ったトイレがあります。

私は過去に飯山線各駅停車の旅をした時に初めて通りましたが、それ以来気に入ってよく走っています。サイクリストの方にはそれなりに知られた路線らしく、時々他のサイクリストの方ともすれ違います。

飯山線の線路が間近に迫るのも魅力です。

目立った補給ポイントがないのが少々難ではありますが、良い意味で閑散としていていい道路だと思います。

GarminのWebサービスで障害が発生中

GarminのWebサービスにアクセスできない状態が数日間継続しています。大規模なシステム障害とのことです。

Garminで大規模障害。Garmin Connectなどシステム停止

[Impress Watch]

上記記事中でも言及されていますが、海外通信社には”障害はランサムウェアによる攻撃によるもの”と報じているところもあるようです。

Garmin Connectにアクティビティログを保存しているランナーやサイクリストの方はとても多いと思うので、障害が長引いているのが少々心配です。

当blogでも旧ルートラボの代替としてGarmin Connectの埋め込み地図をいくつか使っているのですが、このエントリを書いている時点では表示できなくなっています。

ちょうど埋め込み地図を使ったエントリを書こうと思っていたタイミングでもあったので、早期の復旧を願っています。

ペダル用工具

先日のペダル交換のために工具を買いました。

右側がホーザンのC-200というペダルレンチです。こちらはペダル軸をつかむタイプのペダルレンチです。

こういう軸につかむ面のあるペダルに対応します。

全長は30cmくらいあり、かなり重量感のある工具です。両側とも軸をつかむ部分の寸法は同じなのですが、片側は薄刃になっており、ペダル軸が短いタイプには薄刃側を使うという設計になっています。

左側はParkToolのHT-8という8mmヘックスレンチです。ペダル軸に六角レンチ用の穴が開いているタイプの固定にはこちらを使います。

こういう軸に穴が開いているペダルに対応します。

いわゆる六角レンチの8mmサイズです。ペダルの固定に使用する関係上大きなトルクがかけられるハンドル付きの製品を選びました。

どちらもペダル用工具としては堅実な作りで、作業性も良かったです。自宅メンテナンス用にもオススメできると思います。