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明通トンネル

国道143号の明通(あけどおし)トンネルに行きました。前回訪問したのは2016年の6月なので、ずいぶん久しぶりです。

国道143号は上田方面から青木村を経由して松本へ至る道路です。この情報だけ文字にすると非常に便利で重要な幹線道路のように思えますが、そもそも高低差500m近いワインディングの山道を越えていかなくてはならない上、明通トンネルは高さ3.5mの制限がかかっているため幹線道路としては使いづらい道路です。そのため交通量が少なく、逆に自転車で走るには結構楽しい道になっています。

登り口からの延長は11kmほどと長いのですが、平均勾配は5%前後であまり急勾配になるところはありません。後半登り10%の注意看板が2-3個出るのですが、そのような急勾配の区間は出てこないので肩すかしを食らいます。

以前エントリに書いたときにも触れていますが、現役最古の国道トンネルというタイトルホルダーです。もうちょっとこの点をアピールしてもいいように思います。

古い設計のトンネル故に大きい車は通れません。この国道143号は明通トンネルまでほぼ一本道なので、もし高さ制限があることに気づかずここまで来てしまうと大変です。そのため、このトンネルの存在はかなり手前の青木村内から複数回注意喚起されています。

パノラマというわけではないですが、トンネル前からの眺めはなかなかです。

Wahoo KICKRを導入(雑多な事柄)

使ってみた感じなどに含まれないことをこちらのエントリにまとめます。

KICKRの購入方法

今回私はWAHOOのWebサイトから直販で購入しました。台湾からの発送で、およそ5日程度で到着します。海外サイトからの通販をしたことがある方なら特に問題なく購入できると思います。別途関税も7,000円ちょっとかかるので国内で購入するより多少安いですが、それほど大きな差にはなりません。

KICKRと自転車の適合

KICKRは130mm・135mmクイックリリースに両対応しているので、スポーツタイプの自転車であればほとんど何にでも対応しています。本体にスプロケットの高さを調整する機能がついており、ロードバイクなら700c・650c・24″、マウンテンバイクなら29″・650b・26″・24″と対応しています。本体側で調整すれば前輪をライザーブロックなどで調整しなくても車体が水平になるので便利です。

ただし、まれにKICKRに装着できない自転車があるようです。恐らくチェーンステイかシートステイが本体に干渉するという話だと思います。一応wahooのWebサイトで適合自転車リストも公開されていますが、本当に心配な場合は試走ができる店に自分の自転車を持ち込んでチェックするのが確実だと思います。

最近の一般的なロードバイクであればまず問題ないと思います。

スルーアクスルとの適合

ロードバイクへのディスクブレーキの広がりとともにホイールをスルーアクスルで固定する自転車も増えてきました。KICKRはこれらスルーアクスルの自転車であっても問題なく装着可能です。142mmと148mmのスルーアクスルに対応しており、専用のアダプターが付属します。

wahoo ELEMNTを利用したリライド

期待しているのが、同社製のサイクルコンピュータとの連携でできるという”リライド”です。これはサイクルコンピュータで取得したGPSログをKICKRに送り、室内トレーニングでありながら現実のGPSログに対応した負荷を再生してくれるというものです。

もちろんKICKRはZwiftに対応しているので、よりリアルなトレーニングであればそれが最善手ではないかと思うのですが、私は普段走っている自転車ルートにかなり愛着があるので、この機能はかなり期待しています。長野県にいながら埼玉県ルート100を地形だけ再現するなど試してみたいです。

実現のためにはwahoo ELEMNTシリーズが必要になりますが、サイクルコンピュータもロードバイクに乗り始めて以来のものですし、直近でGPSのログが切れる問題も発生していたところなので、サイクルコンピュータのリプレースはかなり前向きに検討中です。

Wahoo KICKRを導入(本編)

オルベア オニキス2011年式での装着状況です。

冬場の自転車に乗れない時期対策として、Wahoo KICKRを導入しました。KICKRはローラー台の中でも”スマートトレーナー”に分類されるもので、スマートフォンのアプリと連携して様々なトレーニングが可能です。

動作方式はダイレクトドライブ方式という後輪を外してローラー台のスプロケットに自転車を接続する方式です。負荷はフライホイールと電磁式の併用となっています。電源無しでもフライホイールが重いのでまあまあの負荷になりますが、電源を供給することで最大2000Wもの入力に対応できるプロユースの製品です。

KICKRの良いところ

静粛性

何と言ってもダイレクトドライブ方式から来る静粛性が最大の魅力だと思います。100W前後の負荷であればほぼチェーンの駆動音のみしか聞こえてきません。従来モデルのKICKRは回転時に独特の甲高いうなり音がしていたらしいのですが、現行の2018年バージョンでは改善されているようです。

アプリとの連携

KICKRは純正のアプリの他、様々なトレーニング系のアプリと連携することが可能です。KICKR自体にパワー測定機能があるため、パワーメーターがなくてもパワートレーニングが可能になります。本体にケイデンスセンサーが付属するので、高回転で出力を出していくトレーニングにもすぐに対応できます。

自然な負荷

フライホイールで負荷をかけているために、ペダリングした感触は実際に走っているときに近いものが得られます。もちろんより高負荷を希望する方には坂道のシミュレーションモードや、ケイデンスに応じて一定の出力を要求されるモードなど負荷がかかる運転モードがあります。

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STRAVAの走行ログで抜けが生じる問題

STRAVAで走行の記録を取り始めてみたところ、意外にも記録を後から見るのが面白いことが分かりました。さっそく記録取り自体も楽しんでいるところですが、時々走行ログに抜けが生じて直線区間が記録されてしまうので困っています。

走行ログの抜けが起きる可能性はいくつか考えられます。

STRAVAのアプリ自体の不具合

何らかの原因でアプリが落ちてしまった場合、走行ログは残らなくなってしまいます。走行ログ記録時は他のアプリを閉じてSTRAVAだけにすれば、多少の対策にはなりそうです。

また、端末の設定で節電のために自動で終了させるアプリからSTRAVAを除外しておくことも必要になると思われます。

GPS信号のロスト

アメリカのGPSに代表される衛星測位システムは、アンテナと衛星の間に視線が通っていないと信号を受信することができません。

例えば高いビルの谷間や山の陰、場合によっては木陰でも信号を受信できなくなる場合があります。私は割と山間部を走ることが多いので、山の陰の影響を受けている可能性は高いと思います。

また、ログ取りに使用しているP9 liteはお買い得なモデルなので、衛星測位システムのうちGPS(アメリカ)とGLONASS(ロシア)だけの対応となっています。対応する衛星の数が少ないとそれだけ見失うリスクは高くなります。

対策としては、複数種類の衛星測位システムに対応したサイクルコンピュータやスマートフォンでログを取るという方法があります。

ログに抜けが生じるのがまあまあストレスなので、ログ取りの方法は近いうちに見直してみようと思いますが、手段がいくつかあるので迷うところです。サイクルコンピュータが自転車に乗り始めて以来のものなので、これを機にGPS付きのものに買い換えようか検討中です。

長野県道395号(2)

高野を過ぎると、再び道路の雰囲気は山道になります。

途中、県道390号に続いていくつか信州新町に降りられる道路があります。県道12号は過去に旅行で走ったことがありますが、まあまあ走りやすかったのでおすすめです。

そのまま走り続けていると徐々に聖山に接近していき、最終的には聖山の鉢をぐるっと回るような形になります。南長野ゴルフクラブ入口あたりからは下りの道も増えてくるので一安心です。

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長野県道395号(1)

長野県道395号は稲荷山駅入口交差点と信州新町の国道19号川口交差点を結んでいる道路です。途中で旧信更町を抜けていく山道の区間もあります。今回は稲荷山方面から国道19号へ抜けてみました。

信更方面へは県道395号以外にも県道70号でも向かうことができます。県道395号は急勾配で幅員も狭いので、全線走破にこだわらないのなら県道70号をオススメします。

旧信更町の案内地図です。

県道70号でも信州新町に抜けられますが、今回は途中で左折します。行く先に千曲と書いてありますが、県道395号から分岐する390号に左折で入ると千曲市桑原へ降りていくことができます。

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STRAVAを導入

ルートラボの後継としてSTRAVAというアプリを導入してみました。STRAVAはスポーツアクティビティを記録できるサービスです。Android/iOS用アプリとWebサイト版があります。

以前から名前自体は知っていて、スマートフォンにインストールしてログを取るためのアプリという認識をしていたのですが、調べてみるとパーソナルなルート設計機能もあるとのことだったので、試用してみることにしました。

STRAVAの機能

ざっと使ってみたところ以下のような機能があります。

  • ランニングやサイクリングなどのアクティビティをGPSで記録する。
  • 記録した結果を解析する。身長や体重を登録しておくと推計出力なども計算してくれる。
  • 各種センサー類をBluetoothでつなぐとさらに詳細な記録ができる。
  • ルートを設計する。設計したルートはSTRAVAで実行することによってSTRAVAをナビ的に使うことができる。
  • ルート上の特定のポイント間を”区間”として登録できる。”区間”を完全に通過したユーザのタイムは記録され、ユーザ間でランキング化したり自己ベストを更新していくことができる。
  • SNS的にユーザ同士を登録したり、クラブを編成できる。
  • ”チャレンジ”という名称のイベントに参加することができる。期間限定でお題が出て、それに沿って活動するようなイメージ。

使ってみての感想

一番重視しているところはルート設計なのですが、特に何の問題もなくルートラボ感覚で使えているので大丈夫そうです。作ったルートをそのままナビ感覚で読み込むことができるのも便利です。

地図の精度が気になるところですが、アプリ版のSTRAVAの背景地図はOpenStreetMap、Webサイト版のSTRAVAの背景地図はMapBoxで内容は確かです。道路に沿ったルートのトレースも正確なので、この点も問題なさそうに思えます。

自分の活動記録を取るというのは本格的にトレーニングをしている人でもないと面白くないのではないかと思っていましたが、私のような取り組み方をしている者でもいつどこに行ったのかという思い出が残って楽しめそうです。しばらく使い続けて慣れてみようと思います。

新井駅

えちごトキめき鉄道の新井駅まで行きました。新井駅は妙高市の中心部にあり、駅西口には妙高市役所があります。市役所以外にも文化ホールや図書館など、公共系の主要な施設の多くが新井駅の西口に揃っています。

何となく懐かしさのある駅舎です。

新井駅前に限った話ではありませんが、妙高市の中心部までやってくると道路はさすがに雪国仕様という雰囲気になってきます。道路が全体的に赤っぽいのは融雪パイプのサビが原因ではないかと思います。

融雪パイプそのものも段差になりますが、チェーンなどの影響なのか全体的に路面が荒れがちなのも特徴的です。新潟方面を走る時は路面の特に良くない道路を把握しておくことも重要かもしれません。

長野電鉄屋代線跡の遊歩道

長野電鉄には2012年まで、屋代-須坂間を結ぶ屋代線という路線があったそうです。大体国道403号に沿うような線形になっています。

廃止になったのがつい最近ということもあり、綿内駅など鉄道施設の跡も良好に保存されています。先日ちょうどその綿内駅周辺を通りがかった時に、廃線跡が遊歩道化されているのを発見しました。

さすが鉄道の線路の跡で、横断線形は非常に優れています。とても見通しがよく走りやすい道路になっています。道路標示の真新しさから見るに、まだ整備されて間もなさそうです。

規制は歩行者用道路となっていますが、”自転車を除く”の例外があるので自転車も通行可能です。

ちょうど綿内駅跡の手前で終わってしまいますが、線路跡はまだ続いているので延伸も可能そうに思えます。

国道403号も割合走りやすい方の道路ですが、並行して遊歩道があるのであればこちらの方が安全に走れそうに思えます。平面交差が多少ありますが、それを差し引いても便利そうです。

屋代側の起点がどこなのかは不明なので、機会があれば現状の全線走破も試してみたいところです。

上田交通真田傍陽線 真田駅跡

先日菅平に行く途中に偶然鉄道遺構らしい物を発見したので写真を撮りました。

上田駅からは現在別所温泉に向かって上田電鉄別所線が走っていますが、北側の上田城のある方にもかつては鉄道路線があったそうです。名前は上田交通真田傍陽線と言い、1970年代には廃止になってしまったそうです。

ルート自体は現在の国道144号と重複する区間が多いらしいのですが、道路沿いにあまり分かりやすい遺構は残っていないようです。

プラットホームに見えるのは気のせいかもしれません。

終点だった真田駅とされる付近ではプラットホームらしい雰囲気のある物を見つけましたが、本当にそうなのかどうかは分かりません。

真田傍陽線のことはまだあまり調べていませんが、標高400m台の上田市街から700m台後半に達する真田まで登ってくる縦断線形を考えると、かなりユニークな路線だったのではないかと思います。