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聖湖

千曲市の西に聖山という山があり、山の上の方には聖湖という湖があります。この山は国道403号が通っているので筑北・麻績方面から登ってみました。

標高はキリ良く1,000mです。
湖畔はまだまだ冬の景色でした。

麻績村(おみむら)は中心部の標高が600m台なので、聖湖まで登る場合は峠区間が比較的短くて済みます。篠ノ井線の聖高原駅からだと聖湖までは平均5.5%くらいで6kmというところです。

逆に千曲川沿いから登ってくる場合は標高差が大きくなるので大変です。平均勾配は6%程度ですが峠区間は約10kmになります。途中の姨捨まで登るのも結構ボリュームがありますが、聖湖まではさらに長くなります。

裏を返せば聖湖から善光寺平に下る場合は非常に長い下りになります。下っても下ってもなかなか平野部に着かないので途中で心配になりました。

姨捨駅周辺では展望の良いポイントもあるので、一気に下らずに休み休み景色を見ながら行くのが良いと思います。

空中写真と見まがう展望の開ける場所もあります。

平均で6%くらいはありますがそれほど急勾配な訳ではなく、一定ペースで登れるタイプの峠なのでオススメです。とにかく安全にクリアしたい場合は国道19号から差切峡(県道55号)経由で麻績村に入ると、それほど坂を登らずにチャレンジできると思います。

美麻トンネル(旧道)

オリンピック道路こと県道31号を白馬方面に走って行くと、白馬村に入る手前で美麻トンネルというトンネルを通ります。

このトンネルは延長が1kmくらいありますが、困ったことに歩道がなく点検廊しかありません。トンネル内部も白馬方面に向かって4%くらいの勾配がついているので、今回は旧道で回避してみました。

見るからに急勾配ですが、道はきれいそうです。

トンネル坑口の真下を旧道が走っています。

ここで右に入ります。

長野方面から走ってきた場合 、旧道へはトンネルの手前で右折すると入れます。特に案内はないですが”橋の手前”と覚えておくと良いです。

旧道なので当然峠になっており、勾配は平均して10%ちょっととかなり手強いスペックです。幸い長さは700m程度なので、あまり坂が得意ではない方でも何とかなるのではないかと思います。

頂上から白馬方面を撮影した様子です。

頂上付近の地名はそのまま”峠”です。

デマンドバスのバス停名称も”峠”です。

ちょっと下ると再び県道31号に右側から合流します。合流するところがちょうど白馬村の入口です。

美麻トンネルは自転車で走る場合、かなり難所になるトンネルなのではないかと思います。白馬側からなら下りなのでまだサッと抜けられますが、長野側からだとどうしても抜けるのに時間がかかるので危険です。旧道を選択してもそこまで損にはならないので、安全重視のルートとしてオススメします。

中条トンネル上の道路

県道31号大町街道を小川村方面に走って行くと、中条支所手前に短いトンネルがあります。

中条隧道というトンネルです。

トンネル手前で左折することで旧道と思われる道路に入れます。この道路の存在は以前から知っていたのですが、もう1つだけ気になることがありました。

この道路です。ちょうどトンネルの天井の上を通って虫倉山・陣馬平山の斜面を直登するような線形の道路です。長野市道で、路線名は城下三ヶ野線というそうです。見るからに厳しそうな坂ですが、登ってみました。

いきなり20%近い勾配から始まるので面食らいます。序盤はアスファルト舗装ですが、進行方向に対して垂直に溝が切ってあり、細かい振動があります。序盤の超急勾配区間をやり過ごしてもほぼ全域が10%オーバーの非常に急な坂になっています。

勾配以上に厳しいのが中盤のコンクリート舗装です。山間部や積雪の多いエリアではコンクリート舗装は珍しくありませんが、ここの舗装はかなり深い溝が進行方向と垂直に切られており、まるでカマボコを並べた上を走るような道路になっています。

勾配も相変わらず10-12%なので時速9km程度で登りましたが、この速度でも自転車全体がピョコピョコ跳ねてしまいなかなか進みません。

コンクリート舗装区間が終わると平滑なアスファルト舗装に戻り、勾配も多少緩くなりながら県道401号に合流します。

登り切ったところに正法寺というお寺があります。
登ってきた坂を振り返るとこんな感じです。

ルートラボで計測してみると平均11%で2.3kmというそうそう見ないプロフィールの坂になっています。これだけの厳しい坂が連続するという点では希少性はあるかもしれませんが、途中のコンクリート舗装区間のことを考えるとオススメはしにくい道路です。

北信のハッピードリンクショップ

山梨県を中心に多数展開している”ハッピードリンクショップ”という自販機コーナーがあります。道路沿いの土地に何種類かの自販機が集合しており、”ハッピードリンクショップ ○○店”という立て看板が出ているのが特徴です。

山梨県では割と頻繁に見かけるので、自転車ツーリング時の水分補給にずいぶん役立っています。

山梨県が本拠地で、神奈川県や長野県の山梨県に近い地域にも進出しているというイメージを持っていたのですが、善光寺平周辺を走っていると結構北信にも存在しています。

”奉仕価格”や”憩い処”などの独特のポップも目立ちます。

あまり人気のない道沿いにも突然出現することがあるので、探せばもっとたくさん見つかるかもしれません。ある程度場所を頭に入れながら走りたいところです。

道の駅おがわの改装工事(2)

改装中の道の駅おがわを通りがかったところ、かなり完成に近づいている様子でした。さんさん市場の建物にはファミリーマートが併設になるようです。

木の目立つ意匠の建物にファミリーマートが入っているのが珍しく感じます。

元々道の駅おがわの隣にはローソンがあって、過去に長野旅行に来た時にお世話になった記憶があります。そのローソンは最近閉店してしまい、地元の方からはコンビニ復活を望む声も出ていたと聞きました。

そんな中でコンビニが道の駅と一体化して復活するのは良いニュースだと思います。

看板も”ファミリーマート + 小川村”となっており、単にコンビニが復活するというだけではなく、官民協働のようなコンセプトのあるお店になるのかもしれません。楽しみです。

志垣トンネルと祖山トンネル

長野市街から鬼無里に向かう国道406号ので、ここ数年西組バイパスというバイパス道路の工事が行われていました。開通は2018年の12月だったのですが、そのときは既に自転車に乗れる気象条件ではなかったので、春を待って訪問してみました。

バイパスと旧道の分岐点です。こうしてみると旧道のワインディング具合が良く分かります。
ちなみに長野駅前-鬼無里行きのアルピコバス74系統は旧道にバス停がある関係で今なお旧道を通っています。

こちらはバイパスです。全く快適さが違う道路となっています。

志垣トンネルの手前です。こちらは昨年一度通っています。 志垣トンネルは長野市街に向かう方の車線に歩道があるので、こちらを通行するのが安全だと思います。

志垣トンネルを出ると渡戸大橋という橋に出ます。昨年訪問時はここで通行止めとなっていたのですが、とうとう直進できるようになりました。この先の祖山トンネル含めて歩道がなくなるので、ここまで歩道できた場合は左側に移動が必要です。

祖山トンネルです。全体的に登り基調で、舗装はコンクリート舗装です。路面がウェットな際はスリップも警戒しておいた方が良いかもしれません。

再び旧道と合流します。

道路の快適性という観点から言えば、やはりバイパス側が圧倒的に快適です。自転車目線で言うとバイパス側は勾配が一定で登り返しがないので、力のロスが少ない状態で通過できるのも魅力です。鬼無里から長野市街に戻る場合は長い下りになるので非常に楽です。

祖山トンネルに歩道がないのは少々残念ですが、元々の交通量がそれほど多くないので、自転車で通ってもそれほどハイリスクな道路という印象は受けませんでした。

もちろん旧道は旧道で残っているので、山道の走りを楽しみたい場合はあえての旧道選択も楽しそうです。

五輪大橋以北の千曲川沿いの道路

千曲川沿いの堤防天端の道路はサイクリングロードという取り扱いになっているようなのですが、村山橋から落合橋までの区間を調査してみました。

標識には村山橋まで案内されています。

まず五輪大橋の次の落合橋ですが、ここで今まで走ってきた堤防が途切れてしまうので、横断歩道で橋の下流側の歩道に移り、そこから千曲川の左岸側に向かうことになります。

途中で五輪大橋からの車道と合流があるので、そこから先はかなり余地のない中で走ることになります。横断歩道も右岸側にあるだけなので、下流方向に向かって走る場合は何も安全施設のないところでの道路の横断が発生することになります。

落合橋の歩道の様子です。写真左側が下流側(飯山方面)です。

落合橋から千曲川左岸に出てからが特に危険で、堤防天端の道路がほぼジャスト2車線で非常に混雑しています。

落合橋から飯山方面を撮影した様子です。

堤防の工事なども絡む場合があるので、自転車向きではない状況です。

村山橋手前の様子です。これでもまだ若干幅員のある区間です。
村山橋が見えます。

堤防天端ではないですが、川沿いかつ幅員に余裕がないあたりは多摩川の多摩沿線道路に似ています。何にしても無理をしてルートに組み込む必要性のない道なので、他の余裕のある道路でルート設計をするのが得策だと思います。

パナレーサー クローザープラス

自作ホイール用の交換タイヤとしてパナレーサーのクローザープラスを調達してきました。

パナレーサーのタイヤは用途別にスペックが異なるRACEシリーズがよく知られていますが、クローザープラスはそれの弟分といった立ち位置のタイヤです。

横から見た時に主張が激しくないのも良いです。

トレッドのパターンはRACEシリーズに準じており、重量もRACEシリーズ並みの軽さですが、コンパウンドは1種類・耐パンクベルトがトレッド面のみ配置になっているなど、廉価ゆえに省略されていると思われる箇所もあります。

ほぼスリックと言っていいですが、わずかに凹凸のあるマイクロファイルパターンを採用しています。

とは言うものの700 x 23Cで210gという軽量さで、希望小売価格が3,000円前後というのはかなり魅力的です。実際に何度か走ってみましたが、パナレーサー特有の三角に近いトレッド形状も相まって実に軽快に感じました。心配なのは耐久性ですが、これは使っていく中で検証したいと思います。

湯田中駅

雪の影響もさすがになくなったと踏んで、山ノ内町の湯田中温泉付近まで自転車で行ってみました。

湯田中温泉には長野駅から長野電鉄長野線が通っています。湯田中駅が終点となっています。

駅には温泉が併設されています。
駅前は温泉街の雰囲気です。
東側にはリゾートマンションのような建物もあります。
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小川神社

よく訪れる小川村にある神社です。県道31号からは直接入れず、一本入った道路からアクセスしますが、神社の参道と接続している点から見てこの”一本入った道路”は大町街道の旧道なのではないかと推測します。

900年代に創建されたと伝わる式内社です。主祭神は建御名方神で、諏訪大社と同じ神様をまつる神社です。

由緒書が境内にあります。
右側に御柱が見えます。

建御名方神をまつる神社なので、境内には御柱が立っています。御柱大祭は諏訪大社以外にも同様に建御名方神をまつる神社では行われているところが多く、小川神社は北信の中では最大規模の御柱大祭を催行する神社として知られているそうです。

メインの幹線道路から一本入ったところにあるので静かですし、参道入口に自販機もあるので一人で静かに休憩したい時にとても有り難いスポットです。