長野県」カテゴリーアーカイブ

北国街道古間-牟礼間を歩く

現在の軽井沢から直江津を結んでいた旧街道の”北国街道”に興味があり、よく自転車で旧道を走行しています。ルートは現在の国道18号とほぼ同じなのですが、一部に全く違うルートを通っている場所があります。

しなの鉄道北しなの線の古間-牟礼間がその一つで、旧道は現在も通行可能だそうですが未舗装路らしいということでした。手持ちの自転車では走行できなさそうだったので、今回はウォーキングで探検をしてみることにしました。

ルートはこんな感じになっています。

まず北しなの線の古間駅からスタートです。旧信越本線の駅ということもあってホームの有効長が長く取られています。かつて使われていたホームもまだ残っています。

ルートは環境省が指定する”中部北陸自然歩道”の一部になっています。信濃町の穂波という地区から先が未舗装路になっています。

全体的には林間の道で、広葉樹林の区間もあれば杉林の区間もあります。

途中に”明治天皇御野立所”という場所があります。これは1878年に明治天皇が北陸地方を巡幸した際に野立、つまりお茶休憩をした場所だということです。1878年時点では現在の国道18号ルートは使えなかったことが分かります。

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JR東日本の2023年3月ダイヤ改正

JR東日本の2023年3月ダイヤ改正の情報が出ていました。長野県内においても色々変更があるようなのですが、篠ノ井線の臨時特急新設と、それに伴う信州しなの料金回数券の発売終了が個人的には影響が大きそうに感じました。

篠ノ井線の臨時特急

篠ノ井線の臨時特急については通勤用途を想定して朝は塩尻から長野まで、夜は長野から松本までそれぞれ1本ずつ設定されるということです。臨時特急ということなので、運転日は特定の日に限られるようです。編成はあずさにも使われるE353の3両編成ということで、ちょっと見慣れない編成になりそうです。

信州しなの料金回数券の発売終了

臨時特急の新設に伴い、特急しなのと臨時特急のどちらにも利用できる”篠ノ井線特急料金回数券”が新たに発売されるそうです。区間は長野-塩尻間で4枚つづり、2,780円とのことです。

現行の信州しなの料金回数券は利用できる列車は特急しなののみですが、区間や枚数は同じ条件で2,080円という破格の安さです。今回の再編で実質値上げとなってしまいますが、元々が安かったのでこれもやむなしかなという感はあります。

長野-塩尻間は通常の自由席特急料金だと1,200円なので、値段が上がるとはいえ特急料金回数券はかなりお得な回数券だと思います。中南信方面への輪行の友のようなきっぷなので、来年もまたお世話になる場面があると思います。

信州キノコ村 甘シャキ味えのき

変わったキノコが販売されていたので購入してみました。信州キノコ村というブランドで展開されている野生種に近いエノキだということです。

一般的にエノキは白くて細い株が密生した状態で販売されているところ、こちらの製品は色は黄色から茶色に近く、一本一本が少々太めでまばらです。これは野生種と白いエノキの中間ならではの特徴だそうです。

単純にキノコそのものが太いので、エノキでありながら結構食感がはっきりしているところが優れています。鍋物にしてみましたがくにゃくにゃした感じにならず、おいしくいただけました。

昨今キノコ栽培では培地にコーンコブという飼料用トウモロコシの芯を砕いたものを使うことが多いそうですが、こちらのキノコ工場ではおが粉(おがくずの細かいもの)を使用し、培地の品質にも気を使っているということです。

ニチノウ食品 信州さっぱり漬けの素

余った野沢菜がまだ少し残っていたので、スーパーで漬け物の素を買ってきました。長野県南部の箕輪町にあるニチノウ食品の製品です。

これは粉末状の漬け物の素で、野菜にまぶして数時間置くことで簡単に浅漬けができるというものです。余った野沢菜の茎を小口切りにしたものと、同様に余っていた大根やキャベツを切った物を漬け物にしてみました。

先日切り漬け用に購入した圧縮式の漬け物容器を使いました。

6時間くらいあればほとんど完成と言っていいくらいに味がしみこみます。すぐに作れるのが便利です。

大根も千枚漬けのように薄く切れば簡単に浅漬けになります。

味の方はうまみのある塩味という感じで、クセがなく万民受けするフレーバーだと思います。メーカーのWebサイトでも紹介されていましたが、一緒にしょうがなど香味野菜を漬けると香りがついて違うバリエーションが楽しめるということです。

浅漬けの素といえばボトルに入った液状のものもポピュラーですが、あちらは容積があり、一旦開封すると冷蔵保存する必要があるという弱点があります。その点こちらの製品は粉末の入った小袋なので場所を取らず、乾物などと一緒に長期保存できるところが優れていると思います。

野沢菜のごま炒め

漬物用に買った野沢菜の余りを先日切り漬けにしました。しかしながら野沢菜がなおも余っているので炒め物を作ってみました。

漬け物になった野沢菜は炒めることで高菜の油炒めのような料理にすることができます。今回は生の野沢菜なので下味は一切付いていません。味がぼんやりするとおいしくないと思ったので、刻んだ状態で振り塩をして、10分ほど置いて絞ったものを炒めてみることにしました。

ごま油で炒めて味はしょうゆとみりんで調えます。最後にすりごまを混ぜて完成となりました。

やはり事前に薄めに塩味をつけておいたのは正解で、しっかりした味になったと思います。常備菜として便利そうな感じです。

日平均気温の確認

いよいよ冬が始まるということで、いつ頃まで屋外を自転車で走れるかが気になっています。過去のアメダスデータの分析から”日平均気温4℃”がシーズン終わりの目安と考えています。

今年の長野のアメダスデータを見ると、日平均気温はまだ10℃前後あります。例年に比べて今年は気温が高めのようです。

2021年や2020年は11/26-11/28ごろにみぞれを観測していますが、今年は今のところ初雪やみぞれといった予報は出ていません。

最近の千曲川サイクリングロードの様子ですが、空も含めてまだ冬という雰囲気ではありません。

今後どうなるかは分かりませんが、もしかすると少し長めに走る期間を取れる可能性もあります。気温の推移は引き続き注意しつつ、安全にシーズンを終えたいと考えています。

ふるさと橋(中野市)

唱歌の”故郷”という有名な歌がありますが、この曲の作詞をした高野辰之という人は長野県中野市出身です。

出生地である中野市永江には高野辰之記念館という博物館があるほか、JR飯山駅や替佐駅では高野辰之作詞の唱歌が接近チャイムや発車サイン音に使われています。

出身地の永江地区にはふるさと橋という橋の柵に鉄琴が内蔵されている変わった橋があります。

ふるさと橋は上信越自動車道の豊田飯山ICと牟礼駅間を結んでいる県道362号の橋です。斑尾高原方面から流れ出てくる斑川に架かっています。

橋の柵には解説板と楽譜、鉄琴と演奏用のマレットが付いています。

さすがに早朝だったので音は出しませんでしたが、楽器が内蔵されている橋はかなり珍しいのではないかと思います。

橋から斑尾高原方面の眺めです。

みすず食品 味しみきざみあげ

最近買って重宝している油揚げです。

よく売られている生の油揚げは1人で消費するにはパッケージが大きく、いつも消費に苦戦しています。余った分を冷凍するなどしてなんとかしのいでいます。

この油揚げは甘辛い味がついた乾燥きざみ油揚げで、常温保存できるという優れものです。刻んであるので少量使うこともでき、残ったところでかなりの日数日持ちするので助かっています。

味が付いているという点には好みが分かれるかもしれませんが、私はめんつゆや味噌汁などしょっぱいものに入れた時の味のコントラストが好きで結構気に入っています。

ソノマノさんのお菓子(ふすまクッキー)

鬼無里のパン屋、ソノマノさんではお菓子も製造しています。お菓子とは言ってもソノマノさんで製造しているものは基本的に無糖で、甘味があるものについてはレーズンなどで味が付いています。

今回購入したふすまクッキーは小麦粉とふすまの他は薪炊き海水塩・圧搾菜種油のみで構成されているシンプルなものです。

クッキーという名前ですが、食感は薄焼きのおせんべいのような感じです。過度に味付けされていない分、クッキーの味をゆっくり楽しむことができます。

KURURU(長野地区バス共通ICカード)リニューアルの方向

長野市周辺では”KURURU”というバス乗車用のICカードが使われています。いわゆる交通系ICカードで、利用できる対象は長野市周辺のバス路線のみです。他の交通機関の利用や電子マネーとしての利用はできません。

使いどころが難しく感じるICカードなのですが、このカードを使ってバスに乗車するとポイントが運賃の5%分たまります。ポイントはKURURUのチャージ額として充当できるので、持っているだけで常にバスが割引になります。

しかも水曜日はポイント還元率が15%にアップ、土日祝日や年末年始・お盆は還元率が25%にもなるので非常にお得です。

そんな独特のシステムを持つKURURUがJR東日本のSuica機能を持つ”地域連携ICカード”にリニューアルされる見込みとのことです。これに伴い現在は現金かKURURUでしか乗車できない長野市周辺のバス路線でSuicaが利用可能になるそうです。

鉄道に関してはJR在来線の篠ノ井線・飯山線、しなの鉄道と長野電鉄はICカード非対応なので、Suica互換になっても使える場面は少ないのが少々惜しく感じるところです。電子マネーとしては長野駅ビルではSuicaが使えるので、こちらは便利に使えそうです。

やはり一番メリットに感じるのはSuicaで長野市周辺のバス(特に長野駅-善光寺を循環しているバス)が利用できるところで、他地域から来た観光客の方にとってはとても便利になるのではないかと思います。

リニューアルは2025年春ということでかなり先ですが、どうなるか注目はしていきたいです。