長野県」カテゴリーアーカイブ

安茂里駅

新たに篠ノ井線や信越本線でもSuicaが利用可能になったということで、サイクリングがてら信越本線の安茂里駅を訪問しました。

階段の上に係員ブースのようなものが見えますが無人の駅です。

北信地域から見るとなんとなく長野-松本間は一体の路線という認識をしてしまいがちですが、篠ノ井線は篠ノ井までで、篠ノ井から長野の間は現在も信越本線という取り扱いになっています。

安茂里駅は信越本線の中ではかなり新しい部類の駅で、開業したのは1985年です。ちょうど40周年となります。ほかの信越本線の駅は明治時代や大正時代の開業です。

乗り場には直江津方面の文字があり、長野-直江津間が信越本線だった頃を思わせます。

目当ての簡易型Suica改札機を確認しました。安茂里駅に設置されているのは入場と出場が兼用になっているものです。これ以外にも入場機と出場機が分かれているものもあるそうです。

左にあるオレンジ色の箱は何かというと”乗車駅証明書発行機”です 。Suica以外で乗車する場合はこの機械で証明書を発行し、着駅で、または乗車する列車の車掌に渡して運賃精算をするという仕組みになっています。

Suicaの使えるようになった長野駅

2025年3月15日よりSuicaの首都圏エリアが拡大され、従来松本駅までだったSuicaエリアが篠ノ井線では長野駅、大糸線では穂高駅まで広がりました。

事前にSuica対応の自動改札機に入れ替えるとことまでは完了していたのですが、いよいよ実際にSuicaでの乗降が可能になりました。

長野駅に行く用事があったのでしばらく見ていましたが、現在時点では磁気定期券を持っている人が多いのでまだそこまでSuica利用者は多くないように感じました。一方でさっそくモバイルSuicaを使っている方も見受けられました。

大変そうだなと思うのはしなの鉄道です。長野駅から乗車する場合、上田や小諸などしなの鉄道方面に行く場合は引き続き紙の切符が必要なので、旅行の場合などは特に事前のルール把握が必要という感じです。

飯山線サイクルトレインが2駅延伸

飯山線に自転車を直接持ち込めるサイクルトレインの利用区間が、従来の森宮野原駅-飯山駅間から森宮野原駅-替佐駅間へ区間延伸したそうです。飯山駅から長野駅方面に2駅分延伸したことになります。

GO!GO!千曲川 飯山線サイクルトレインプラン2025

[飯山自然郷アクティビティセンター]

蓮駅は少々秘境駅感があるので便利かどうかはわかりませんが、替佐駅(下記地図の場所)は結構便利なのではないかと思います。4kmほど離れていますが高野辰之記念館への最寄り駅ですし、そのまま斑尾高原方面に登ることもできます。

また、最近笠倉壁田橋が完成したことで、千曲川を渡って高社山方面に出るのも簡単になりました。

飯山線の輸送の状況から見て信濃浅野駅くらいまでは延伸可能だと思うので、徐々に利便性が高くなるといいと思います。

しなの鉄道にSuicaが導入予定

2025年3月に長野エリアのJR東日本路線ではSuicaが使えるようになりますが、2026年春にはしなの鉄道でもSuicaが利用できるようになるそうです。

しなの鉄道全線への「Suica」導入について

[しなの鉄道Webサイト] ※PDFのプレスリリースです

長野県の予算に”交通系ICカード導入支援事業”という内容の予算が盛り込まれていて、その中には新規事業として”地域鉄道交通系ICカードの導入”という項目が存在していましたが、実際に導入される動きが発表された形です。

JR東日本区間と通しで乗るときにSuicaでまとめて精算できると楽ですし、ICカード用に1円単位の新料金も設定される見込みということです。まだ先の話ではありますが楽しみなニュースです。

みそっこ

昨年道の駅信越さかえに行ったときにお土産として買ってきたお菓子です。堅く焼いたクッキーのような感じです。

その名の通り味噌が味付けに使われています。フレーバー程度のものかと思っていましたが、以外にしっかり味噌が入っているようで、結構塩気も感じられるお菓子です。甘さとしょっぱさの組み合わせが良いと思います。

国道19号信州新町水内地先の通行規制が2/28で解除

昨年4月末頃から路面に亀裂が発生したために片側交互通行となっていましたが、2025年2月28日より規制解除となる見込みだそうです。

国道19号長野市信州新町水内地先における路面亀裂について(第7報)

[国土交通省関東地方整備局 長野国道事務所Webサイト]※PDFファイルです

路面の亀裂が広がらないよう対策工事が行われ、工事が進捗したので通常通り通行可能になるとのことです。しかしながら依然として恒久対策工事は継続して行われるのだそうで、今後も斜面の変動が一定以上に達した場合は規制や通行止めが発生する可能性もあるそうです。

今回もかなり長い期間の規制がかかりましたが、1年たたずにいったん解除となるのはありがたいと思います。

白馬長野有料道路・志賀中野有料道路の無料化まであと1ヶ月

来月2/16より、長野県道路公社が管理している白馬長野有料道路と志賀中野有料道路が無料化されるそうです。志賀中野有料道路の方は自転車で通行できないのであまりなじみがないのですが、白馬長野有料道路は便利なので通行料金20円を支払ってちょくちょく利用していました。

そして五輪大橋も2026年12月に無料化される予定で、これにより県の有料道路がなくなるので道路公社は解散する予定だそうです。

各道路とも早期に費用が償還できそうなのかと思いましたが、公社が公開している資料を見ると残っている白馬長野・志賀中野・五輪大橋は全体の65%位しか償還が終わっていないようです。

残りの費用については一部を既に無料化した別の有料道路の収入で相殺し、残りについては返還免除とすることで、償還費用の一部を県がかぶることにはなりますが、県民に無料化のメリットを早期に提供するという判断になっているようです。

交通の流れや道路の混雑具合にも影響はありそうなので、少々気にしておきたいとは思います。

長野県のインフルエンザ流行状況

今年の季節性インフルエンザの流行は統計を開始して以来最も流行しているというニュースを見ました。全国的に大流行しているようではありますが、長野県内で流行状況に差があるかを調べてみたところ、県で毎週1回統計データを公表しているようです。

長野県感染症情報

[長野県Webサイト]

上記のページで見ると長野県の広域区分に応じて流行状況が分かります。意外に地域ごとに濃淡があり、閲覧した2025年1月14日時点では飯田・木曽・北信(飯山市や中野市等)の件数が多くなっています。新型コロナウイルスが流行していたときは、特に地理的に他地域との往来が難しい木曽地域の流行はかなり少なかったように記憶していますが、今回はかなり激しく流行しているようです。

直近2週間分の情報も併せて掲載されるので、地域ごとの傾向を見るのには良いデータだと思います。

八ヶ岳高原ミルク 酪農牛乳

あまり見ない銘柄の牛乳を見かけたので試しに買ってみました。

八ヶ岳高原ミルク株式会社製の酪農牛乳という商品です。酪農牛乳という銘柄は見かけたことがあるような気がするのですが、このカラーリングは初めて見たかもしれません。バージョン違いかパッケージのリニューアルと思われます。

牛乳としては至って普通においしい牛乳です。乳製品についても長野県の場合は地元産をセレクトできるのが良いところです。

長野県の2025年度当初予算の概要を確認する

長野県の2025年度当初予算概要が出ていたので、個人的に興味のある自転車関連と鉄道関連のトピックがないか中身をチェックしてみました。

自転車関連

サイクルツーリズム推進事業(観光スポーツ部所管)

長野県には県内を一周するモデルコースである、Japan Alps Cycling Roadというコースがあります。公式サイトをリニューアルしてPRを強化するほか、リアルイベントへの出展も計画しているということです。

このルートは全線通して走ったことなどはもちろんないのですが、ルートを見てみると自転車や道路事情に詳しい方が設計したであろうことがうかがえる、非常に良いルートになっていると思います。

また、国が定めるナショナルサイクルルートへの登録も目指すということです。ナショナルサイクルルートとなるとしまなみ海道や琵琶湖一周と同じグレードということになります。

登録にあたっては道路事情や補給ポイント、宿泊施設に至るまで色々と要件があるようなので、登録を目指す過程で県内の自転車走行環境の充実が期待できそうな内容となっています。

世界水準の山岳観光地域づくりの推進(建設部所管)

こちらはさらっと書いてあるだけなのですが、県管理道路に自転車走行空間用のいわゆる矢羽根表示を整備するとの記載がありました。

鉄道関連

交通系ICカード導入支援事業(企画振興部所管)

県下で統一された地域連携ICカードの導入に向けての体制構築を行うということです。北信地域では現在KURURUという路線バス用のICカードが存在し、2025年3月にはこのカードはSuica互換になる予定です。県内の他地域でも路線バスでSuica互換のカードを利用できるようにすることを目指すというように読みとれます。

また、新規事業として”地域鉄道交通系ICカードの導入”という項目もあります。これについては地元紙報道でしなの鉄道と長野電鉄がICカードの導入を検討という話もあり、ある程度具体的な話が決まっているのかもしれません。特にしなの鉄道の場合はJR区間の駅から乗車してしなの鉄道区間の駅で降りるというパターンもあり得るので、Suicaに対応していると便利だと思います。

地域鉄道安全性向上支援事業(企画振興部所管)

地域鉄道のPC枕木の導入・レール交換・新型車両導入などに活用できる費用が計上されています。特に最近脱線事故のあったしなの鉄道に関しては”しなの鉄道緊急安全対策(修繕工事)支援事業補助金”として補助率2/3の特別な予算が計上されています。

大糸線利用促進事業(企画振興部所管)

大糸線の利用促進のためにPRや並行して走るバスのダイヤ調整・増便を行うということです。大糸線の南小谷-糸魚川間は特に本数が少なく、南小谷での乗り継ぎもあまり良くないので白馬と糸魚川間の連絡があまり良くないという事情があります。この問題を解決するべく、2024年の6月から白馬-糸魚川を直通するバスが運行されています。

バスのダイヤは列車のダイヤの空白部分を埋めるような形になっており、糸魚川駅での北陸新幹線との乗り継ぎも考慮されているといいます。しかしながら利用がまだ活発でないため、更に増便してダイヤを調整し、利便性を向上させるということです。

目標値としては現状のバス・列車の合計が18便のところを24便にするという結構な増発なので、どうなるか注目しておきたいと思います。