Windows」カテゴリーアーカイブ

OSのクリーンインストール

最近「Windows10や11であってもクリーンインストールをするとパフォーマンスが向上する」という話を耳にしたので、リフレッシュがてら久々に我が家のPCもOSをクリーンインストールしてみることにしました。

従来Windowsは使っていくうちに動きが遅くなるので、定期的にクリーンインストールするのが良いというノウハウが知られていました。

最近はあまりまめにクリーンインストールをしなくてもそれほどパフォーマンス低下が気になることはなかったのですが、やはり多少は影響があるようです。WindowsにはOSの初期化機能もありますが、初期化ではなくあくまでクリーンインストールが良いようです。

PCのスペック向上もあってOSを入れるところまでは30分もかからずに終わります。環境の復元も昨今はクラウドと同期することで復元できるものが多いですし、wingetなどの便利なコマンドも使えるようになりました。かつては1日仕事でしたが現在は半日もかからずに環境を復活させることができます。

肝心のパフォーマンス向上については”言われてみれば”くらいの向上度合いですが、今まで色々入れていたものが一旦きれいになったので気分的にはかなりすっきりしました。今後もリフレッシュ目的で時々クリーンインストールしてみるのが良さそうです。

Powertoys0.72がリリース

Microsoftが公式に提供している便利なユーティリティ集のPowertoysが更新されて、大幅なサイズダウンに成功したということです。

Microsoft PowerToys: Windows をカスタマイズするためのユーティリティ

[Microsoft Learn]

本体の配布はGithubで行われているので、更新履歴もGithub上で確認できます。

Release v0.72.0

[Github]

機能追加に次ぐ機能追加を重ねてきたPowertoysなので、この辺で一旦内容の整理といったところではないかと思います。リリースノートによれば”プログラムと機能”で確認できる容量は1.15GBから785MBに、エクスプローラーでインストールフォルダの中身をスキャンした場合の容量では3.10GBが554MBにと劇的な改善を遂げているということです。

こちらのユーティリティは結構前から使っていますが、もはや手放せないくらいに便利です。今後の改善や機能追加にも期待しています。

PowerToys Runの紹介

以前からPowerToysというMicrosoft純正のWindows用ユーティリティを愛用しています。当初はファイルのリネームなどを中心に使っていましたが、ここ最近よく使っているのが”PowerToys Run”というアプリケーションランチャーです。

これはデフォルトではAlt+Spaceで呼び出されるランチャーで、呼び出すと検索窓のようなものが表示されます。そこに文字を入力すると、アプリケーションやファイルを検索してくれるというものです。

PowerToys Run ユーティリティ

[Microsoft Learn]

Windows標準の機能のWin+Sとよく似ているのですが、こちらのユーティリティでは検索したアプリやファイルを管理者として開くオプション用のボタンが追加されていたり、検索キーワードの前に任意の記号をつけることで検索する対象を変更したり、あるいは全く違う機能にアクセスしたりと多彩な機能が備わっています。

中でも私がよく使うのはキーワード先頭に”o:”を付けるOnenote検索です。先頭にこのオプションをつけるとOnenote内でその検索キーワードを含むノートを検索してくれます。私は何かとOnenoteに情報を整理しているので、この検索はとても役立っています。

もう1つよく使うのはキーワード先頭に”$”を付けるWindows設定検索です。先頭に$を付けると、検索範囲がWindowsの設定画面の機能に限定されます。かつてのコントロールパネルからWindowsの設定は色々なところに分散してしまい、もはや私の頭の中には正確にマッピングされていないので、もっぱらこの機能で検索するようにしています。

他にもドキュメントを見ると使いこなせば便利そうな機能が色々実装されています。あれこれ探すのが面倒な人にはとてもおすすめです。

ATOKのアップデート(2023年6月)

ATOKのアップデートが来ていたので何かと思いましたが、主にMac用のアップデートだったようです。

Windows版も機能強化されているということですが、完全新規の機能追加があったわけではなく、2月に追加された機能がより充実したのではないかと思います。

2月に追加された機能の中では”ATOKアトカラ”が結構面白いと思っています。変換エンジンの学習状況を気が向いた時にチェックできるのと、新規追加されたキーワードが時々配信されてくるのを活用しています。割と世の中のトレンドにうといので新キーワードの情報をネットで検索して情報を仕入れるようにしています。

foobar2000 v2.0がリリース

昔からある音楽プレイヤーのfoobar2000が久しぶりにアップデートされたとのことです。

定番音楽プレイヤー「foobar2000」v2.0が公開 ~12年ぶりのメジャーバージョンアップ!

[窓の杜]

私はPCでもAndroidでも音楽プレイヤーはfoobar2000を使っています。上の記事を読んでみると実に2010年以来のアップデートだということです。今回のバージョンから64bit版が登場し、x86版はレガシー扱いになるそうなのです。x64版が今までなかったのもアップデートがしばらくなかったゆえかもしれません。

長らくアップデートされていなかったとは言え、そもそもが少し前のソフトウェアなので動作は軽快でした。今回のアップデートで全体的にパフォーマンスは向上しているということなので、更なるシンプル&軽快さに期待をしたいところです。

VivaldiのメールクライアントにOutlook.comのメールアドレスを設定する

Vivaldiが内蔵メールクライアントに力を入れているようなので、ブラウザ内蔵のメールクライアントはしばらく使っていませんでしたが使ってみることにしました。

Gmailについては簡単にセットアップができたのですが、Microsoftアカウント用に持っているOutlook.comのメールアドレスがセットアップできませんでした。

IMAPに対応しているメールアドレスは基本的にIDとパスワードで認証ができればメールサーバーやポートの設定は個別に必要ないと思っていましたが、どうもこれらの設定が違っているようなので設定を見直してみました。

Outlook.com の POP、IMAP、および SMTP の設定

[Microsoft サポート]

この情報を確認したところ、どうも自動設定されたメールサーバーの情報は送信メールサーバーが違うものになっていたようです。手動で設定できるオプションがあるので、そちらを選択して上記リンクの情報を打ち込んで無事に設定ができました。

EdgeのPDFリーダーがAdobe製品ベースに

早くも3月からPDFリーダーのエンジン部分が変更になるそうです。

「Microsoft Edge」のPDFリーダーは「Adobe Acrobat」ベースに ~2023年3月から

[窓の杜]

Edgeの内蔵PDFリーダーは個人利用する限りでは軽快で使い勝手が良く感じますが、エンタープライズ領域では古いWebシステムとの組み合わせがイマイチ良くなく、どちらも一長一短あるという印象を持っていました。

相対的にAdobe Acrobatの方が重いとは思うので動作の軽快さが失われてしまいそうなのは心配ですが、業務利用で無用なトラブルが発生しなくなりそうという点では期待のできる変更だと思います。

Windows10のダウンロード版販売が2023年1月末で終了

現時点で判明しているサポート期限まであと2年半というところですが、ダウンロード版の販売が終了するようです。

Microsoft、Windows 10ダウンロード販売を1月いっぱいで終了

[PC Watch]

Windows10はモダンライフサイクルポリシーを採用した製品なので、今のところ2025年10月14日まではどれか1つのバージョンが継続してサポートされ続ける見込みとなっています。

サポートの完全終了については明言されていませんが、今回のようなニュースもあり、2025年10月のサポート終了が延長されることはなさそうな雰囲気を感じます。

振り返ってみるとWindows10がデビューしたのは2015年7月の話で、サポートのポリシーが変わったとは言え現時点でも相当のロングラン製品になっています。後継のWindows11もかなり細かい部分が仕上がってきた感があるので、これから徐々に置き換えが進んでいくのかもしれません。

Windows Helloに複数の指の指紋を登録する

空気が乾燥してきて、毎年のことながら手荒れの傾向が出てきました。手荒れで困るのが指紋によるユーザー認証の成功率が下がることです。

我が家のPCへのログオンも最近は失敗→失敗→”PINを入力して下さい”というコースになることが多く、これでは最初からPIN認証していた頃と変わらないばかりか、指紋認証が失敗している分だけ時間がかかっています。

調べてみるとWindows Helloには複数種類の指紋を登録できるということなので、予備の指の指紋を登録してみました。指先の荒れ具合も指によってバラツキがあったりするものなので、これで少しでもスムーズに認証できると良いと思います。

Microsoft DefenderでChromiumアプリが誤検知される問題

Microsoft Defenderのパターンファイルが特定のバージョンの場合、Google ChromeやEdgeなどのChromiumベースのアプリがマルウェアと誤検知される問題があるそうです。

マルウェア「win32/hive.zy」が検出されるトラブル ~「Microsoft Defender」ウイルス対策の誤検知か

[窓の杜]

問題が発生した場合、セキュリティインテリジェンス(=パターンファイル)を1.373.1508.0以降のバージョンにバージョンアップすれば解消します。

アップデートできない時は

まれにWindowsの設定画面からプログラムの更新を行ってもバージョンが上がらない場合がありますが、その場合はPCを再起動してから再度実行するか、またはスタンドアローンのファイルでセキュリティインテリジェンスをアップデートすると解消します。

Security intelligence updates for Microsoft Defender Antivirus and other Microsoft antimalware

[microsoft]

※リンク先にあるMicrosoft Defender Antivirus for Windows 11, Windows 10, Windows 8.1, and Windows Server がMicrosoft Defender用のファイルです。