中山道と善光寺街道の分岐点

中央西線の洗馬駅付近に中山道と善光寺街道の分岐点があります。”分去れ(わかされ)”というそうです。

こちらが現在の車道の分岐点で、実際に右方向に進むと国道19号に合流して塩尻方面へ、左方向に進むと県道294号で広丘駅方面に向かいます。善光寺街道を進んだ場合塩尻市街地は経由しません。

1枚目の写真の分岐点を左方向に進むと、古道の分岐点もまだ残っています。江戸時代末期の物という常夜灯もまだあります。

古道の分岐点については中山道方面は歩行者でないと通り抜けできません。

この洗馬宿を最後に松本や善光寺方面に向かう人と、諏訪や場合によっては江戸方向に向かう人が分かれていったと思うと地理的には非常に重要なスポットと感じます。

一区切りつくような場所ではあるのですが、ここから長野市まではまだ80kmほどの道のりで、しかも聖高原の山越えがあるので昔の旅人は大変だっただろうと思います。

Insta360 ONE Rで静止画を撮る(v2.0.8)

今回の木曽方面の探検では輪行ということもあったのでカメラをInsta360 ONE Rにしてみました。通常であればPENTAX Q S-1を持っていくところなのですが、荷物の軽量化のための試験起用です。

Insta360 ONE Rでの静止画撮影については購入当時に一度試験していましたが、その後はもっぱら動画用としていました。その後ファームウェアもずいぶん版を重ねたので改めての試験です。

2020年3月当時と比べて一番の違いはv1.2.7で追加されたPureshotです。これは撮影した写真に対しAIで補正を施して、主にダイナミックレンジと精細さを向上させるというものです。Pureshotを有効にした状態で出力するためには、写真の生データをInsta360 Studioでエクスポートしてあげる必要があります。

生データとPureshot適用済みデータを比べてみます。

生データ
Pureshot適用済み

生データでは青系の色が少々不自然な鮮やかさになっています。これは2020年時点でも気になっていた点で、元々Insta360 ONE Rでは青みがかった写真が撮れるようです。

Pureshot適用済みの方は色のバランスが良くなり、部分的にシャープネスも向上しているように見えます。

生データ
Pureshot適用済み

こちらの写真では日差しが強く、生データでは反射で白飛びが発生してしまっている箇所がいくつかあります。Pureshotを適用すると全てとはいきませんが、かなりの部分で補正が入り何が写っているのかが識別しやすくなっています。

というわけでPureshotによる自動補正がかなり有効に機能していそうなことが分かりました。一方で、Insta360 ONE Rで撮影された写真は4000×3000という巨大なデータにはなるものの、精細さという点ではもう一つ不足を感じます。

センサーサイズで言うとONE Rは1/2.3inということなので、2014年発売のPENTAX Q-S1(1/1.7in)と比べても小さめというところが影響しているのかもしれません。現行版の同ラインの製品ではAce Pro2というものが発売中ですが、そちらは1/1.3inとかなり大きいセンサーを搭載しているそうです。

基本的にはPENTAX Q S-1が長いことお気に入りではあるのですが、将来的に故障等でリプレイスとなった場合にはアクションカメラで全てを兼ねるというのもアイデアかとは思います。

木曽方面の探検

輪行サイクリングで今までいったことのなかった木曽方面の探検をしてみました。

松本から木曽方面に向かうルートは国道19号のみとなっています。この国道19号は中山道ということで興味はあったのですが、以前人に聞いたところおおよそ自転車向きではないという話だったので、どういったところに難しさがあるのかを確認するため現地を見てくる、というのが今回の趣旨です。

実際に現地で見てみると国道19号の塩尻以南は全体的に微妙に道路幅が狭く、路側帯の内側がほとんどありません。その上で木曽方面に向かう道路は国道19号のみなので常に車が多く、流れも速くなっています。

今回は塩尻駅から奈良井駅に至るまでの区間を走行しましたが、国道19号の車道部分を走行するのはやめておいた方が良さそうに感じました。

攻略としては歩道を走行するか、あるいは旧道区間を走る方法があります。今回はできる限り旧道を通行し、旧道が現道に合流する場合は歩道通行という形で走行をしてみました。

県道321号→県道48号で松本平を南下します。
贄川の関所跡です。

こちらは桜沢トンネルと並行する旧道区間です。是より南木曽路という看板があります。この旧道区間は幹線道路のような規格になっているので走りやすい部類です。

奈良井交差点です。信号が少ないのも流れの速い一因かもしれません。

本格的に木曽の山の中に突入する手前の奈良井駅まで偵察を実施しました。事前にGoogleストリートビューで見る限りは国道10号の相模湖-大月あたりのような感じかと思っていましたが、カーブが少なめということもあってか全く違う感じの道路でした。

自転車で通行する場合は歩道通行の有無も含めてかなり綿密なルート設計が必要そうに感じます。今回得られた情報も踏まえてできる限り安全そうなルートを検討してみても良いかと思います。

上田市南部クリーンパーク付近の舗装修繕

千曲川サイクリングロードはここ数年で舗装の修繕が進行し、ほぼ全線がとても快適に走行できるようになっています。

サイクリングロードの区間ではないのですが、川の駅上田からもう少し上田方に走って行くと南部クリーンパークという下水処理場があります。この横を通っていくと古舟橋の近くまで一本道でいけるのですが、周辺にコンクリート工場(?)があるためなのか大型車の通行が多いらしく、この一帯の路面状況がとても悪いのが少々難でした。

先日通りがかったところきれいに直っていました。

右奥に見えるのが南部クリーンパークです。

修繕前はメロンパンの皮のような状態で、道路のどこを走ってもかなりの振動があったので大変でしたが、快適に通れるようになりました。

Ryzen7 9800X3Dが発表

ゲームに向いているとする3D V-Cacheを搭載するX3DシリーズのRyzen9000シリーズ版が発表になりました。

第2世代3D V-Cacheでゲーム性能が最大8%向上した「Ryzen 7 9800X3D」

[PC Watch]

3D V-Cacheの配置を変更することによりCPUクロックが上がりやすくなり、性能が向上しているということです。

8コア16スレッドという仕様は9700Xと同様ですが、ベースクロックは4.7GHzと高めに設定されており、最高クロックは5.2GHzとこちらはやや抑えめになっています。ベースクロックは9950Xよりも高いので、ゲーム向けを意識して基礎性能を高めに設定しているのかもしれません。

そのせいもあってかデフォルトのTDPは120Wとなっています。

豆苗の炒め物

久々に豆苗を使った料理を作りました。豆苗は繊維が硬いので噛んでも噛んでもなくならず苦手だったのですが、最近「短めにカットすれば食べやすい」という話を聞いたので試してみたくなりました。

長さを2-3cmと短めにカットして、豚ひき肉と一緒に炒めてみました。確かにこれであればいつ飲み込んだらいいのか分からないということもなく、食べやすく感じました。豆苗はそもそも安価な上に、1回使った後の根を栽培するともう0.5回分くらいを収穫できるのでうまく献立に取り入れていきたいと思います。

日本アルプスサラダ街道 アップルトイレ

先日の松本方面のサイクリングの際に良さそうな公衆トイレを発見したのですが、残念ながら閉鎖されていました。建物がユニークだったのでご紹介します。

建物の柱の上に色の違う箇所がありますが、どうもりんごの形をしているようです。元々塗装されていたのか、あるいは建物から少し飛び出すような立体的なデザインになっていたのではないかと思います。

周辺はほとんどりんご畑で、トイレの向かいもJAの選果場なので当地ならではの公衆トイレです。周辺の雑草の様子を見るとしばらくの期間閉鎖されていそうで残念です。

関本製麺 ソフト麺

よく”懐かしい学校給食メニュー”のような話題になると決まって出てくるのがソフト麺です。東日本ではポピュラーなものらしいのですが、私個人の経験では給食でソフト麺が出てきた記憶はありません。

そんなわけでソフト麺という食品を未だに食べたことがなかったのですが、先日スーパーでソフト麺が普通に販売されていたので購入してみました。

新潟の関本製麺というメーカーのものでした。パッケージにも学校給食でおなじみのというフレーズが書かれています。

麺は一般的なうどんより少し細めですが、スパゲッティよりは太いものです。加熱処理されていて、食べる際にはパッケージから出して茹でるか、袋に切れ目を入れて電子レンジ加熱します。

今回はレトルトのナポリタンの素があったのでそれをかけてみました。給食でもこのように何かしらのソースのようなものをかけて提供されることが多かったらしいです。

食べた感じはうどんのようなコシはありませんが、クセがなく色々な味と合いそうな感じがしました。また、冷めてもそれほど食味が落ちないところも印象的でした。

山清路の風景が少々変化する見込み

生坂村にある名勝、山清路の風景が変わるらしいという情報を入手しました。

今や歩行者のみ通行可能となった旧山清路橋です。

こちらが上流側(明科方面)の写真です。犀川に沿って巨石がゴロゴロしています。

下流側(信州新町方面)です。こちらも両岸に巨石が目立ちます。ところが今後川の水位が上がるらしいということです。

というのも山清路のすぐ下流にある平ダムがここ数年メンテナンスで湛水を行っていなかったそうです。最近メンテナンスが完了し、水をせき止めるようになる関係で山清路の水位が久々に増える見込みということです。

探してみたところ2016年10月の旧山清路橋の写真がありました。当時旅行で訪問したものです。この時はまだ旧山清路橋も車両の通行が可能でした。

見てみると確かに2024年の写真よりも明らかに水位が高いので、来年の出水期にはまた違った風景が見られそうです。ちょっと楽しみにしています。

Wahoo ELEMNTの独特なナビ機能

Wahooが提供しているELEMNTというスマートフォン用アプリがあります。これは同社製のELEMNTというサイクルコンピューターと連動するアプリで、サイクルコンピューターを利用中に立ち上げておくとスマートフォン側でセンサー状態を監視できたり、現在位置をスマートフォン経由で共有できたりといろいろ面白い機能がついています。

サイクルコンピューターなのでナビゲーション機能もついており、STRAVAやGarmin Connectのような他アプリからのデータインポートや、GPSのファイルからのルートインポートも可能です。

ちょっとユニークなのが目的地を指定してルートを自動設計する機能です。

日本語が若干分かりにくいですが、”以下へ移動”というのが目的地指定でのルート提案です。

カーナビなどにあるものと同じような機能なのですが、ルート設計は何かしら”自転車に向いている”と判断した道路を中心に組み立てられるため、往々にして妙に右左折の多いルートを提案されます。

ルートが複雑になりがちなので普段はこの機能をあまり使わないのですが、先日松本方面に出かけたときに初見のエリアをこの機能を使って走ると結構面白いということに気がつきました。

例えばJR田沢駅に近い田沢橋は、歩行者自転車用に指定されている旧橋の方を提案してきます。

こちらの道路は安曇野市高家付近ですが、特に幹線道路などではないものの、交通量が少なくて走りやすい道路です。

↑地図を見ただけではこの場所をルートに組み込もうとは思わなかったと思います。

自分でルート設計をすると知っている道中心にしてしまいがちですが、意外性目的でたまにはこういったおまかせルートでのサイクリングも面白いと思いました。

それにしても道路規格なのかポピュラリティなのか何を参考にしているのかは分かりませんが、ELEMNTのルート設計アルゴリズムには独特のものがあります。