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福島の鉄道旅行(1)

前々から常磐線のいわき以北を鉄道で旅行してみたいと思っていたので、福島県を中心に南東北を鉄道でぐるっとまわる鉄道旅行を企画してみました。

行くのがちょっと難しいいわき以北

長野から出発になるので高崎まではどうしても新幹線にはなりますが、その先をうまく工夫して安くいわきから先へ行けないか検討してみました。しかし、いわき以北は列車の本数自体が非常に少なく、特に日中の時間帯はいわきから原ノ町まで行ける列車が3時間空いているタイミングもあります。

結局あれこれ考えましたが、一旦上野まで行って特急ひたちの仙台行きに乗るのが最も良さそうという結論になりました。

1日に3本だけですが、いわき以北に行く仙台行きの特急があります。

E657系はシートの座り心地が非常に良く、乗車時間は3時間ありましたが快適な旅ができました。平日ということもあって車内はほぼ満席でした。何となく水戸やいわきに向かう人が多いのかと思っていましたが、目的地は皆さん様々なようで、特に水戸からいわきの間の停車駅でパラパラ人が降りていくような感じでした。

特急ひたちの車窓風景

在来線特急はあまり乗る機会がないですが、沿線に見るものが多く車窓も楽しめました。特に常磐線の場合は元々複線だった区間を単線化しているところがあり、放棄された設備がところどころに見られるのが興味を引きました。

今回は進行方向向かって右側に座席を取ったところ、途中で海が見えるところもありこちらも楽しめました。

水戸以北では沿線に大きな工場が次々に出てくるので、Googleマップで何の工場かを調べながら風景を見ていたのですが、ほとんど日立グループの事業所だったのには驚きました。

浪江駅から道の駅なみえ

浪江駅で特急を降りて一旦改札を出ました。この浪江駅はJR東日本のSuica首都圏エリアの端の駅なので、上野からSuicaで乗車した場合でもSuicaを使って下車時精算ができます。面白いことに1つ先の桃内という駅は緩衝地帯の如くSuica首都圏エリアにも仙台エリアにも含まれていません。2つ先の小高駅はSuica仙台エリアの端の駅となっています。

せっかく降りたので駅からちょっと離れた道の駅なみえに行って名物の浪江焼きそばを食べることにしました。

駅から1kmほど離れたところに浪江町役場やイオンがあります。国道6号もこの付近を通っており、ロードサイド店舗がいくつかあります。訪問時にはすき家が新規に建設中でした。

こちらが浪江焼きそばです。麺が太いのが特徴です。豚肉も厚めに切ってあってボリューム感があります。昼時に行ったからというのもあるかもしれませんが、注文してから1分と立たず出てきました。

道の駅なみえの特徴として、ポケモンをテーマにした公園が併設されていることと、無印良品が併設されていることがあります。観光の拠点的な機能が集約されているような印象を受けました。

再び浪江駅へ

道の駅なみえの裏を流れている請戸川に沿って浪江駅に戻りました。ちょうど白鳥が数羽やってきているようでした。

請戸川沿いには遊歩道があり、桜並木が有名だということです。

線路沿いを歩いて駅のほうに戻りました。

浪江駅からは普通列車で原ノ町駅へ向かいます。しかし、ご紹介したように浪江駅はSuica首都圏エリアの所属なのでここからSuicaで列車に乗ることはできません。JR東日本の東北地区ではえきねっとアプリでQRコード乗車券が購入できるので、今回はそちらを事前に買っておきました。

(続きます)

長野地域におけるJR東日本ダイヤ改正(2025年3月改正)の影響

先日2025年3月に実施されるJR東日本のダイヤ改正に関する概要が発表となりました。かねてから予告されていたSuicaの導入意外についても色々と変更があるようでした。

篠ノ井線と大糸線の一部がSuica利用可能に

篠ノ井線については田沢から長野まで、大糸線については北松本から穂高までがSuica対応駅になるそうです。これにより大都市近郊区間もそれぞれ長野・穂高まで拡張されるそうです。あわせて両線とも駅ナンバリングが導入されるということです。

これに関連してワンマン列車の場合も全ての駅で全ドアが開くようになるそうなので、利用者としては乗車券の購入以外の部分でもメリットが多そうです。

北信地域について言えば2025年3月1日にバスICカードの”KURURU”がSuica互換カードになるため、2025年3月からは交通系ICカードの利用場面が増えることになります。

JR東日本エリアの在来線特急にチケットレス特急券導入

長野エリアで今までチケットレス特急券で乗車できなかった特急信州と特急しなの(長野-塩尻間)について、指定席券がチケットレス特急券として購入できるようになるそうです。

これにより篠ノ井線特急回数券は販売終了となるそうです。その代替としてなのか、チケットレス特急券には15%引きと40%引きの”トク割”という割引プランが設定されるとのことです。

現状の篠ノ井線特急回数券では長野-塩尻間で自由席が1回720円という価格なので、指定席になるとは言え最低1,030円からになってしまうのは少々痛く感じます。ただ、自由席の通常料金は1,200円で割引率自体は40%で変化無しとなっています。

篠ノ井線特急回数券は有効期間が短く、私のようにレジャー目的での利用が多いと使い切るのが大変なことも多いので、多少高くてもスポットで買えるのはメリットになりそうな感じもします。あとは実際トク割がどのくらいの座席数販売されるのか次第になるかと思います。

長野電鉄 市役所前駅

長野電鉄の市役所前駅を改札外から見てみました。市役所前駅は長野駅の次の駅で、長野駅からの距離も500m少々と、すぐお隣の駅です。駅から長野市役所までは300mほど離れています。

駅を利用する場合は通りを横断できる地下道の途中からアクセスします。長野市街地には大通りを地下で横断できる場所がたくさんあります。

ちょっと怖い雰囲気の地下道を降りていきます。

こんな風に横断地下道が延びていて、写真奥に小さく見えるのが市役所前駅の改札口です。

こちらが改札口です。首都圏のちょっと前の地下鉄駅のような雰囲気が何だか懐かしく感じます。

昔の駅にはよくあった伝言板もあります。

案内のサインも黒地に黄色の懐かしさを感じる物です。

長野電鉄の地下区間は長野・市役所前・権堂・善光寺下の4駅ですが、いずれも独特の雰囲気があって、鉄道や交通が好きな方なら楽しめるのではないかと思います。隠れた長野の観光スポットとしてオススメしたいです。

1998年の長野五輪を誘致していたときに使用されていたと思われるステッカーも残っていました。

長野電鉄サイクルトレイン(2024年度版)を利用

2023年の10月に実証実験として実施されていた長野電鉄のサイクルトレインを利用しました。2024年になり、サイクルトレインが正式に運用開始となったため利用してみました。

予約の仕組み

実証実験時と大きく異なるのは予約の方法です。実証実験時には専用のアプリから予約をする方式でしたが、2024年度版では長野電鉄のWebサイトから予約する方式になっています。長野電鉄の特急列車などを予約する方法と同様です。

Webサイトのアカウントも共通なので、既に長野電鉄Webサイトのアカウントを持っている方であれば簡単に予約ができます。もちろんアカウントなしでも予約可能です。支払いはクレジットカードで行います。

予約が完了するとPDF形式の乗車証がダウンロードできるので、これをスマートフォン等で表示するか、または紙に印刷して提示すると乗車できるという仕組みになっています。

注意が必要なのは予約の受付期間です。実証実験時には当日発車寸前まで予約が可能でしたが、2024年度版の予約は前日24時までとなっています。当日での予約も一応可能ですが、その場合は長野電鉄の問い合わせ窓口に電話して予約することになります。

実際の乗車

今回は長野駅から信州中野駅まで乗車してみることにしました。長野電鉄の長野駅は地下にありますが、地上からエレベーターやスロープつきの階段で駅にアクセスできるのでこの点は心配要りません。

早朝の長野駅です。

長野駅での改札ではスマートフォンで乗車証を提示しました。帰りの切符は予約済みかを確認されましたが、帰りは自走するので大丈夫と伝えました。長野駅の場合改札からプラットホームまでも1階分くらいの高低差がありますが、エレベーターがあるのでこれを使います。エレベーターでは対角線上に車体を置き、ハンドルを大きめに切ればそのまま乗せられます。

長野電鉄8500系のT2編成でした。サイクルトレインの場合は先頭車両または2両目の車椅子用スペースを利用することになるので、先頭車両に乗りました。

信州中野方面の始発列車(6:15発)だったのであまり人は乗っていませんでした。ロングシートに座らせてもらい、乗車中は自転車を進行方向に向けて手で支えるという方法で約45分乗車しました。45分乗っていると結構自転車を支えるのが重労働に感じました。

というわけで無事に信州中野駅に到着しました。信州中野駅でも改札で乗車証を提示しました。駅係員の方は「へえ~こんな感じなんですね~、信州中野で降りられる方があまりいないみたいで…(笑)」と仰っていました。サイクルトレインを利用される方は湯田中まで乗車する場合が多いのかもしれません。

その後親切にエレベーターの場所などもご案内いただき、和やかな感じで降車時の改札を終えて出発となりました。

利用してみて

実証実験時と予約のシステムが変わっていますが、特急列車等も含めて一貫したシステムでの取り扱いになっているので分かりやすくなっていると思います。予約や決済に至るまでのユーザー体験も便利でなかなか良かったと思います。

輪行袋を使う輪行に対して、サイクルトレインは何と言っても荷物が少なくて済むのがとても楽です。通常の輪行の場合、装備にもよりますが輪行袋とスプロケットカバー、エンド金具等で1リットル弱ほどの収納容積が必要です。そうなってくるとサドルバッグも大きい物にならざるを得ず、必然的に荷物がどんどん増えていきます。

一方でサイクルトレインの場合は通常のサイクリング時と同様か、万全を期す場合でもクリートカバーがあればまず問題ないというところなのでほとんど荷物は増えません。これは非常に大きいアドバンテージなのではないかと思います。

前日までの予約となったので帰路の利用は少々難しくなった感はありますが、行きに使う分には非常に便利だと思いました。またお世話になることもあろうかと思います。

善光寺白馬電鉄 山王駅跡地-茂菅駅方面を訪問

善光寺白馬電鉄の山王駅跡地から更に戸隠方面の線路の痕跡をたどってみました。廃線跡ということにはなりますが、歩いてみても鉄道の痕跡のような物は認められませんでした。

長野市の中心市街地は思ったよりも道が入り組んでいるのですが、善光寺白馬電鉄の線路跡は割と長い直線区間が残っています。

こちらは長野県庁の裏手付近の区間です。言われてみれば線路跡のような緩やかなカーブを描いています。

途中に農業用水の紹介看板がありました。この用水路を線路はまたいでいたはずですが、橋の痕跡のような物はなさそうでした。

現在の道路はこんな感じで用水路をまたいでいます。

線路跡の道路は通称”妻科白岩通り”という名前がついています。

地域の名所を紹介する看板が途中にありました。善光寺白馬電鉄の橋台跡について紹介されています。

特急しなのの空いている指定席を調べる

篠ノ井線特急回数券の特殊な効力

よく北信と中南信方面を移動するときに使っている篠ノ井線特急回数券という企画乗車券があります。その名の通り回数券のシステムを採用した特急券なのですが、変わった効力として”普通車指定席の空席が利用できる”というものがあります。

ちょうどJRの座席指定のない特急券のような感じで、指定席の空席が利用できるが、その席を予約している人が来た場合は移動するというシステムになっています。

もし自分が座っている席に後から人が来たら結構気まずい感じになりそうなので、空いている指定席を確認したくなります。JR東海は在来線のきっぷをインターネットで予約するサービスをやっていないので無理なのかと思いましたが、意外にもJR西日本のe5489で確認ができることが分かりました。

e5489を使った空席確認方法

e5489でまず駅名入力から列車を検索します。長野から松本などと条件を指定します。続いて乗車日時を指定すると特急しなのが提案されるので、指定席を選択して予約画面に進みます。

そのまま画面を進んでいくとシートマップで席を選べるので、この情報を参考に空いている席を探せばOKというわけです。

もっとも、空いている席はあくまでその画面を表示したタイミングで予約がないというだけなので、今後予約が入る可能性もあります。ただ、例に挙げた長野-松本間であれば多くの列車は長野-篠ノ井-松本の順に停車するので、篠ノ井駅を出たところで確認しておけば松本までは確実に空いている席を見つけられます。

この方法を使うと指定席の埋まり具合で自由席の混雑予想などもざっくり行えるので便利です。

えきねっとの例

ちなみにJR東日本のえきねっとでも同じようなことができないか試してみましたが、えきねっとの場合特急しなのについては席が窓側か通路側かの2択、車両内の位置が両端付近か中央不均化の2択でそれぞれ選ぶ形式となっており、シートマップで具体的にどの席が空いているかを調べることはできませんでした。

善光寺白馬電鉄 南長野駅跡地-山王駅跡地を訪問

以前善光寺白馬電鉄の山王駅跡地に立ち寄りましたが、始発駅であった南長野駅までの区間の痕跡がたどれないか、散歩がてら訪問してみました。

まず山王駅の南側です。善光寺白馬電鉄の線路跡は長野市の中心市街地ということもあって、道路という形でも痕跡が残っていないことが多いです。

これが上の地図のマーカー北側(山王駅方)です。
こちらは上の地図のマーカー南側(南長野駅方)です。

線路跡と言われてもちょっとピンとこない感じになっています。まっすぐ線路跡は追えないので左右の道に適宜スイッチしながら長野駅方面に南下していきます。

国道19号と交差した直後です。長い直線なのでちょっと線路跡のような雰囲気は感じられます。写真奥側で線路は大きく左方向にカーブし、終点の南長野駅に向かっていたようです。

左カーブの途中です。間もなく駅のあったと思われる場所に到着します。

南長野駅があったと思われる場所の周辺です。残念ながらモニュメント的なものも何もないので、当時のことをうかがい知ることはできません。しかしながら、右手の建物は今でも善光寺白馬電鉄の本社社屋として使われています。また、並んですや亀の味噌蔵が立地しています。

ヒントらしいヒントもなく廃線跡を探訪するのはなかなか面白かったですが、もう少し痕跡が見つけられると良かったかなと思います。山王駅の北側区間も機会があったら探訪してみたいと思っています。

四種踏切にある謎の装置

以前統計情報を見て驚きましたが、長野県は全都道府県中2番目に四種踏切(警報器もしゃ断機もない踏切)が多いのだそうです。

必然的にそういった踏切を通ることが良くあるのですが、時々変わった装置が設置されている踏切があります。

この装置です。支柱の上にスピーカーとドーム状のセンサーのようなものがついています。最初監視カメラなのかと思いましたが、どうやらドーム状の部分がモーションセンサーで、センサーで人を感知するとスピーカーから「踏切です。注意して渡りましょう」といったメッセージが流れる装置でした。

”YOTSUGI”というメーカー名らしきものが書かれていますが、この商品を取り扱っているヨツギという会社は見つけられませんでした。

気になったのでこの装置の見た目で画像検索をしてみたところ、どうも複数の方が”しゃべっ太郎”という名前で紹介をしているので、”YOTSUGIのしゃべっ太郎”というところまでは間違いなさそうに感じます。

業務用の機械ではありますが、ネットに情報がほとんどないというのが珍しく感じる不思議な装置です。

長野電鉄の古い架線柱

長野電鉄の都住駅-桜沢駅間にある4種踏切の写真を撮りました。この踏切は前後が大きめのカーブになっていて、電車を見学するにはなかなか良い場所です。

踏切の名前を記録してくるのを忘れてしまいました。

上の写真は桜沢駅方面です。

写真を撮っていると架線柱にタグのようなものがついていることに気がつきました。

これです。”河東線 小六三 大14.12″と読めます。

以前存在した河東線の名前が入っていますが、河東線は信州中野-木島までだったのではないかと不思議に感じました。帰宅してから調べてみたところ、長野電鉄は当初屋代-信州中野間で運転されており、そちらが河東線、その後開業した権堂-須坂間が長野線とされていたそうです。

全線電化したのは大正15年の初頭ということなので、設置年月が大正14年12月というのも納得です。

全部の架線柱がそうではないらしいのですが、この場所のように長野電鉄では開業当時の設備が現役で稼働しているのをよく見かけます。創業者の神津氏は非常に倹約家だったと本で読みましたが、その一方で先行投資は大胆に行う側面があり、当時としては珍しかった鉄製の架線柱も「長く使えて結果経済的」との判断で導入されたものだそうです。実際100年近く使えているので素晴らしい先見の明だと思います。

長野-高崎間を在来線のみで移動する

高崎に行く用事があったのですが、時間的にだいぶ余裕があったので長野から高崎まで新幹線を使わずに移動してみました。

長野から高崎までは元々信越本線で1本でしたが、北陸新幹線の開業に伴い横川-軽井沢間が廃止となり、あわせて篠ノ井-軽井沢間は第三セクターのしなの鉄道に移管されました。

鉄道の廃止された横川-軽井沢間については代替交通手段として路線バスが出ているので、これを使うと信越本線→しなの鉄道→路線バス→信越本線という組み合わせで高崎まで移動することができます。

長野-軽井沢

長野-軽井沢間は信越本線としなの鉄道で移動します。JRと第三セクターの路線が分かれているのですが、運行は一体になっているので軽井沢・小諸方面に向かう列車に乗ればOKです。長野から軽井沢まで直通する列車もそれなりに設定されています。

長野駅の在来線改札口です。

長野から上田までは平日・休日問わず輸送密度がかなり高い区間ですが、上田以東は比較的閑散とした雰囲気になります。道中では各駅で国鉄時代からの鉄道設備が色々と確認でき、興味深いです。

私が乗ったときには車両が115系でしたが、115系にはトイレ設備がないので少々注意が必要です。長野から軽井沢まで通して乗る場合は1時間半前後の旅になるので、お手洗いは事前に済ませておいた方が良いと思います。

人気の115系ですがお手洗いはありません。

軽井沢駅

しなの鉄道の軽井沢駅は旧駅舎が復元されており、レトロな雰囲気の改札や待合室があります。また、構内や周辺には碓氷峠で使用されていた電気機関車EF63の保存車をはじめとした鉄道関連の展示物が数多くあります。駅設備そのものも含めると駅だけでも結構な見応えのある場所です。

軽井沢-横川

軽井沢からはJRバス関東の路線バスに乗り換えます。路線バスという表現をしていますがバス自体は横川駅への直行便で、途中の停留所はありません。

事前におつりのないように運賃を準備しておくとスムーズです。

バスは高速バス用の車両が使われています。運賃は520円で、現金前払いとなっています。

ダイヤは軽井沢駅・横川駅それぞれで鉄道と連絡ができるように組まれているので、乗り継ぎで長時間待たされるようなことはないようです。

乗車時間は40分弱と言ったところで、国道18号の碓氷バイパスを通るルートで横川駅に向かいます。碓氷バイパスを通る場合でも横川方面へは片勾配の峠なので、頂上を過ぎてからは長時間の下りが延々続きます。しかしドライバーの方はさすがの技術で、危なげなく下りの峠道を下っていきます。

バスは横川駅すぐ横の駐車場に到着します。

横川-高崎

横川から高崎までは改めて信越本線での移動になります。横川駅は今でもかなり大規模な駅設備を有していて、駅自体がかなり興味深いスポットです。バスとの乗り継ぎが良かったので残念ながら納得いくまで探検とはいきませんでしたが、改めて見に来てみたい駅だと感じました。

設備はかなり撤去されているそうですが、それでも大規模な駅に感じました。

到着

こうして無事に高崎に到着しました。時間はおおよそ3時間程度かかり、運賃は全体で2,696円となりました。新幹線を利用する経路に比べると大ざっぱには2時間程度多くかかり、2,000円程度運賃が安いということになります。

節約目的で選択するには時間のロスが大きい気がするので、あくまでも旅行や公共交通機関に関心のある人向けの経路という感じではありますが、路線バスも含めて一定の便数が確保されているので実用的なルートであることは確認できました。