先日サイクルトレインでえちごトキめき鉄道の新井駅を利用した際、待ち時間があったので駅周辺を見てまわりました。

新井駅は駅の北側に株式会社ダイセルの工場があり、かつては信越本線から専用線がつながっていたということです。そのため新井駅では2000年代まで貨物の取り扱いがあったそうです。駅近隣に工場があるというロケーションは1つ隣の二本木駅にも似ています。

[国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスを基にheboDJ.netが作成]
1974年の空中写真を見てみると、確かに駅の南西側に貨物用の側線と思われる線路が見て取れます。

現在この場所は線路が撤去されて舗装され、自転車置き場になっています。遠くに見える架線柱を見ると、写真の場所まで線路があったことがなんとなく想像できます。

バラストが残っているところもあり、昔は線路があったことをしのばせます。

自転車置き場からホームも間近に観察することができます。パッと見では3段階にわたってかさ上げがされたように見えます。

駅の北側で線路が水路をまたいでいるのですが、よく見ると橋がレンガ積みのものでした。特に何も注意書きなどはされていませんでしたが、貴重なものなのではないかと思います。
駅後トキめき鉄道の各駅は信越本線の歴史が感じられる駅が多く、興味を引きます。サイクルトレインの有用性も確認できたので他の駅も訪れてみたいものです。