」タグアーカイブ

北しなの線牟礼駅

ウォーキングの時に北しなの線の牟礼駅から電車に乗りました。牟礼駅には鉄道関連の面白い設備がいくつかあります。

牟礼駅です。
旧信越本線の駅らしくホーム有効長が長い駅です。

ホーム先端の方には今はもう使っていないと思われる14両の停止位置目標などもあります。

ホーム間を結ぶ跨線橋には”長野東京方面”の表示が今も残っています。

階段の蛍光ステッカーはJR東日本時代のものです。

色々ある中で特に興味深いのが跨線橋の支柱です。

鉄道作業局 新橋工場製造 明治三十三年 と書いてあるように読めます。明治33年と言えば1900年なので、この柱は製作されてから120年以上経っていることになります。なかなかこの古さで現役の跨線橋は少ないのではないかと思います。

しなの鉄道の駅は要所に信越本線時代の面影が感じられて興味を引きますが、牟礼駅は中でも貴重と思われる鉄道遺産が現存する駅でした。

千曲駅

しなの鉄道の千曲駅です。

自治体名の千曲市と同じ名前の駅ではありますが、千曲市の中心部に近いのは1駅長野方面寄りの屋代駅の方です。千曲駅は住宅地の中の駅という感じで、比較的閑散としています。

開業は意外に最近の2009年で、しなの鉄道発足以降に開業した駅になります。

駅舎は木のデザインが特徴的な立派なものです。信濃国分寺駅などにも似た雰囲気を感じます。

駅前のロータリーです。
長野県内ではまだ珍しいシェアサイクルが置いてありました。

信濃川田駅

2012年に廃線になった長野電鉄屋代線の信濃川田駅を訪問しました。

バス停としては現在も使われているためか、駅舎はそのまま残っています。
駅の看板もそのままになっています。

”長野電鉄百年探訪”の駅図鑑によれば信濃川田駅の駅舎は開業当時(1922年)のものだそうです。ちょうど100年前の建物ということになります。

駅の周辺には線路跡や踏切なども残っており、屋代線の遺構の中では現役当時の様子をよく残している駅だと思います。

明科駅

国道19号も通行しやすくなったところで篠ノ井線の明科駅を訪問しました。

明科駅は乗換駅というわけではないものの、特急しなのの一部が停車する重要度の高い駅です。最近駅の北側にスーパーマーケット(デリシアあかしな店)がオープンしたほか、写真の通り駅自体も工事中です。

駅舎が建て替えになるほか新たに駅前広場も整備されるということで、最近明科駅周辺は色々な話題があります。工事は2022年度中に完成する予定だそうです。

都住駅

長野電鉄の都住(つすみ)駅を訪問しました。

住宅地の中の静かな無人駅といった感じです。

長野から湯田中に向かう長野電鉄は長野を出て須坂-小布施と住宅地の中を走りますが、この都住駅から信州中野駅までは田畑の中を抜けていきます。

駅に隣接している踏切がちょっと変わったタイプでした。

遮断機が最近よく見るカウンターウエイトのないタイプのものだったのですが、片側は写真のように丸みのあるデザインのものでした。長方形タイプのものはよく見かけますが、この丸いタイプはあまり見た記憶がありません。片側だけなので何か実験的に設置されたものなのかもしれません。

屋代駅(長野電鉄側)

しなの鉄道の屋代駅に立ち寄りました。かつては長野電鉄屋代線の始発駅でもありましたが、現在長野電鉄側は遺構を残すのみとなっています。

長野電鉄の駅はプラットホームと看板の台座部分が残っています。
長野電鉄の線路は撤去されていますが、線路があった痕跡は何となく認められます。
長野寄りの長福寺踏切です。警報器のみの3種踏切です。

駅としては現役なのもあって、旧屋代線の痕跡も比較的確認しやすく感じました。かつては信越本線と屋代線を直通する急行列車の設定もあったということで、この辺りの歴史的な経緯も非常に興味深いと思います。

西上田駅南口公衆トイレ

国道18号で長野市方面から上田市方面に向かう際に、上田市の中心市街地は混雑するので回避したいところです。千曲川沿いを走行すると割とスムーズに通過できます。

国道18号から千曲川沿いに移動する途中にしなの鉄道の西上田駅があり、お手洗いがあるので便利です。

男女別
小便器2
個室和式1
多目的

お手洗いがあるだけなので休憩スポットとしては少々不足ですが、千曲川の右岸側には気軽に立ち寄れる公衆トイレが少ないので貴重な存在です。

滋野駅

しなの鉄道の滋野駅に立ち寄りました。滋野駅は東御市内にあり、東京方面の隣の駅は小諸、長野方面の隣の駅は田中となっています。

ほとんどのしなの鉄道の駅は国道18号沿いなのでアクセスが容易なのですが、この滋野駅は国道からも旧北国街道からもちょっと離れています。

特徴的なのは駅舎の中にタクシー会社の事務所がそのまま入っていることです。駅の事務についてもこちらで担当している様子でした。

長野方に駐輪場があり、駐輪場から線路の様子がよく見えます。

長野方面の見通しはかなり良い感じだと思います。

きれいなお手洗いも駅前にあります。アクセスが微妙に良くないのでルートに組み込むのはちょっと難しいですが、こういうお手洗いは穴場的に常に空いている可能性が高いので、選択肢として持っておいたに越したことはありません。

男女別
小便器2
個室洋式1
多目的
個室は男女兼用になっているタイプです。

上田駅(温泉口)

長野県の主要駅は出口によって風景がかなり違う駅が多いように感じます。長野駅の場合西側の善光寺口はいわゆる繁華街という感じですが、東側の出口はオフィスなどが中心です。松本駅も似たような感じで、東側のお城口は松本城を始め文化施設や商業施設が集中しているのに対し、西側のアルプス口は住宅地になっています。

上田駅も似たような感じで、北側のお城口は繁華街や市役所、上田城があります。南側の温泉口から出たことはなかったので、立ち寄ってみました。

こちらが温泉口の階段です。
入口はこんな感じになっています。

温泉口という名前ですが、駅前に温泉地があるわけではありません。温泉というのは恐らく別所温泉のことを指しているのだと思います。

別所温泉までは距離にして10kmほどありますが、別所線なら約30分、バスなら約40分といったところです。

温泉口には商業施設はありませんが、駅前ロータリーに面して東急REIホテルがあります。こちらのホテルは別所線と同じ上田交通グループの経営だということです。

お城口の賑わいと対照的に静かな感じの温泉口ですが、スペースに余裕があってかなり機能的な印象を受けました。

池田鉄道 信濃池田駅跡

松本市の北にある池田町を訪問してみました。ここには昔池田鉄道という鉄道路線があり、生糸の輸送で活躍したそうです。

今でも一部の遺構は道路から確認することができます。

大分いたんでしまっていますが、史跡の案内看板があります。

こちらは信濃池田駅跡とのことです。建物の土台のようにも見えますが、プラットフォームが端から端まで残っていることが分かります。

戦前にはもう廃線になってしまった路線だそうですが、調べてみると他にも駅の跡が見られる場所があるらしいです。追って見に行ってみたいところです。