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DeckadanceとDrumaxxで遊ぼう(改)

以前のエントリの時点で書いた人が勘違いしていたのか仕様が変わったのかは不明ですが、いろいろと違ったので改訂版のエントリです。

Deckadance1.80とDrumaxx1.2.1で動作確認をしています。

古い方のエントリも参考程度にご覧下さい。

流れている曲と同期を取るのが最大のポイントですが、”Drumaxxを呼び出した時にセレクトされているデッキのBPM”に同期をするようです。
下の画像だとデッキAに同期するということですね。

注意しなくてはいけないのが、Drumaxx呼出し中にデッキアサインを変えてもBPMが同期してくれないことです。
Drumaxxを呼び出す前に、どっちのデッキに同期したいのかは決めておかなくてはいけないということですね。

Drumaxxを一旦×ボタンで消せばデッキを変更しても大丈夫です。

同期はPC内蔵の曲はもちろんタイムコードコントロールのBPMにも可能なので使い勝手は良いです。

以前のエントリだと外部ミキサーにVSTiの音が出せないという記述がありましたがそこも問題ありません。

DrumaxxにはMIDIのノート情報でパターンをトリガーする機能があるので、鍵盤やパッドでパターンをどんどん出していくとライブ感があって面白そうです。
Drumaxx自体ドラム音源ですが、変な音もたくさん作れるのがいいところですね。

タイムコードコントロールでBPMが安定しない時

DeckadanceのタイムコードコントロールのセッティングはTorqのコントロールバイナルでしているのですが、どうも1.80から妙にBPMがふらふらするようになった感じがします。

この場合コントロールバイナルを45回転で回すとがっちり安定します。

その分再生できる時間が短くなってしまいますがそれほど問題にはならないでしょう。

ソングマネージャの使用感

1.8に搭載されたソングマネージャですが、もうちょっと触ってみました。

・検索は恐ろしく速い
→Sqliteが軽量ということもあってか検索はとても速いです。感覚としては検索ワードを入れたそばからもう結果が表示されるレベルです。

・実は単体でも起動できる
→Deckadanceと同じフォルダにSongManager.exeが存在しているので、それを叩くとソングマネージャだけでも起動ができます。

・漢字は表示できないがひらがなカタカナは可
→Deckadance本体のブラウザは漢字も表示できるのにちょっと惜しいですね。ただし、表示はされませんが検索窓に入力することはできるようです。ちゃんと検索してくれます。

従来iTunesの機能でプレイリストをインポートできたりしましたが、Deckadanceだけで曲の管理ができるようになったのは大きいですね。

DeckadanceをVSTiとして使う(2)

今回はVSTiとして呼び出したDeckadanceでMIDIコントローラを使う方法です。
使う方法などと書きましたがそんなに難しくはありません。

というのも、普通にVSTiとしてDeckadanceを呼び出した上でSETUPを押すとスタンドアロン起動時同様にオプション画面に入れます。

注意する点がひとつあります。ホストしているDAWで同じMIDIコントローラをアクティブにしているとうまく動作してくれません。
DAW側のMIDIデバイス設定に気をつけて下さい。

図の例ではDeckadance側でオンになっていたEDIROL PCR 1がオフになっています。
EDIROL PCR 2がオンになっていますが、ドライバ上で別デバイスとして認識されているものはオンになっていても問題ありません。

この例だと、同じキーボードがDeckadance窓を開いているときはDeckadanceのコントロールに使え、
Deckadanceを最小化している時は別のVSTiの操作に使えます。

いろいろ使い出がありそうですね。

DeckadanceをVSTiとして使う(1)

Deckadanceの隠されたメリット、VSTi動作を解説します。
VSTi動作ができるのはさすがFLを作ってるメーカーのDJソフトって感じですね。

例としてまずはFL Studio内にDeckadanceを呼び出してみます。

とりあえず普通にVSTiとしてDeckdanceを呼び出すと…

こんな感じでいつもの画面が出てきて普通に使えます。
デフォルトではVSTiの出力チャンネルにDeckadanceのマスター出力が送られます。
画像で言うInsert1ですね。

というわけでなんとなく呼び出すだけでいきなり使えてしまうので非常に簡単です。
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DeckadanceとDrumaxxで遊ぼう

表題の通りImage-Lineコンビによる合わせ技を実験します。

よくレコードにはループトラックが切られた盤が存在します。(例えば、Jeff MillsのCycle30など)

レコードに刻む溝を中心に向かう渦巻きでなく、閉じた円にすることで無限にループするトラックを盤に保存することができるわけですね。レコードの特性を利用した面白い手法です。

このループトラックは普通に曲としてミックスに使う他、既存の曲にもう一味足したいときにも使います。

今回はDeckadanceにDrumaxxを追加することで似たようなことをしてみます。
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MIDIコントローラで曲を選択(したい)

友達がTraktor用のコントローラを買ったんだそうで、聞いてみるとやはりソフトに合わせて設計してあるのでなかなか高機能なようです。

特にコントローラで曲のブラウジングができるところが便利そうだったのでDeckadanceで同じことができないか探してみました。

結論から言うと「あったといえばあった」という感じです。
MIDIファンクションの”MISC”の部分にこういう項目がありました。

一応ブラウザ上での曲選択と、各デッキへ飛ばす処理が用意されているようです。
ただ残念なことにフォルダ間の移動に関連する操作がないので、全てMIDIコントローラでブラウジングを済まそうとすると、曲を1つのフォルダに固めて置いておかなくてはいけません。これはちょっと現実的でないかも。

やっぱり今のところはDJをする場所の近くにノートPCを置いておくのがベストっぽいですね。

Deckadanceで録音(外部のミキサーを使う場合)

以前Deckadanceで録音をする方法をエントリにしましたが、
あの方法はDeckadance内部でミックス作業が完結する場合に有効な手段でした。

タイムコードコントロールをしているなどで、
信号を外部のミキサーに送っている場合は別途ミキサーのマスターアウトを何らかの手段で録音しなくてはなりません。

とはいえ、ほとんどの人はPCに信号を戻して録音することになるでしょう。
この場合は既存のオーディオインターフェイスにあと2in分の入力が残っているか、
またDeckadanceと録音用ソフトを一緒に動かしても処理に問題はないかがポイントになります。

入力チャンネルの数については、Audio8 DJくらいにチャンネル数が多い機材があると一発で解決です。
もしない場合は、USBオーディオインターフェイスを複数ぶら下げてしまうのも手です。

試しにAudio8 DJとRolandのUA-3FXを共存させてみました。
(Deckadanceへの入出力はAudio8、最終的な信号の録音のみUA-3FXという構成)
これで録音しても特に問題なかったので、既に4in4outの機材を持っている場合は
更に2in2outの機材を買い増しするというのも手だと思います。

録音用ソフトはわしの場合FL Studioを別途同時に動かしていますが、問題なく使えています。
Deckadanceもそう重いソフトではないのでよほど古いPCでなければこの手が使えると思います。
他にもフリーで長尺の録音に対応したソフトは結構あるので、気合の入ったDAWでなくても問題ありません。
SoundEngine Freeあたりが使いやすいと思います。

DeckadanceでVSTiを使う(2)

昨日のエントリに続き、実際の操作を追っていきます。
フリーのVSTiを入手し、Deckadance上で鳴らしてみましょう。

まずは、VSTiを入手します。
今回はオーソドックスにピアノにしましょう。
4Front Pianoという優秀なVSTiがあるのでこれを使います。
パラメータ設定がないVSTiなので考える必要がなく便利です。

ダウンロードしたファイルを解凍すると”4Front Piano.dll”というdllファイルが出てくるので、これを適当な場所に置きます。
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DeckadanceでVSTiを使う(1)

Deckadanceのちょいと高度な使い方のご紹介です。
いわゆるソフトシンセを内部に呼び出してDJにもう一味加える方法です。

DeckadanceはさすがFL StudioのImage-Line社が開発しているだけあって、DJソフトながらDTMっぽい機能を有しています。
今回はソフトシンセを利用して外部の音をミックスに加えてみます。
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