せっかく音飛び関連のエントリを書いたのでレイテンシの測定方法についても書いてみようと思います。
うちの場合はオーディオインターフェイスがNative InstrumentsのAudio 8 DJなので、付属ソフトに測定用ツールがついています。
“Native Instruments Audio 8 DJ Contorol Panel”というのがそれです。
起動するとこんな感じです。
バッファの設定のほか、レイテンシ測定とドロップアウト検知ができます。付属品ながら(付属品だけに?)高性能です。
この他にフリーソフトで”DPC Latency Checker”というソフトもあります。
DPC Latency Checker
[Thesycon.de]
こちらはダウンロードしたdpclat.exeという実行ファイルを実行するだけの簡単なソフトです。
動作も右端のスタートボタンを押すと測定開始、ストップボタンで停止とわかりやすいです。
視覚的にレイテンシがわかるので便利ですが、”Windows8環境で実行すると正しい値を示さない”という弱点があります。
うちのシステムで動かしてみた図がこれです。
1000マイクロ秒くらいの値が常に出ています。NIのコントロールパネルでは高くても160マイクロ秒くらいだったのでちょっとおかしいですね。
Windows7環境で測定してみるとこんな感じです。
こちらの値は妥当と言えそうです。
Windows8ユーザにはお勧めできないですが、Win7ユーザならレイテンシの調整に便利なツールだと思います。